手が痛い。
両方の手首が痛み出して随分になる。
手の調子は、昨年から悪かった。
最初は、事故による怪我の影響だった。私が損傷したのは右の肋。右をかばっているうち、左手の親指がばね指になった。
肋が治っても、ばね指は痛い。そのうち、「右手人差し指の第二関節」というピンポイントの部位が腫れ、非常な痛みを伴う症状が現れた。
検索すると、「ブシャール結節」という病名が出てきた。
40代の、更年期の女性によくあらわれる症状だそうな。
原因は不明だが、女性ホルモンの変化による影響だと思われる、とあった。
そこから、手に関して様々な症状に襲われた。
ばね指は、半年ほどして改善した。指の関節の痛みは、間欠泉のように、あらわれては消え、断続的に私を苦しめた。
で、今だ。
手首が痛い。関節の外側に痛みがある。
ちょっと手の甲を持ちあげて手首をそらす動作が一番こたえる。そう、たとえばパソコンのキーボードを操作して文章を打ち込む動作。あるいは、マウスを使ってクリックする動作。これが非常にこたえる。
ブログの更新が滞っていた主な理由はそれでした。
だけど多分、それだけじゃない。
手首を固定して、あまりそらさないようにすれば、こうして文章を打ち込むこと自体は別に不可能じゃない。
物理的な理由よりも、心理的な理由の方が大きいかもしれない。
ここのところずっと、「感じたことを文章に起こす」という作業が、億劫になっている。
その作業に、喜びを感じない。
5歳で日記を書き始めて以来、私はずっと、ものを書いてきた。
書かないときはなかった。
本を読んで感動しても、映画を見ても、旅行に行っても、新しい職場に飛び込んでも、私は常に、思いを言葉にして書き綴ってきた。
書くことは、私にとって呼吸するのと同じように自然な作業だったし、メンタルの安定にも必要なことだった。
それが今、(別に書くこともないや)という心境になっている。
日々、様々なことを思う。人間だから当たり前だ。
ただ、それを、特に(文章にしたい)という意欲が沸かない。まして、発信したいと思えない。
私ごときが考えることなんて、世界中で100万人は考えているだろう、と思う。
じゃあ、別に、私が私として発信する価値なんかないよな、と思ってしまう。
多分これは、更年期の症状なんだと思う。
生理の症状に悩まされてきた身としては、閉経を待ち望んできた。願いどおり、45を過ぎて間もなく閉経を迎えた。
閉経したらしたで、今度は更年期に悩まされることになったのは、既に書いてきた通り。「更年期は病気のデパート」と言われる通り、私も様々な症状に襲われることとなった。
でもね、アレですよ。
手は痛いけど、他は大したことないというか。本体は元気。イライラするとか、落ち込むとか、そういうメンタルの症状はない。
メンタルや、自律神経がやられたら本当にしんどいと思うので、怖いんだけど、今のところそれは大丈夫っぽい。
そうこうしているうち、ロシアによるウクライナ侵攻が始まった。
これはかなりなショックだった。
毎日、自分の日々の仕事をこなすので必死だ。ニュースくらい、ストレスなく見たいのに、そうはいかなくなってしまった。
これについてはまた稿を改めて書きます……と言いたいところだけど、今のところそうするつもりだけど、分からない。
時間と体力と気力に余裕があったら、改めて書きます。
今年は他に、身近で人の生死に関わる事件が立て続けに起こった。
私がまさに当事者だった件もある。そのストレスはしばらく引きずった。
こんな状況だと、さすがにのんきなブログの文章を書いてもいられない。
というわけで、なかなかブログの更新が出来ませんが、私は元気です。
皆さまもどうか、心身安寧に、ご安全に過ごされていますように。