ナポリタン、私も好きで、休日ランチなんかによく作る。
炒めたケチャップって美味しいですよねー。いい具合に旨味が出て。
録画したやつを見て、シロさんがじゅうじゅう炒めてるシーンで自分も食べたくなって、作りました。
シロさんとはちょっと作り方が違います。
私のは、ニンニクは入れないし、ベーコンじゃなくてウインナーを使う。油は引かず、テフロンのフライパンに切った材料をぶっこんで火をつけるところからスタート。(隣のコンロでパスタを茹でる水を沸かし始めるとタイミングが合います)
フライパンを振るうち、ウインナーの脂が馴染んでくる。そこにちょっとだけ塩コショウをまぶして蓋をし、弱火にして数分放置。
野菜がやわらかくなったころにケチャップを投入。ぐつぐつ煮立ったら、パスタの煮汁を少し回しかけて、さらに煮詰める。煮詰めて酸味を飛ばすと、ケチャップの旨味が出るから。
タイミングを見計らって、茹でたパスタを加えてひと混ぜし、全体を絡ませて出来上がり。
ナポリタンって、大雑把に作っても大体美味しく仕上がるのが偉大な料理だ。
昭和の料理と埋もれてしまわず、復刻してくれて本当によかった。
友達の結婚披露宴で、参加していた独身女性からモテまくるシロさん。
どれだけ参加人数が多くとも、西島秀俊のルックスが混じっていれば、そらモテますわな、と納得。
にしても、ウンカのごとく群がるおば…もとい、お姉さま方のアプローチはさぞ鬱陶しかろうとお察しする。
この辺は性嗜好に関わらず、鬱陶しい人には鬱陶しいとしか感じられない事案であろう。
シロさん個人に好意を持ったというのならまだしも、「ルックスのいい独身男性」という「条件」で判断されてるだけだしね。
自分好みに作って食べるナポリタンは美味い。
でもシロさんにとっては、やいのやいの言い合いしながらも、ケンジと囲む食卓の方が大切なものになっていた、という第9話。
この回の後半で披露されるカブ葉ときのことツナのパスタ、美味しい美味しいと言いながら食べるケンジを見るシロさんの顔。
これね。これなんですよ。
普段ツンデレな人がふっとこぼす愛に溢れた笑み。
ケンちゃん……愛されてるネ!!
まあでも、その後、(あ、思い出した。忘れないうちに)とばかり、
「はい、コレ」
と指輪のケースを差し出すシロさん、マジデリカシーでしたけどね。
ウンカよけ対策とは言え、お揃いの指輪買うことをケンジに提案したのはGJ!だったけど、その後もさあ。
「お前、1人で行って好きなやつ買ってこい」
って、それはあかんと思うわ。
私自身はケンちゃんの1/10も乙女成分がないから、ドライなシロさん寄りだけど、3年もつきあってればケンちゃんの好みそうなことは分かるじゃん。
それにそういうお店の店員さんって、それはもう色んなタイプのカップルを見ているだろうから、別に心配することはないのでは…と思いながら見ていたら、案の定でしたね。
ともあれ、シロさんは結界の印を手に入れ、ケンちゃんは愛する人から指輪のプレゼントを受け取って、ハッピーな回でした。
私は原作コミックを実は4巻までしか持っていないので、この先の展開を知らないんだけど、今後ますます愛が深まりそうな予感。
そして、「結婚」という制度で守られているはずの店長より、なんの保障も後ろ盾もないからこそ関係の維持に努力が必要なケンジ&シロさんカップルの方が堅固な絆を築いている描写も、なかなか考えさせられました。
春田じゃないけど、
「愛って、なんなんでしょうね…」
ですわ。
マジな話。