おっさんずラブが好き!

ドラマ「おっさんずラブ」の細かすぎるレビューブログ。OLの深い沼にハマって当分正気に戻れません。ほぼおっさんずラブの話題しかないかもしれない。ネタはバレまくりなのでご注意を。

変態ホルモン

 こないだ、自分の変態脳を活性化させるホルモンをまとめる意味で「変態ホルモン」という言葉を使ったけれども、ちょっとググってみたら、実際にあるんですね。「変態ホルモン」という名称。

 もちろんこちらは、「変態的な性癖」とは何の関係もない。

 昆虫の変態をもたらすホルモンのことでした。




 前々から書いている通り、私は虫が好きだ。虫に限らず、色んな生き物が好き。好きというか、生態の多様さに深い関心を持っている、と言おうか。

 寄生虫って、我々ヒトにとっては厄介な相手で、害虫とみなされる生き物だけど、「宿主の体内を借りて生きる」という生の選択を一体どこでしたのか、進化の過程を考えるとめちゃくちゃ興味がある。東京に行ってもネズミの国に近づいたことはありませんが、目黒の寄生虫博物館には2度行きました。マジで人生観変わる。ゲテモノが割とOKな人にはお勧めのスポットです。とは言えサンマの塩焼き食べてて赤いアニサキスが出てくると「うぎゃっ」てなるけどね。笑

 昆虫にも興味がつきない。フクロウの目そっくりの模様を持つ蛾とか、いるじゃないですか。アレ、幾ら考えても分からない。そもそも蛾がフクロウの顔を認識出来るのか。認識出来たとして、(よーしこの模様の羽になろう!)と思ってなれるもんなのか。「自分の羽を見た天敵から」見える色・大きさに自らをデザインするなんて、そんなことが出来るなら、めっちゃ高等生物じゃん。この命題に最もしっくり来る解答は、「神様がデザインした」ということになってしまう。どの文化圏にも宗教がある理由が分かってしまうな…とか。

 でも、昆虫の一番凄いところは何と言っても「変態」ですよ。だって、最初は青虫なんだよ? それを、時が来ると、誰に教えられたわけでもないのに、蛹になる。

「一度ドロドロに溶けてから成虫の身体を構成し直す」って最初に聞いたとき、(なんだそれ……!!)とめっちゃテンションが上がった。

 すごくない…? カニとかヘビが脱皮するのだって、(相当エネルギー消耗するだろうなー。大変だな)と思ってたのに、外殻を作って、その中で自分の身体を一から作り替えるんですよ…?

 人間なんて、成長期にちょっと身長が伸びるだけで骨が痛くなったりするのに、そんで成体になっても子供時代とほぼ形は変わらないのに、例えば蝶なら、青虫→蛹→蝶って、見た目の変化えげつなくない??



 私は多分、変化することに対しては恐れを持たない方だと思う。転職で全然違う職種になっても平気だし、苦労するだろうなと思っても、新しいことに対する好奇心の方が強い。

 元々そうだったわけじゃなく、こういう気質は、昆虫の生き方について考えるうち獲得していったような気がする。

 あれこれぐだぐだ考えず、生まれたからには一生懸命生きる。ときが来れば頑張って蛹になり、全精力を使って生まれ変わる。せっかく成体になって蛹を破って外に出ても、身体が乾く前に食べられてしまったり、身体の一部がうまく形にならなくて、飛べずに死んでしまったりするものも多い。ラッキーな個体は成虫となって外界に羽ばたき、無事伴侶を見つけ、子供を残して、死んでいく。死んだ後の身体は他の生き物の滋養となり、自然界の一部となる。

 うーーむ、「太く短く」を地で行く人生、いや虫生だな。

 大いに見倣うべきところがあると思う。




「変態」って、今や「その道を極めた人」に対して使われる最上級の褒め言葉だったりもするけど、元祖「変態」の昆虫はもっと凄かった、という話(カエルとか他の変態する生き物もいるけど)。

 今後も変わることを恐れず、進化していきたい所存です。




 2020年も始まって早や3カ月が過ぎようとしている。

 例年に比べて、命の終わりについて考える機会が多かったような気がする。人はつい、自分だけは病気や怪我や事故とも無縁で、この先何事もなくずーっと生きていける保証があるような、根拠のない自信を持ってしまうんだけど、そしてその思い込みは、「今」を不安なく生きるためには必要なんだけど、それでもやっぱり、いつ「その時」が訪れるかは分からないということは、頭の片隅に置いておこうと思う。

 昔から何かを選択するときには「死に直面したときに後悔がない方」という基準で選んできたけど、その傾向は去年からこちら、強まっている。

 今頭にあることは全部形にしたい。少なくとも、実現しよう!と本気で努力したい。

 もうダメだ…と思ったときに、(しまったぁぁぁアレをやり遂げないうちは死ねん…!!)てジタバタしながら、無念の思いで意識を失いたくない。

 霊魂になってまでこの世にへばりつく根性は私にはないだろうし…




 というわけで、

・2018年連ドラ版「おっさんずラブ」レビュー続き更新

・「春田と牧の結婚式」&「もしも牧が春田の秘蔵セクシー本を見つけちゃったら」の小説化

 は、必ずやり遂げようと思います!

 小説についてはまだネタがあって、「牧凌太の憂鬱」というタイトルのやつはずーっとPCの春牧フォルダにあり、ちまちま続きを書いたり、時々眺めてはニヤニヤしたりと、変態的に楽しんでおりますが、そろそろ完成させたい。あともう一つ、「我慢しない牧凌太」。

 


 ところで、平日の15:50くらいから始まる青汁の長いCMは、どんな場面からスタートしても、必ず「こんな〇〇さんが欠かさず飲んでいるのが、青汁です!」という着地点に持って行くお約束が面白く、始まると(さーこの後どんな流れで青汁にたどりつくのか…)とワクワクして見るんですけど、私のこのエッセイ的なブログ記事も、大体どんな話題でも最後は必ず「おっさんずラブ」へのド変態な偏愛に行きつくなあ、まるで青汁のCMのようだわ、とこの記事書きながら今ふと思って、可笑しくなったのでした。

 ド変態管理人、今後ますます変態度に磨きをかけていこうと思います!