こんばんは。今宵も閲覧いただきありがとうございます。
いい季節になりましたね。吹く風が気持ちいい。
朝と晩が冷えるようになってきたけど、まだ寒いというほどじゃない。
晴天の夜は、低い位置にオリオン座が見え、虫のすだきも耳に心地よく、ああ、秋になっていくなあ……と噛みしめております。
一年で一番過ごしやすい時期じゃないですかね。
中秋の名月は、残念ながらこちらは曇りで、うろこ雲の向こうに月があるのはかすかに分かったのだけれども、綺麗な満月を見ることは出来なかった。
翌日は霞のような雲の上に、ほんの少し丸が欠けた十六夜を鑑賞することが出来ました。
さて、「鬼滅の刃」について、私は以前こんな記事を書いたのだけれども、
このとき、まだそれほどハマってなかった。
今回、「無限列車編」地上波初放送のために特別編集版を見て、編集されていない元のやつを見たくなって、また一話から全部見た。
そしたら、足元に「鬼滅」沼が口を開けた。
(なんだなんだ……面白いぞ……動画再生が止まらん……)
特別編集版はもう5周くらいしてる。
そっち見ながら、編集でつまんでない方の全26話も繰り返し見た。
何でやねーん!と、つっこむ向きもありましょうが、それに対する返答は
「面白いから」
これ以外にない。
私はヒマを持て余しているわけではない。社会人として普通に働いている。
というか、前々から度々書いているように、割と激務なんじゃないかと思う。
だけど今、貴重な余暇を割いて「鬼滅」を鑑賞している。録画を繰り返し見て、アマプラの動画を見て、SNSで情報を漁るのに余念がない。
知ってる。この、常識を超えたハマり方、私は既に経験がある。
「推し」がある生活は尊い。あるとないとじゃ大違い。
この世に好きなものがあるだけで、世界は彩豊かになり、輝きに満ちて眼に映る。
「推しは推せるときに推すべし」
ということで、欲望の赴くままに「鬼滅の刃」という作品を堪能し尽くしております。
なので、今夜の「無限列車編」、心待ちにしておりました。
間に合ったよ……!
去年、この映画が一大ムーブメントを巻き起こしていたとき、SNSに
「煉獄さぁぁぁん!!!」
という叫びが満ちていたことは知っていた。
ああそう、この流れは知ってる、知ってるけど……と思いながら、私もやっぱり叫ばずにいられなかった。
煉獄さぁぁぁぁーーん!!!(涙)
か、悲しい……
二次元のキャラであることは承知しているけど、でも悲しい……
てっきり炭治郎はしのぶさんとこの次は煉獄さんとこに行って、継子としての修行を始めるのだと思っていたのに……
炭治郎が次の師とするにふさわしい技量と器の持ち主だったのに……
無限列車を操る鬼・厭夢、強敵だったけど、割とあっけなく滅んだから、
(あれ、でもまだ映画中盤……)
と思ってたんだよね。いや、コミックで先を読んでるんだけどね。物語を追っていると、キャラに感情移入して見てるから、都合の悪い事実は脳が消し去っちゃうのよね。
(もしかしてこのまま上弦の気持ち悪いアレは出て来なくて煉獄さんが生き残るエンドがアリなんじゃ…)
なんて、仄かな希望を抱いて見てしまうのよね。
いやでも、出たわ。アイツ。
声は石田彰。役者として不足はなし。
悲しかったけど、ストーリーとしての見ごたえは十分でした。
今や漫画もすっかりハマって読んでるけど、やっぱり「鬼滅の刃」がここまで盛り上がったのは、アニメの演出が素晴らしいからだろうなあ、と思う。原作でちょっと言葉足らずなところも、ちゃんと説明してくれて、分かりやすくなってるし。
煉獄さんと鬼との死闘、カメラワークと効果音、そしてBGMで、感情を全部持っていかれました。
炭治郎が大粒の涙をぽろぽろと流し続けるのも悲しいんだけど、伊之助が……あの伊之助が、ぶるぶる身体を震わせて、被り物から涙を溢れさせてるのがまた泣ける。
「信じるって言われたなら、応えること以外考えるんじゃねぇ…!!」(意訳)
だって! 鼓屋敷で小さなてる子の身体を容赦なく踏んづけてたあの伊之助が……!
うわぁぁぁん( ノД`)
いやもうフィクションの登場人物の死にこれほど泣いたの久しぶりだわ……
目玉が溶けて流れ出るんじゃないかというくらい泣いたわ……
明日両目が3になってるだろうな……
というわけで、無事世間様のブームに追いつきました、という話。
「鬼滅」は、面白さを理解出来てよかったぁ!と思いました。だってやっぱり楽しいもん。
で、劇場版の放送の後、新しいお知らせがあって、「遊郭篇」が始まるとな。
ということは、最終回までアニメで追えるってことなのかしら。
いいですねーこういう流れ。理想的。
アニメなら、演者が変更される恐れも比較的少なそうだしね。
「鬼滅の刃」については、時間が許せばまた書きます。
なかなか奥が深い作品どす。
あ、でも、未だに
「鬼滅の魅力がサッパリ分からん」
という方々はいると思います。それはもう好き好きなので当然のこと。
何かを好きになる、度を超えてハマるというのは、時間的精神的に余裕があって、タイミングが合わないと起こらない現象だ。
人の「好き」に文句をつけない、干渉しない、これは以前の記事を書いたときと私の持論は変わっていません。
「推しは推せるときに推せ」
「他人の推しには口を出すな」
これを厳守していけば、どんなヲタ沼も平和が保たれるのではないでしょうか。
ね。