pixiv更新しました。
なんかホントに、織物を織っているような、組紐を組んでいるような、そんな感じです。
ふー。
私、料理が好きで、家に人を招いて自作の料理でホームパーティをするのも好きなんですが、料理は出来るだけ手伝われたくないんですね。
食卓で待っているゲストの前に
「じゃじゃーん!」
と出来上がった料理を供して、驚いていただきたい。
「うわー凄い!どうやって作ったの?」
と言われたい。
お楽しみビックリ箱的な料理提供を目指しております。どんな立ち位置なんや。
あ、食べ終わった後の食器洗いはガッツリ手伝っていただいて平気ですけどね。
小説も、多分最後まで書き終わってから提供するのがいいんでしょうが、これは途中までで閲覧に供するの、まったく気にならないですね。というかむしろ見せたい。
手の内を明かすのを何とも思わないみたい。
この辺、自分でも、プライドのあり所がよく分からんというか、面白いなーと思います。
で、小説制作の裏話。
えー、ここ、実はこの1000字超の部分を作るのにえらく時間がかかりました。
最初、「思ったことはちゃんと言おうって決めたんだ」と言ったあと、春田は牧に割とすぐ「好き」と言ってたんですね。
そこからずっと先まで書いてたんだけど、(……なーんか違和感があるな……)と思って、止まってしまった。
ところが、何がおかしいのか分からない。書こうと思えばその先も書けるんだけど、感じているズレが広がる気がする。
(うーん?)
となったまま、何度も何度も見返して、結局どこを直せばいいのかわからず、そのまま時間が経ってしまった。
こないだ、ハタと
(待てよ、春田がこんなカッコよくスラスラと『好き』なんて言えるか?)
と気づいたんですね。
春田が男らしくこう言ってくれたら、そりゃ牧くんは喜ぶだろう。私もそんな春牧の姿が見たい。
でも、それはあの春田じゃない。
あーそうか。なんか変だなと思ってたのはそこのところか。
で、考え直しました。
そうしたら、春田があの姿であの声と口調で喋っている場面の映像がスムーズに脳内再生され、
(あ、そうそう、こっちがはるたんだわ)
てなって、違和感が消えました。
そこの台詞が違ってくると、当然牧の反応も違ってくるわけで、結局最初と全然異なる場面に。
……と、このように作業を進めておりますゆえ、散文やコラムやレビューと違って、時間がかかるのでございます。
小説がさくさく書ける才能の持ち主はいいなあ。羨ましい。
ちゅーわけで、春牧小説がほんのぽっちり進みました。
牧が幸せで溺れて死にそうになるよう頑張ります!