あの、超絶どうでもいいことなんですけど、最近ちょっと残念な出来事がありました。
えーとですね、このブログ、「おっさんずラブが好き!」というタイトルじゃないですか? で、「おっさんずラブ」が好きすぎて頭のおかしくなった管理人がただひたすら「おっさんずラブ」への愛を叫ぶ場であると、再三申し上げてるじゃないですか?
であるが故にですよ、「おっさんずラブ ブログ」で検索すると、今までずっとGoogle先生はこのブログをトップに上げてくれていたんですよね。
ところがだ、こないだから、トップの座を明け渡してしまっている。
今多分三番目くらい。
悲しみ………(´Д⊂ヽ
まーでもアレだ、「おっさんずラブ」のブログを標榜しながら、「おっさんずラブ」成分が徐々に薄まってきてるからな。いや、薄まってはいないんだけど、私の愛は変わらず濃厚なんだけど、「おっさんずラブ」の文字があるタイトル記事の割合は減ってきている。
これはひとえに、(レビューを書くと残りが減っちゃう…)と、OLド変態管理人が書き渋っているせいであります。
仕方ない。
自業自得だった。
でね、次のレビューをあげるわけなんですけど、これまでドラマの隅から隅まで、1秒のとりこぼしもなくレビュー記事に取り上げているわけではなくて、まず書きたい場面の核を決めて、それに関係する要素を付け加えて、私の感想や妄想を混ぜてこねて成形して…という作業の果てに、一本のレビュー記事が出来上がる。当然、書かれない場面もあったわけだ。
次、他愛ない場面は飛ばそうと思いつつ、後から取捨選択して刈り込めばいいやと思って文字起こししてみたら、
「ドラマの耳コピー」
の文章を読んでるだけで楽しいんだよね。
なんだろう、これは、変態度が増し増しすぎる私だけの症状なんだろうか。
というわけで、特に重要でないと思われる場面ですら、取りこぼすのが勿体ないと感じるほどに管理人の変態度がアップしているので、さらにより一層細かくなりますが、次場面のレビュー行ってみたいと思います。
しかし、回を追うごとに長くなるわね。この前置き。
場面は居酒屋「わんだほう」。飲み会に興じる天空不動産営業部の社員たち。
左席手前からマロ、マイマイ、武川主任、正面がトップ営業マンの相原さん、右に行って長濱さん、そして牧と春田が隣に座っている。
相原さんの席、いわゆる「上座」で、通常なら武川さんが座りそうなもんだけど、自由な社風の天空不動産のことだから、そういうどうでもいい「キマリ」に拘泥する人はいなさそうだ。いいと思います。
「じゃあ皆さんお疲れ様でした!」
という春田の音頭に合わせて
「乾杯!」
「かんぱーい!」
グラスを触れ合わせる皆さん。
どうでもいいけどまたマロだけ白い液体を飲んでますね。第一話冒頭の合コンシーンでも飲んでいた。
マロはお酒弱い系なの? 一人だけミルク飲むキャラなのかな?
