さて、本編同様ハードリピートして、まったく飽きないのが、第二話の副音声ですよ。
もう何回聞いたことでしょうか。
副音声にレビューも何もなかろうもん、と思われそうですが、これを書かずにはいられない。
書き始めたらまためちゃくちゃ長くなりそうな予感が濃厚に漂いますが、そんなことは気にせず行くよ!
LET'S GO!
二人とも、副音声というか、オーディオコメンタリーに慣れてなかったんだね。不慣れな様子がトークから伝わってきて、初々しい。
「最近流行ってる?」という認識みたいだけど、座長、もうずーっと前からコメンタリーはありまっせ。
これを特典につけるとね、ヲタがいくらでも金払うんですよ。
そんな制作側の思惑にまんまと釣られて、特典目当てに購入したDVDが多数というヲタ、この沼にも多いに違いない!(断言)
でね、
「副音声って、要る…? このドラマを初めて見る皆さんの邪魔してない…?」
と心配していらっしゃるが、これを聞いた当初から、(チッチッチ、分かってねーな座長!)と思ってました。
何を仰るウサギさん。「初めて」見る人なんてそうそういませんよ。皆、最初は普通に見て、録画したやつで副音声を楽しむんですよ。
一粒で二度美味しいってやつですよ。
「昨日いきなり言われた」ってことで二人とも若干戸惑ってましたが、いやー、やってくださってありがとうございました(叩頭)。
非常に美味しく鑑賞しております。
で、この副音声が萌えの宝庫なんですよね…!
他意は恐らく全然ないと思われる、2人のナチュラルな会話のはしばしで、一体何人のヲタがキュン死にしたことか……
「おっさんずラブ」の共演で仲良くなった座長と遣都の出逢いのシーンが、ご両人の口から語られるって、なんて尊い情報だろうか。
先輩から後輩に対して食事に誘うと、パワハラにあたるんじゃないかと危惧する座長、後輩と仲良くなりたいときにはいつも悩むらしい。
圭:あんま……あんまね…あんま後輩と何喋っていいか すっごい気にしちゃう。
遣都とさ、一番最初に行ったのもそうだけどさ、先輩から後輩に喋りかけると、パワハラになるんじゃねーかなとか笑
遣:僕の時も言ってましたね笑
圭:すっごい、なんか…「ご飯行こうよ!」とかいうのもさあ、断りにくいじゃん。先輩に誘われると
遣:まーそうですね…
圭:そういう風に思われたらイヤだなーと思って
遣:超忘れられない誘い方でしたね
圭:ハハハ…
遣:圭くんの舞台を観に行って、楽屋に挨拶して…まだそんとき一回も飲んでない…
圭:一回も飲んでないし、むしろちゃんと話してもない
遣:圭くんが「ちなみに…」まだそんとき「林くん」くらいなテンションのときに
「ちなみに今日……予定あんの」みたいな笑 超ぎこちない感じ笑
まあホントになかったんすけど、「あ、ないっす。ないっす」つって
「なんか……遊び、行くゥ?」みたいな 笑笑
やー…なんか素敵な誘い方だったな、って
圭:笑笑
遣:で、飲み行って
圭:ね。いっぱい飲んだね。いっぱい喋ったね
いやーもう……初々しい二人の姿を思い浮かべるだけで目が潰れそうだわ…
いっぱい飲んでいっぱい喋ったんだ。よかったね。
とりあえず映像あったら幾らでも払うんで、劇場版円盤の特典につけてもらってもいいですか…?
この共演をきっかけに、仲良くなった座長と遣都くん、しょっちゅうご飯に行ったり飲みに行ったりするようになって、スタッフから
「また遊びに行ったの? ホントにつきあってるんじゃないの?」
と疑惑の目でみられるまでになった、というエピソードは、おそらくこの沼の住人なら知らない人はいないでしょう。六話の副音声でも言ってたし。
それを、2人が語るとこうなります。
圭:何喋る?
遣:とりあえず圭くん、筋肉痛が取れないっす
圭:ハハハ!!笑笑 いつだっけ? 三日前だっけ?
おっさんずラブきっかけで遣都とすごく仲良くなって遊びに行って、お酒飲みに行ったりごはん食べたりしてるんだけど、そうするとこう、スタッフさんたちからね、「また行ったの?ホントにつきあってんじゃないの?」てすごい言われて
遣:言われますね…
圭:いや、俺らも遊んでるばっかりじゃないからって
遣:ジム行ったんですよね
圭:そうそうそう
圭:全然ドラマに触れてないっていう笑
遣:いいんです!
