お久しぶりです。5月の前半丸まる空きました。
事情は表題の通り。
管理人、コロナ感染につき伏せっておりました。
いやー………大変でした。
今年は本当に何なのか、まだ上半期が終わってないというのに、
①交通事故による怪我
②コロナ罹患による闘病
と、人生の一大イベントがもう二つ終わってしまった。なんなの。
お蔭様でもうほぼ元通りに回復し、こうしてブログを綴る元気も戻ってきました。
せっかくと言えばせっかくの貴重な体験ではあるので、共有しておこうかと思います。
感染がいつかは分かりません。
感染が判明した多くの人が言うように、私も、マスク着用と手指のアルコール消毒を徹底しており、職場も常に換気されている状態でした。
それでも、通勤にバスと電車を使っているし、コンビニやスーパーだって行くので、いつどこでウィルスに曝露するか分からないと、常に気をつけていたつもりでした。
でも罹患しました。
いつもと違う症状を自覚した日を【発症日】として、経過は以下の通りでした。
【0日目】
・朝からは元気。夕方、急に異様な倦怠感を覚える。体温は34.5℃。
ここで体温が高ければ疑ったと思いますが、体温は逆に、異様に低かったのです。
なので、ああ、更年期のせいかな?と思っていました。
【1日目】
・朝から倦怠感あり。体温は35.8℃と低め。
ワークアウトしたら倦怠感は消えた。
元気に筋トレしたら倦怠感はどこかへいったので、まあ普通に疲れていただけだと思いました。
【2日目】
・朝からやはり倦怠感あり。体温は35.8℃。
私はこの日も筋トレしました。それくらい元気でした。
【3日目】
・症状は何もなし。体温は36.5℃と通常に戻る。
特に何の警戒もせず。
【4日目】発熱1日目
・喉の違和感あり。声がしゃがれる。体温は普通。
花粉症の人も「今日は粘膜がやられる」と言っていたのでそのせいかと思うも、一応疑ってネットで検索してみる。「喉の違和感」がコロナの初期症状にあると知って上司に相談。「もし感染しているとしても、今知りようがないから、最悪感染しているつもりで行動するように」と言われ、感染対策を徹底する。
夜になってどっと疲労感あり。大事をとって22:30に就寝。
眠れず、夜中の2:00に一度起きる。(まあ大丈夫だろうけど…)と軽い気持ちで体温を計るとまさかの38.8℃。体温計が壊れたかと思い何度も計る。何度計っても38.5℃前後。
即上司にラインで報告。
ここからが大変でした。
翌日、起きてから(ほとんど眠れなかったけど)、38.8℃の熱がある状態で、まず保健所に連絡。
PCR検査をしてくれそうな病院をいくつか紹介してもらうも、3つくらいあったのですが、結果的に全部やってませんでした。
開業医はどこも発熱外来をやっておらず、「A病院ならやってると思いますよ」と教えてもらい、A病院に電話。
その日は予約でいっぱいとのことで、翌日の予約を入れて、電話を切りました。
熱と闘わないといけないので、ごはんは昼も夜も割とがっつり食べました。
21:00になり39℃突破。
そのまま寝ました。
【5日目】発熱2日目
・6:30起床 39.35℃
身支度をなんとか整えて病院へ。……とはいえ、公共の交通機関は使えない。タクシーも嫌がられるだろう。
考えた末、原付で行きました。頭はクリアでフラフラしてなかったのと、どう考えても他の手段がなかったので。
病院は外の吹きさらしのバス停で待たされました。高熱の身体には涼しくてちょうどよかった。
車が何台も停まっていて、中ではマスク装着の人が待っていました。あれも多分、発熱したコロナ患者の診察待ちだったと思います。
完全装備の医師?看護師?が2~3人入れかわり立ちかわりあらわれ、ほんの数秒言葉を交わしては、また待たされる…という具合でした。
「呼吸は苦しくないですか?」
「この辺痛くないですか?」(背中を叩かれる)
「尿は濁っていませんか?」
「その他気になる症状はありますか?」
すべてNOでした。
カロナール5錠だけもらって帰りました。
会計はせず、後日請求書が郵送で送られてきました。
