見ましたー。
関西なので1週間遅れての視聴。
今頃他の地域では後編を放送してますねー。
関西では9月1日の放送…って、映画の公開始まっとるやないかーい!!とツッコみたくなるけど、関西は老舗ローカル番組がみっしり詰まっていて、しばしばこういうことが起きる。仕方ない。
放送してくれるだけでありがたやありがたや。
あ、で、何度も何度も繰り返し見ていて、各シーンの台詞やタイミングも暗記している人でも楽しめるのか?という疑問は解消されました。
結論:楽しめます!
なぜかと言うと、凝縮版だからして、一部BGMの使い方が違うんですよね。
背後に流れる音楽が違うと、こんなに印象が変わるんだ……と、新鮮な発見でした。
最初に(あれ?)と思ったのは、第三話の頭、春田が蝶子さんを一人暮らし用の物件に案内しているシーン。
記憶にあるのと何か雰囲気が違って、(あれ、違うテイク?)とすら思った。そんなわけないんだけど。
んー??と思いながら見ていて、その次、武川主任とマイマイが、春田が案内している客のことを
「あらっ、部長の奥さん!」
と気づいて、「1人暮らし用の部屋を探してる…」→「離婚!!」てなって大騒ぎ、というシーン。
ここも、(あれれー?)となって、本編の3話と見比べてみました。
音楽が違う。
だから、こんなにも印象が違っているのだ。
「おっさんずラブ」は、どの回も名場面だらけなんだけど、毎回絶妙なタイミングでテーマソングが流れて、面白さを2倍増し3倍増しにしている。
春田にパソコンを見られたことに気づいた武蔵がトイレで「見た?」と迫る場面、公園に呼び出して「好きでぇぇーーす!!」と劇的な告白をかまして月9ヒロインよろしく走り去る場面、酔っぱらった春田に「プレゼント―!!」とお客様マル秘情報を手渡された牧が嬉しさを噛みしめている場面、どれもこれも、バックの音楽がなかったら、まったく違ったテイストになってしまう。
ドラマには音楽がつきもので、もはやなしに語れないというか、「あって当たり前」くらいな感覚になっていたけど、こうして違ったバージョンを見てみて、改めて「めちゃめちゃ大事だな…」と気づかされた。
BGMのないドラマなんて、スパイスの入ってないカレーみたいなものだ。
だからこそ、「BGMがない」という演出も生きるんですね。
そう、クライマックスのあのシーン。音楽もない、台詞もないあの時間、視聴者はただただ2人の気持ちだけをいっぱいに受け取る。
その後の「……ただいま」「おかえり」からのー、Revival!! あー、書いてるだけで「うわーー!!」てなって涙が出てくる。
あーそう、第一話の肝というべき「巨根じゃダメですか?」の部分、全然違う音楽流れてましたね。あそこは、(尺の問題かな?)くらいに思ってたけど。
民の多くは、あの場面で違和感を覚えたに違いない。
さて、この直前スペシャルで初めてこのドラマを知って、「何これ面白いんだけど!!」となっている皆さん、
「え、じゃあ、ホントの音楽がつくとどうなるの?」
と思われたなら是非、ドラマ本編をご覧ください。
ツイッターを覗くと、徳尾さんと公式さんが裏話をちょいちょい呟いてくれている。
お、後編、「あげないよ」もお餅のくだりもカットされたのね?
それもこれも
「さあ、本編を見よう!!」
という深淵な策略かも(笑)
新たな沼民候補の皆さん、この機に「おっさんずラブ」の深い沼にレッツダイブ!!
今日はちずちゃんが「あと5日」のお知らせ。
はぁードキドキする!