帰ってきましたー。
実家で思う存分骨休めした後ですが、やっぱ自分ちってまた別の安心感がありますね。
阪神高速から、梅田辺りのビル群の夜景が目に入ると、毎度(あー生活圏に戻ってきたー)という感慨があります。
3日の夜とて、やはり途中渋滞に巻き込まれました。
まあそれは仕方ない。もう20年以上、実家と阪神を行き来していて、もっと酷い渋滞もなんぼでも経験ある。
今は何しろスマホがあるから、時間を潰すのに困ることはない。SNS覗いたり、自分のブログ見たり、でもほぼ音楽聴いてるかな。
便利な時代よのう。
ところで、帰りのバスは2号車だったんですね。高速バスの1号車と2号車は全然違う。1号車だと、高速移動に適した広々ゆったりシート、隣席と触れ合うことはなく、自分一人の空間を快適に過ごすことが出来る。今なんか、全シートにスマホ&パソコンを充電出来るUSB接続端子装備だ。トイレはもちろんついている。
これが2号車となると、利用者が多いときの臨時増便だから、普段は観光用の車両が回されるんですね。隣とはぎちぎち(体格のよい人と当たるとかなりストレス…)、リクライニングもかなり気を遣う(ので大概使わない)、トイレはついておらず、充電も出来ない。
これも、慣れていると言えば慣れている。窮屈な思いもほんの5~6時間我慢すれば済む話。
が今回、隣のおばお姉さまが、何だかやけにため息をつく人だった。
何の憂いがあるのか、20分に一度、
「はあぁぁ…」
とでっかいため息をつく。
そんなつもりはないんだろうけど、これ見よがしにつく。
見たところ、こういう長距離のバス旅に慣れていないっぽかったので、身動きもままならない窮屈な環境に対してかなりストレスを感じていたのかもしれない。
それとも、プライベートで何か心にかかることがあって、どうしても思い出してついてしまうため息だったのかもしれない。
人って基本、赤の他人の前では自分の感情を見せないように取り繕ってるじゃないですか?
剥き出しの感情の発露を見せられても、戸惑うだろうし、快くはないだろうと思うからだ。
私も、隣でまったく知らない人のため息を何度も何度も何度も聞かされて、最初のうちは無の心でいられたんですけど、そのうちやっぱり(………鬱陶しいな……)と感じ始めまして。
合間に音楽聴いたり色々したんですけどね、ずーっと聴きっぱなしなのもしんどいんで、イヤフォン外すと、やっぱり耳に入ってくる。でっかいため息。
(……なんとかしよう)
と思ったわけです。
しかし、「なんとかする」のは私の方。相手の方をなんとかするにはエネルギーが要る。
どうするか。
ここで必要なのが妄想力ですよ。
この方は何故、何度もため息をつくのか?
(……もしやこの方、民なのではないか?)
と思いついたわけです。
(しかも、割と強火の牧春民なのではないか?)と。
そうすると、今このタイミングで、ため息しきりなのは超超理解できるじゃありませんか…!
(いや、分かってるの。劇場版は面白かったし、お空編もまあ、見れたわ。最後はアレだったけどまあ…)
(でも、やっぱり牧くんに会いたいのよね……ていうか、春田は牧と一緒にいるのが一番いいと思うのよね…)
(もう牧春の続編はないのよね……分かってるけど……でも……!!)
「はぁぁぁ……」
とため息。
これなら分かる。超分かる。
ていうかもう、共感200%しかない。
と、こう妄想してからはもう、まったくもってその方のため息が気になりませんでした。
「はぁぁぁ…」
と聞くたび、(分かるよ! 私もだよ!)と、手元に「イイネ!」ボタンがあったら100万回押したい気分でした。笑
※この方がOL民かどうかは全く分かりません
※すべては管理人の妄想です
このように、すこーし不快というか、「快くない」と感じる状況にあるとき、自分を助けてくれるのが「妄想力」だと思います。
昔から、いざというときにはこの妄想力を発動させていましたが、今はホントに役に立つなと考えてます!
妄想力があれば、大抵のことは乗り切れます。
この後は、「数年後の春牧」「新年の春牧」「バス旅の春牧」「温泉宿の春牧」を妄想して、有意義な時間を過ごしました。
得るものの多い三が日でした、というご報告まで。