おっさんずラブが好き!

ドラマ「おっさんずラブ」の細かすぎるレビューブログ。OLの深い沼にハマって当分正気に戻れません。ほぼおっさんずラブの話題しかないかもしれない。ネタはバレまくりなのでご注意を。

おっさんずラブ大辞典

【あ行】

 

オー・エル[OL] ①(和製語)主に会社に勤務する女性。オフィス・レディの略語。

        ②2018年4月からテレビ朝日で放映されたドラマ「おっさんずラブ

         の略称。

        ③OL民:②のドラマの熱心なファンが自分達を総称して表す言葉。



 ドラマ「おっさんずラブ」がもたらした変化は数知れない。

 その中でも最も顕著なのが「OL」という略称だ。

 3か月前まで、「OL」には①の意味しかなかった。ところが今や、ツイッターやインスタグラムをメインとするSNSで「OL」と言えば「おっさんずラブ」のことを指すことが多くなってしまった。

 「おっさんずラブ」の2番目の音が「っ」と撥音で、「ロンバケ」や「逃げ恥」みたいな略称にしづらかったせいもある。

 という事情なので、来年か再来年あたり、辞典のあ行の項目が上記のように若干変わっているかもしれません。



 さて、「おっさんずラブ」が「コンフィデンスアワード・ドラマ賞」の作品賞と助演男優賞を受賞とのこと、

 

おめでとうございます!!!



 表現の世界はスポーツと違って「1番、2番」と順番をつけにくい部分が大きいので、賞をもらえばいいというものではないんだけど、やはりある一定以上の人たちに評価された証ともなる。

 精魂込めてこのドラマを世に生み出してくれたチームの皆さんに、我々視聴者からもプレゼントを渡す一助となれたような気がして嬉しい。

 この賞の作品賞、遡ってみると、「民王」、「下町ロケット」、「重版出来」、「逃げるは恥だが役に立つ」、「カルテット」、「アンナチュラル」と私も知っていて世間の評価も高い作品がずらりと並んでいる。

 今期は他にも高評価のドラマがあったから、「おっさんずラブ」が作品賞を取ったことはファンとしてもしみじみ嬉しいですね。



 そして、「おっさんずラブ」に欠かせないインパクトのある"ヒロイン”を演じた吉田鋼太郎が「助演男優賞」。

 いやもうなんつっても部長でしょう。「ドラマのヒロイン」の概念はおっさんずラブチームが完全に塗り替えてしまった感がある。

 ヒゲが生えててあと数年で還暦のおっさん、なのにド直球かつキュートに主人公春田に愛を告白する「ヒロイン」。

 鋼太郎さんじゃなければ、ヒロイン役は務まらなかった。



 春田と牧と黒澤部長、誰が欠けてもこのドラマは成り立たないけど、分けても部長の役は難しかったと思うんだよね。

 見る人にちょっとでも「やりすぎ」と感じさせてしまったら、「キモイ…」と引かれてしまう。と言って、春田に迫る熱量を手加減してしまうと、嘘くさくなる。

 この役の匙加減がどれだけ難しいかは、他にごまんとあるBLの映像作品を見てもらえれば分かると思う。この分野、失敗例は枚挙に暇がないから。(おっさんずラブはBLじゃないけどね)

 蜷川幸雄の舞台俳優として名高い鋼太郎さん、最初に「ヒロイン」役でオファーが来たとき、一体どんな気持ちだったんだろう…とつい想像を巡らせてしまうけれども、ともかくも、受けてくれてよかったです!!



 吉田鋼太郎演じる黒澤部長について、語りたいことは多々あるけど、まだ自分の中で言葉が練れないのでまた今度。

 細かすぎるレビューを連ねるうちにぴったりな表現が見つかるかもしれない。

 結晶化したら語ることにしよう。



 ともかくもおめでとうございました。わんだほう!!

 この受賞が、続編制作へのはずみとなることを期待して。

 乾杯!!