おっさんずラブが好き!

ドラマ「おっさんずラブ」の細かすぎるレビューブログ。OLの深い沼にハマって当分正気に戻れません。ほぼおっさんずラブの話題しかないかもしれない。ネタはバレまくりなのでご注意を。

「ミステリと言う勿れ」ドラマ化の際のキャスティングを本気で考えてみた。

 こないだ、朝の番組で、麒麟の川島さんがこの作品を推してまして。

 だよなー、やっぱり面白いよなー、めっちゃ読まれてるなあ……と改めて納得した後で、

(あ、これ多分実写化するな)

と思った。

 ドラマにしやすそう。




 で、キャスティングを本気で考えてみました。



久能整(くのうととのう):菅田将暉

 

 天パのボワボワ頭がトレードマーク。ユニークな個性を持っていて、行く先々で事件に遭遇する。

 鋭い観察眼を持ち、考察と推理に長けている。一方で、場の空気を読まず、考えたことを話してしまう性癖があり、時に長広舌がうざがられる。潔癖症気味。親との関係にトラウマを抱えているらしい描写がしばしば出てくる。

 見た目の特徴や雰囲気は、中村倫也かなとも思ったんだけど、年齢的にまだ20代なのと、菅田くんの演技力ならこのユニークなキャラも易々と演じてくれそうだから。

 コミックの実写化と親和性が高そうな役者だと思う。



藪鑑造(やぶかんぞう):平泉成

 

 現場の叩き上げ、刑事一筋のベテラン警部補。ドラマに出てくるTHE・刑事という感じ。取調室で久能と丁々発止で渡り合う。

「お前がやったんだな! もう吐いてしまえ久能!」

とか、もうめっちゃ成さんのあの声で脳内再生されてる。

 一見単純そうで、背後に複雑な事情や悲哀を滲ませるのも、成さんの演技で見てみたい。



青砥成昭(あおとなりあき):神保悟志

 

 オールバックのコワモテで、職務に忠実である余り近視眼的にもなりがちな捜査を久能に指摘される。が、忠告を受け入れて自ら過去の事件を洗い直す柔軟性も持っている。

 スミマセン、完全に相棒の大河内監察官のイメージです。最初に浮かんだらもう消えてくれなかった。



池本優人:賀来賢人

 

 お人好しの若手刑事。久能の推理能力に一目置いており、自らの身の回りのことも何かにつけ相談する。動揺すると舌を出すのが癖。

 素直で明るい性格、先輩には従順な一方で、「それは違うんじゃないですか」とたしなめることも出来るキャラクター。

 賀来賢人くんなら、これをカラッと演じてくれそう。



乙部克則:六平直政

 

 大隣(おおどなり)署の年長組刑事。思春期の娘の反抗に手を焼き、寂しく感じているが、久能に「娘さんはちゃんと成長している。乙部さんがきちんと向き合ってきた証拠です」と言われ、気を取り直す。

 一見コワモテぽいけど人情派の刑事と言えば六平さんでしょう。

 もう絶対この人だと思う。



風呂光聖子:上白石萌音

 

 おじさん社会の中で、自分の存在意義を見出せずにいたが、久能に「あなたは違う種類の存在として染まらずそのままいてください」と言われ、刑事としての矜持が芽生える。

 コミカルな場面もシリアスな場面もあり、演技力が要求される役柄。

 今が旬の主役級女優さんだけど、脇なら脇に徹して、自分の役割を果たす役者さんだと思う。

 丸顔で、愛嬌があって、下っ端感があって…と思うと、やっぱり今はこの人かな。



寒河江健:中島健人

 

 久能の同級生で、第一話で殺人事件の被害者となる。お金持ちのボンボンで、華やかで、チャラチャラしていて、常に周りに取り巻きがいた。

 彼を殺した容疑者として久能が取り調べを受けることになる。事件の概要が明らかになるにつれ、印象とは違う人物像が浮かび上がってくる。

 華やかかつチャラチャラと言えばケンティ―。「実はそうではなかったかも…」という背景を感じさせるところも含めて、ケンティ―が適役。



犬堂我路(いぬどうがろ):城田優 or 生田斗真

 

 二番目のバスジャック事件の首謀者。眉目秀麗で、絵からするとモデルばりの高身長らしい。

 頭脳も明晰。本人曰く「執念深い」性格で、姉の死に関わった人物を割り出し、犯人をつきとめて警察に引き渡すも、精神鑑定で法の裁きが下らないかもしれないと見るや、自ら手を下した。

 優しい面も持ち、久能にとっては初めて心を許せそうな相手だが、一筋縄ではいかないクセもあり、怜悧で酷薄な一面も併せ持つ。

 実写化となれば、ビジュアルで間違いのない綺麗ドコロも必要だが、この役は美貌と演技力を兼ね備えていなければならぬ。

 優しさと、魂に欠落のある酷薄さを兼ね備えたと言えば、生田斗真かなと思うが、惜しむらくは身長がちょっとばかり足りないところだ。

 しろたんは、モデルでもあり、文句ないけど、ハーフというところがどうだろう…と悩ましい。

 でも、どちらでもいける。うん。



犬堂ハヤ:鈴木亮平

 

 我路のいとこ。がっしりした体格で、膂力に優れている。我路の計画に乗るが、心優しい男。

 漫画のビジュアルといい、演技力といい、キャラといい、これはもう鈴木亮平一択だと思う。



犬堂オトヤ:柄本時生

 

 ハヤの弟。バスジャック事件を最初に起こす人物。

 小柄で、美丈夫の我路や兄のハヤに対してコンプレックスを持っている。小心で、正直。 キャラとしては小物のようだけど、実際実写化するなら重要な役割。

 ビジュアル・キャリア両方を兼ね備えた柄本時生も、私の中では一択。



犬堂愛珠(アンジュ):柴咲コウ

 

 我路の姉。幼少期から身体が弱く、我儘な女王様的性格だった。その美貌もあり、親戚一同から本当に女王様扱いで甘やかされていた。

 犬堂家の邸には、入ってすぐのところに愛珠の大きな肖像画がかかっている。その絵を見るともう、(あ、これ柴咲コウだわ)てなる。

 誰から見ても文句なく美人というのは、なかなか少ないけど、柴咲コウはその数少ないうちに入るんじゃないかと思う。

 若い頃から美貌が衰えないのもスゴイですよね。



煙草森誠(たばこもりまこと):和田正人 or 光石研

 

 バスの運転手。乗客と一緒にバスジャックに巻き込まれる……と思いきや、実は犯人グループに事前に頼まれ、協力していた。

 二話目のキーマンとなる人物で、これを光石研さんで見たらゾクゾクするだろうなあ~と思ったんだけど、年齢がどうかな…というところ。

 和田正人くん、前から割と好きで応援している。CMにも出て、着々と認知度を上げつつあると思う。

 この役、まーくんでもいいと思うな。

「光秀のスマホ」の秀吉は最高にムカつくチャラいキャラでよかった。




 以上、完全に私の好みと主観だけでキャスティングを考えてみました。

 実際はスケジュールの都合とか事務所のバーターとかギャラとか、色々事情が絡むんでしょうね。

 でも多分、この作品は本当に実写化すると思います。

 頼むから〇ニーズが絡んだチープなドラマにだけはしないで欲しい。