現場で何か裏設定があったのかもしれないけど、ドラマの台詞にもないし、シナリオブックでも何も触れられていない。
演出でやってみたものの特にフィーチャーされなかった何かなのかもしれませんね。
それはさておき。
「あれ、部長は?」
「うん、なんか急に来れなくなったって」
武川さん、注いでもらったビールのグラスを受け取った後、お皿を持ち上げて下の台をふきんで拭いている。気になるのねそこは。
部長のドタキャンを聞いたマイマイは嬉しそうだ。
「アラ! やっぱり奥さんとモメたりなんかしちゃったりして。アヒャヒャヒャヒャ!!」
邪悪な笑い声が店内に響きわたる。
「嬉しそうに言うなよ」
そのやり取りを聞きながら、気まずく耳の横をぽり…と掻く春田。
この春田の表情がいいですね。自分の責任ではないんだけど、自分を巡って騒動が大きくなりつつある困惑。でもまだどこか他人事なところもあり。
「あ、春田さん。チャンジャ」
「なんで俺に言うんだよ」
「え? や、幹事なんですよね」
「そうだけど。腹立つなあ!」
「お願いしぁす(テキトー感満載)」
「分かってるよ!」
この、先輩を舐め腐ってるモンスター新人・マロと春田のやり取り、折に触れ出てくるけど、面白いですね。
さて続く場面、耳コピーの文字起こしだとこうなる。
マイマイ「家では全部、牧くんにやらせてるのよね?」
春田「いやいや、オレだってちゃんとやってますよー」
麻呂「どういうことですか?」
牧「あぁ…はい」
麻呂「ええー!めっちゃ仲良しっすね!」
武川「楽しそうだなあ! ハッハッハッハッ…」(微妙な顔)
牧「……(ちらりと武川に目をやる)」
牧、隣の長濱にとりわけた品を渡す。
マイマイ「若いって羨ましい…」
武川「牧!(ビール瓶を持って)」
これをレビューに仕立てるとこうだ。
「家では全部、牧くんにやらせてるのよね?」
と突然春田に話を振るマイマイ。
言い方がオバチャンでいいですね。舞香さん、一応ここまでのところで「牧と春田の関係に薄々気がついてるっぽい」唯一のキャラである。口に出して「チーン!」とか言ってたあたり、
(春田くんが突然キスされた相手って言うのは牧くんね)
(ということは牧くんの切ない片思いの相手は春田くんということになるわね)
(その後どうなってんのかしら。同性の同棲ってことになってんのかしら)
てところまではゲスパー(※注1)してそうだ。
※注1:ゲスパーとは……「ゲスの勘繰り」レベルの妄想ながら的を射ていること。「ゲス」と「エスパー」を掛け合わせた造語。
「いやいや、オレだってちゃんとやってますよー」
とごく普通に答える春田。牧との間に生じたあれやこれやは全部棚上げして、さらっと答えているのがいかにも春田らしい。
「どういうことですか?
と食いついたのは麻呂だ。
「ルームシェアしてるのよね?2人」
とこの暴露の仕方も、「部署一の情報通」を自認するオバチャンにありがちな言い方でいいと思います。
いやー、でもいますよ。こういう人。「職場の人間関係は全てアタシが把握してるから!」的なマウント取る人ね。いやマイマイは特にマウンティングには興味なさげだけれども。覚えあるなあ。
春田と一緒に住んでいることを、職場の面々の前で明らかにされた牧、
「あぁ…はい」
一見そつなく答えるも、屈託ありげですね。
で、こういう、「ちょっと何か思っている風」の演技が、林遣都は抜群にうまいんだ。
ここでは流して見ていても、この「屈託ありげ」な演技が、後々効いてくる。
それはさておき。
「ええー!めっちゃ仲良しっすね!」
この麻呂の言い方、何気に私は好きです。
麻呂のキャラ、色んなことに偏見がなく、独自の視点で「それはそれでよし!」と在り方を認めるキャラだと分かるけれども、第三話のこの時点では、まだ自己中のモンスター新人という括りで見ていた。
男同士で住んでいると聞いても、「めっちゃ仲良し」と捉えて肯定する彼の言、なんかいいなあ…と思わされた最初だったかもしれない。
その後に発言する武川さんの
「楽しそうだなあ!」
が微妙すぎ、続く
「ハッハッハッハッ…」
という笑いも何かを秘めていそうで、(……?)と思わされたのもあるかも。
不自然な笑顔でやけに笑う武川にちらりと眼をやる牧。しかし何も言わず、眼を伏せる。
マイマイ「若いって羨ましい…」
武川「牧!(ビール瓶を持って)」
と、こういう感じになります。
どうですか? 簡単でしょ?
(あ、私にも出来そう…)と思われた方、是非今からでも「おっさんずラブ」ドラマレビューを書いてみてください!
というわけで、今までは割とバッサリ捨てていた部分も含めてレビュー書いたらこうなったよ!の牧、じゃない巻でした。
※追記:この記事あげたら無事検索一位に返り咲きました! なんでか知らんけど! (^_^)/ まあなんでもいいんやけどな!