圭:いいのかな
圭:副音声って恥ずかしいね
遣:恥ずかしいです
圭:恥ずかしいし難しいし
え、つきあってるよね?
って思ったの、私だけじゃないと思う。笑
めっちゃイチャイチャしてるやん!笑
え、お前は第二話の副音声を全部文字起こししたのかって?
したんですよ。
めっちゃ時間かかったし、なんならまだ終わってないけど、9割がたしたんですよ。
いや、もう、この沼広しと言えど、さすがに副音声を全部文字起こしするようなヒマ人は他にいないのではないかと、自分の変態度に若干引きますが、まあもう今さらってことで!
あとはやはり、あそこですよ。キスシーンの裏話ね!
ここ、もう私が要約するのも意訳するのも野暮なんで、そのまま載せよう。
圭:全然、さ ドラマの話するけど
遣:あ、ハイ
圭:衝撃の…一話のラスト二話の冒頭も出てたあのキスシーンの
遣:はいはいはいはい
圭:裏話
遣:します?
圭:あのー…取材でもなんも言ってないやつ
遣:なんすか?
圭:あれさ
遣:うん。歯ブラシじゃなくて?
圭:歯ブラシじゃない。歯磨くくだりは取材で言っちゃってるから
あのキスシーンのときさ……お前……溺れたよね!
2人:ハーハハハハ!!笑笑笑
遣:そうそうそうそう笑
圭:濡れちゃうから本番一発で行こう!てなって、本番一発で行ったのが実際使われてるんだけど、あれキスシーンがさ、要するにオレらってカット割りとかさ、分かってないでやるじゃん。だから、何秒くらい(キス)してればいいですか?てオレ聞いたの覚えてる?
遣:ハイハイ
圭:したらさ、「4秒してください」って言われたんだよ。で、芝居しながらもさ、何となく4秒の感覚を数えてさ、こうチューしてってさ、であれホントにシャワー当ててるじゃん、で遣都上向いてるじゃん、そしたら途中でさ、キスしてるのに遣都がさ、
「gッ…oufッ…」ってこうなったときに(ヤバいコイツ溺れる!!)と思ってオレ、突き放してるからさ、4秒いってなかったと思うんだよね
遣:笑笑
圭:でもリアルだよねあの突き放しね よかったね
ハイ、ありがとうございました!(合掌)
もはや何も申し上げますまい。
ちなみに計ってみたら、3秒08でした。座長の体感は正しい。
ハセのときはちょうど4秒くらいあったような気がする…と思って、こちらも計ってみました。
3秒91で、こちらもほぼ4秒で正しかったです。
え、何? 「このド変態が!」って言いました?
ええ、仰る通りで、反論は特にございません。
ええと、本筋に戻って続けよう。
でね、遣都がさ、もうこの人ホント天然というか、「事実ありのまま」を話しているだけなんだけど、何というか表現のチョイスがいちいちツボ。ヲタを殺しに来てる。
遣:シャワーが二人の間に流れてるっていうのも本番で当日知って、圭くんの方がちょっと背が高いんでどうしてもこう、下からいくキスになっちゃうんで、がんがん全部入ってくるんすよ。
圭:シャワーがね!笑
遣:で突き放された後に、「せつない顔してたね」って言ってもらえるんですけど、結構「ouッ…」ってなって、溺れてたって言う笑
・シャワーが二人の間に流れてる
・圭くんの方がちょっと背が高いんで
・どうしてもこう下からいくキスになっちゃう
……もうノーコメントで!
圭:いいね!色んなものに溺れていきたいね!
遣:そうですね笑
圭:溺れたいね!
遣:溺れたい!
圭:皆さんは何に溺れていますか?ていう。ホントに笑
遣:いいすねそういう質問!
笑笑
いやもうこの沼で随分前から溺れっぱなしっすよ……
ていうかアンタら二人ですよ……
ブクブクブクブク………(沈没)
とまあこんな感じで、副音声のレビューもどうせ長くなるに決まってるので、タイトルに①って入れときました(半分ヤケ)。
2人の仲の良さも十分分かるし、かと思うと実力のある役者同士、「おっさんずラブ」という作品の核心に迫る発言もあって、一粒で二度美味しい…というよりは、味わいが三倍にも四倍にもなっている。
第二話、大好きな回だけど、この副音声もホント、何度聞いても飽きませんね。