おっさんずラブが好き!

ドラマ「おっさんずラブ」の細かすぎるレビューブログ。OLの深い沼にハマって当分正気に戻れません。ほぼおっさんずラブの話題しかないかもしれない。ネタはバレまくりなのでご注意を。

しゃべくり007×田中圭

 俳優沼にはハマってない、ハマっていないと言いつつ、月曜夜の「しゃべくり007」無事視聴。笑

 この、沼に落ちたばかりの「違うの! 作品が好きなんであって、俳優個人にはハマってないから!!」と抵抗したくなる気持ち、なんなんだろうな毎度?

 まあどうせそのうちずぶずぶになるんだろうな、とオチは自分でも分かってるのに、そして誰からもツッコまれてないのに、抵抗せずにはいられない。



 しゃべくり007の田中圭、面白かったです。というか、こんな可愛い人だったんだなあ、と改めて思った。

 しゃべくり、好きなんだけど、贔屓の人が出るときは、「見たい!」てなるときと、「大丈夫かな…」とヒヤヒヤしてしまうときと、二つに分かれる。田中圭くんは安心して見ていられた。

 冒頭のツッコミも、ふわっと上手にかわしてましたね。

「こっちも好きなんで」「好きでした」と、おっさんずラブのドラマ世界を壊さずにいてくれた。

 二話の副音声で遣都と話していた、「鋼太郎さんのエロイ触り方」をホリケンと再現してたのも、ファンから見て「それじゃなーい!」てならない感じになってたよ。

「こんなヤツいねえよ!」

てくりぃむ上田がツッコんでたけど、いやいや、多分鋼太郎さんはもっとアレだったと思うよ! 何しろ隙があればケイタナカ氏の乳首を触ろうと狙っていたらしいし。



 おっさんずラブの強力な業界ファン(?)の第一人者である横川良明さんが呟いていたけど、このしゃべくり見てたら、林遣都くんがこういうバラエティに出ない理由が分かったというか、「あ、遣都くんは出なくてもいいかな」と思った。

 作品世界と役を理解して「演じる」のと、それを外部の人に向けて「説明する」のとは、まったく違う能力が求められるからだ。

 で、得てして「演じる」表現者である役者さんは、「説明する」のには長けていなかったりするからだ。

 私も「書く」ことを表現方法として選んでいるので、なんとなく分かる気がするんだけど、作品世界を分かりやすく言語化するには、こっちの世界とあっちの世界を繋ぐための「翻訳」という作業が要る。

 役者さんでも、トークスキルが高い人もいるけど、そうでない人の方が多い印象がある。

 林遣都くんは、憑依型のよい役者さんだと思う。でも、役について外の人に説明するのはあまり得手ではない感じがする。

 だからこういう番組に出ないのかもね。



 例えば小説を書くという作業は、自分の中に深く潜って、普段見ないようにしている色んな感情を掘り起こして、生々しく浮き上がらせた挙句、それを言語化する…という過程が必要となる。はっきり言ってしんどい。これを日常的にやりながら、社会人としてそつなく仕事をこなすということは、私には難しい。

 「演じる」という表現も、それに通じるものがあるんじゃないかな、とかねがね思っていた。現実とは違う世界に没入して、自分とは別人である「役」に入り込んで生きていると、例えば雑誌の取材を受けて感じよく、しかも分かりやすく話すという仕事は、なかなかエネルギーを消耗するんではないかな、と。ちょっとヘタなこというと、すぐ炎上しかねない昨今でもあるし。

 両方やらなきゃいけないときもあるだろうけど、私はそういうわけで、役者さんにトークのスキルまで求めるのは酷だと思う方だ。

 だから、「あ、話すの嫌いじゃないっすよ」という人に番宣は任せて、「いやーああいうのはちょっと…」というタイプの役者さんは、変にバラエティに引っ張り出さなくていいと思う。



 今林遣都くんが世間の熱い要望にも関わらず表にほとんど出てこないけど、理由が以上に書いたようなことなら、仕方ない。我慢します。

 そのうち映像で会えるだろう。

 それまで待つ。



 引き換えケイタナカ氏は来た仕事を断らないね!笑 それはそれで好き! 

 次はMステか! 

 おっさんずラブのハードリピートもしなくちゃいけないし、こうやって田中圭の出る番組もチェックしなくちゃいけないし、ツイッターも覗かなくちゃいけないし、ああ忙しい。

 1日36時間くらい欲しい。マジで。