おっさんずラブが好き!

ドラマ「おっさんずラブ」の細かすぎるレビューブログ。OLの深い沼にハマって当分正気に戻れません。ほぼおっさんずラブの話題しかないかもしれない。ネタはバレまくりなのでご注意を。

心がざわざわするのです。

 こうしてまとまった文章を綴るのは久しぶりだ。

 自分用の日記も長い間書かないでいた。

 書こう、という意欲が突如沸いてきたので、もう寝る体勢だったんだけど、えいっと起き上がってパソコンの電源をつけた。

 実は今日3回目のコロナワクチンを接種してきたので、注射を打たれた部分が痛む。すごく痛む。でもいっときよりはマシになった。

 手首も大丈夫。

 なので元の通りの速さでタイピング出来ているのだが、そうなるとPCの文字変換のスピードに時々イラつく。すぐくるくる回るな。さっさと仕事しろ。

 まあ、忍耐が続く限り書いてみよう。




 何か書こうと思っても、心に蓋がされたようで、楽しいことを書く気になれなかった。

 だけど、そのことそのものを書くには、対象が大きすぎた。書くのなら正確に捉えて書きたい。書きたいが、全体像を掴もうにも、情報が錯綜してよく分からなかったし、何より事情に疎すぎて、確信を持って言えることがなさすぎた。

 ただ、状況が日々悪化していくことだけは分かった。

 そう、ロシアのウクライナ侵攻だ。




 以下、ロシアやウクライナに関してさして知識もない、日本の一般庶民の感慨だと思ってお読みください。

 まとまりやオチはないことを前もって申し上げておきます。






 なんか、情勢がキナ臭くなってきたな…とは感じていた。ロシアがウクライナに対して軍事侵攻するらしい、と。

 アメリカがそう言うのなら、信憑性は高いのではないかと思ったけれど、

「実際兵を出して軍事侵攻する可能性は低いと思われます」

と言ったどこかの専門家のセンセイの言葉を信じて、

(まあ今どき戦争なんかするほどロシアもバカじゃないやろ)

くらいに思っていた。

 ところがその翌日か翌々日くらいだった。実際の攻撃が始まったのは。




 あのニュースは、大変なショックだった。

 爆撃を受け、泣きながら逃げ惑うウクライナの人々。鮮やかな映像が、今この瞬間、リアルタイムのことなのだと否応なしに思い知らせてきた。

 これまでも、海外の紛争のニュースは何度も聞いてきた。が、やはり遠い異国の出来事であって、もちろん心を痛めはしたけど、対岸の火事に過ぎなかったのだと思う。粗い映像や、ツーテンポくらい遅れたレスポンスなどが、現地とこちらの距離を示していた。あれは、日本国内のお茶の間でテレビを見る私たちにとっては、安心できる要素の一部だったのだと、今なら分かる。

 でも今はそうじゃない。SNSが発達し、誰もがスマホで目の前の出来事を投稿でき、インパクトのあるニュースは世界中に拡散する。

 今や、「遠い異国の地」は存在しなくなったのだ。



 自分の暮らす街に、ある日突然ミサイルが飛んできて、建物が破壊される。友人や家族が死ぬ。爆撃を避けて地下で避難生活を過ごす。

 もし今現実に自分の身に起こったら…と思うと、恐ろしく、憤ろしく、こんなことは到底許されることじゃない、と涙がこぼれる。

(軍事侵攻はないって言ったやんー!!)

と専門家のセンセイを責めたい気持ちになるけど、大方の予想を遥かに超えるほど愚かだったのはプーチンのアホで、センセイじゃない。




 まさか21世紀のこの時代になって、また戦争の勃発を目撃することになるなんて。

 前時代の愚かな遺産として、20世紀に置いてきたのではなかったか。




 世界中から非難されようとも、プーチンは一向にウクライナ攻撃の手を緩めない。

 悪いのはウクライナ政府で、ロシアはウクライナ市民を救うために軍隊を差し向けたんだと。侵略者って本当に、言うことが同じだね。DVする配偶者そっくり。

 こういうときいつも思う。今手元にデスノートがあったなら、と。

 だが、悲しいかな現実世界にデスノートは存在せず、愚かな攻撃が拡大していくのを目にしながら、手をこまねいているしかないのだ。




 ソ連は倒れ、ゴルビー民主化政策を行って、ロシアは変わったのだと思っていた。ロシア人YouTuberが日本語でチャンネルをやっているくらいだ(私も登録している)。

 だけど、そうではなかったのだな、と思った。

 スターリンの系譜は脈々と受け継がれていたのだな、と。

 所詮、そういう国なんだ、と。




 もう一つ、ガーンと頭にくらったショックが、

(これじゃ、ヒトラーが出てきたときと同じじゃないか…)

というものだった。

 第一次世界大戦で敗戦国となったドイツで、突如として現れたヒトラーナチスを作り、国同士の約定なんかすべて無視して侵略行動を始めた。あの当時も、他国は非難したけれど、ヒトラーを止めることは出来なかった。

 もう二度と世界大戦を起こさないために国際連合が作られたはずなのに、

「ひとつの国が国際法を無視した侵略行動に出たら、どうやって止めるのか」

 という宿題は、何一つ解決されないままだったんだな、と。




 なんてこった。

 戦争ばかりやってた20世紀と違って、人類は少しは賢くなったのかと思ってたけど、勘違いだったのか。




 ただ、もちろん全く同じというわけじゃない。

 何しろ今はSNSという発信手段がある。だからこそゼレンスキ―大統領もそれを駆使してウクライナの現況を世界中に伝えている。

 ナチスの台頭を許し、ユダヤ人のホロコーストを招いた大きな要因の一つには、周りの人々の「傍観」がある。

 日々連行されるユダヤの人々がどうなるのか、皆、薄々知っていた。だが、何もしなかった。ユダヤ人でなければ、自分ごとではなかったから。

 ナチスの凶行が白日の下に晒されたのち、彼らは世間から冷たい視線を浴びることになった。

 同じ轍だけは踏むまい、と思うのだった。

 ウクライナの受難は、決して他人事ではない。

 困っている人たちのために、今私に出来る限りのことをしよう、と。




 て言うかですね、全然他人事なんかじゃないんですよ、実際。

 隣の隣があんな国ですからね。

 世間が何か大きな出来事で騒然となったとき、100%ミサイル撃ってくるの、なんなん?

「ボクのこと忘れないで!!」てこと? なんちゅーイヤな構ってちゃんや。

 大体髪型変すぎるやろ。いっそヅラだと言ってくれる方がスッキリするわ。そんでどう見ても太りすぎやし。脂肪肝が悪化して〇んでしまえ。

 大体プーチンも、こうなったから言うわけじゃないけど、私は元々大嫌いだった。絶対イイ人じゃないよ、あの悪党ヅラ。さすが元KGB。ロシアでは支持率80%超えと聞いて、余計気持ち悪かった。そんなことあり得んで。普通。



 まあ私の個人的な好みはさておき、プーチンも、北の四角い頭の人も、世界平和にとって大いなる脅威であるには違いない。

 世界全体も平和であるにこしたことはないんだけど、とりあえず日本国内の平和は保たれていて欲しい。

 というわけで、そこを踏まえて、こないだの参院選も票を投じてきました。

 今回の結果は、(うむ、まあ、こんなところか)という感想でした。




 やれることをやっていこうと思う。

 見るのが辛いニュースばかりで、めげそうになるけど、元気出していきましょう。