この日は非常に寒く、風も強かったので、外で1時間以上待たされるうちに身体の熱が下がり、帰宅時37.3℃と平熱に近くなっていました。
元気なうちに、とお昼を食べ、おかずを作ったりしました。
夕方38.5℃と上がってきたのでカロナール服用。
37℃台に落ち着き、就寝。
【6日目】発熱3日目
・6:30起床 37.5℃ ➝36.8℃まで下がる
一瞬(単なる風邪だったのでは…)と淡い期待を抱くも、病院から連絡があり、陽性判定を食らって撃沈。
「保健所から連絡が来ると思います」と言われる。
この日から高熱との闘いが始まる。
12:30 39.12℃ 息苦しく動悸あり カロナール服用
15:30 39.4℃ 下がらず
16:00 38.1℃ ようやく効きだす
17:30 38.1℃ ここから下がらず
19:30 38.5℃ 熱上昇し始める
20:30 38.9℃
21:10 保健所から連絡あり
…というわけで、熱がピークに上がりつつあった一番しんどいときに保健所から連絡がきました。
私の住む自治体はコロナ患者が急増していて、保健所の対応が色々追いついていませんでした。
それでも、夜になってもお仕事してくれている保健師さんには頭が下がる思いでした。
コロナ陽性者用のキットと、自治体から支援物資が届くことを聞きました。
その後はカロナールを飲んだものの熱が下がらず、そのまま布団に入っていました。
このカロナールという解熱剤、コロナの発熱には副作用の危険性が低いとして推奨されているのですが、効き方が穏やかな分、飲んでから熱が下がり始めるまで数時間かかり、やっと下がっても2~3時間しかもたず、再び上昇し始める…というものでした。
ロキソニンはよくないとネットの情報で見ましたが、保健師に聞いたところ、
「手元にある解熱剤は何でも使ってよし」
とのことでした。多分、そこまで管理するほど手が足りてないということなんでしょう。
ロキソニンの方が効き始める時間も短く、比較的長い時間熱を下げてくれて、私には助かりました。
ともかく、
・コロナの薬はない
ので、熱➝解熱剤という対症療法しかないのです。
あとは、自分の免疫力でなんとかするしか。
発熱後、途中低い日があったりしたものの、結局39℃を超える高熱との闘いは10日にわたって続きました。
特に朝目覚めて、39.8℃とかあると、もうホント絶望的な気持ちになりました。
保健所は精一杯対応してくれていたと思います。が、ところどころでちぐはぐな対処もありました。
一番が「陽性者用のキット」が届くときで、
「事前に電話があるので必ず出てください。出られないとお届け先不明で持って帰ることになりますので」
と言われ、ずっと待っていたのですが、電話は鳴らず、その日の保健師からの連絡で
「まだ来ませんけど…」
と訴えたところ、
「え、まだですか? 確認します」
と言われ、結局
「担当者が電話を忘れたようです。1階の郵便受けに入れてますから」
ということになりました。
「え、うち3階なんですが、1階まで取りに行くんですか?」
「ハイ」
「出ていいんですか?」
「マスクしてもらったら大丈夫ですよ」
「……ていうか高熱でしんどいんですけど(39℃以上あると何度も言っていた)、今1階まで取りに行く元気ないです…」
「あ、行けるときでOKです☆」
みたいな対応されて、(えー……いいのそんなんで…)て頭の中が「?」で一杯になった。
ていうかしんどいんだしコロナなんだから家の新聞受けに入れて欲しかったなー……
結局、マスクをしっかりして、出来るだけ人と出くわさない時間帯を見計らって、こっそり1階まで取りに行きました。
道路の向かいのコンビニの明かりが眩しかった。すぐそこなのに、別世界だなあ…としみじみ感じました。
3階まで階段を上ったら、信じられないくらい足ががくがくになりました。
発症から二日遡って濃厚接触があったかどうかも確認されましたが、感染対策はしっかりしていたので、「濃厚接触なし」とされました。
結局、自分自身どこでどうやって感染したのかは分からないままです。
長くなるので切ります。