おっさんずラブが好き!

ドラマ「おっさんずラブ」の細かすぎるレビューブログ。OLの深い沼にハマって当分正気に戻れません。ほぼおっさんずラブの話題しかないかもしれない。ネタはバレまくりなのでご注意を。

引っ越し完了!

 こんにちは。久しぶりの更新です。皆さま、お元気でお過ごしでしょうか。

 さて、先日無事に引越を終え、故郷へと戻って参りました。



 ……と一言で言うと簡単なんですが、いやー………大変だった。

 引越って、アレじゃない? 人生で過大なストレスがかかるイベントのうち、三本の指に入るよね?

 過去もね、何度か引っ越ししてるけど、思えば近場の移動だった。

 今回は、30余年に及ぶ関西での生活にピリオドを打ち、故郷への帰還となる、いわば人生のターニングポイントでもあったため、んまあ予想を遥かに超えて大変でした。




 年末に前職を辞し、今年は頭から時間はあったんですが、何しろ有休もほぼ取れないようなブラックな職場だったもので、辞めてからはしばらく魂の洗濯とばかりに呆けてまして。

 そのうち、(出来るだけ要らないものを断捨離せねば)と、荷物の整理に取り掛かったんですが、これが本当に時間がかかった。

 モノに執着がない方だと自分では思っていて、捨てるor捨てないの判断は出来るんだけど、「正直要らないけどゴミ袋に入れて捨てちゃうのは気がひける」というものがあるじゃないですか。それが本とCD、DVDの類。

「売れるものは売ろう」と思ってたけど、売るのって手間と時間がかかるんですよね。買取してくれるところをネットで見つけて、申し込む。タイトルを控えたり写真を撮ったりして査定…という部分でまず、相当労力が要る。近所に店舗がなくても、地方から東京方面の店にもアクセス出来るのはネット社会のよさだけど、他にもやることが山ほどある中で、段ボールに綺麗に詰めて配送の手配をして…というのが億劫で、結局後回しにしてしまった。

 古本は、近所に古本市場があったので、せっせと持ち込んで買取してもらったけど、私は車を持っていないので徒歩で行くことになる。そうすると、重いのを頑張って運んでも、ゴミみたいな金額にしかならないわけですよ。

 古本だから、モノの価値としては仕方なくても、忙しい中労力を費やして行う作業の費用対効果として考えると、ランチ代にもならない金額だと、(んー……)てなる。

 結果、「捨てた方が早い」んですよね。

 あと、CDね。いっときkat-tunにはまって、デビューの時からのCDとDVDを買えるだけ買ってたから、それが大量にある。

 売ろうと思って、状態を確かめると、同じCDが2枚も3枚もある。

(なんで同じやつが3つもあるんだ……?)

と自分の行動が理解できず、しばし頭を捻る。もう10年近く前のことだからなーんも覚えとらん。

 よーく記憶をたどってみて、

(そう言えば……通常盤と初回限定盤となんちゃら盤と、パターンがあったんだっけ)

(あーそうそう、特典ついてますみたいな。コンビニ受け取りにして特大ポスター取りにいそいそ行ったっけ!)

(アコギな商売しやがるぜ、と思いつつ、まんまとハマっとったんやった!!)

と思い出し、(ヲタってすげー~~)と当時の自分の情熱に他人事のように感心したりするんだけど、思い出したところで、

「もうこんなに要らんな」

てなる。音楽をCDで聴く時代じゃなくなったしなー、こんなサブスク時代が来るなんて夢にも思わなかったなー、と感慨にふけりつつ、売るつもりで丁寧に整理して綺麗にしたんだけど、さてその大量の〇ニーズグッズ、売るにしても買取査定してもらうにしても、何しろもうひと手間も二手間も要る。

 結局、迷っているうちに引っ越しが迫ってきて、「あーもう持って行って向こうで考える!」てなって、引越荷物に入れました。

 実家に戻ってみたら、昔使っていたCDプレイヤーがそのまんまあって、まだ使える状態だったので、

(え、じゃあ、しばらく聴き直してから処分しようかな…)

ということに。笑

 どうだろう、レコードみたいに、CDが復権する時代がくるのかしら。




 後はひたすら掃除。賃貸なので、「原状回復」して疵のない状態で明け渡しせねばならぬ。

 お風呂とかトイレとかは、モノがつるっとしているので掃除しやすかったんだけど、手強かったのはガスレンジと換気扇だった。

 料理は好きだけど掃除はそれほど……ていうか全然好きじゃないので、コンロ周りは結構汚れが蓄積していた。

 ダイソーでお掃除シートをしこたま買い込んで、毎日せっせせっせと磨いておりました。コゲがこびりついたやつとか、換気扇フィルターの油汚れとかは、なんか強力な洗剤に頼りましたけど、基本セスキと激落ちくんで乗り切った。

 3LDKと家が広い分、掃除しないといけないパーツも多く、1月半ばから来てもらった母にも助けてもらって、片付けと清掃に邁進した1月でした。




 とは言うものの、私の場合、仕事を辞めて時間はたっぷりあったので、過去の引越に比べると余裕はあったと思う。

 一人暮らしなのにこんなにもモノを所有しているのか…と、溢れ返るモノたちに慄きつつ、ひとつひとつ

「これは要る。使ってないけど要る」

とか、

「これは要らない。なくなっても不便じゃないし残念でもない」

とか、向き合いながら処理していった。

 気をつけていたのは、断捨離「しすぎない」こと。もう要らんな、と思っても、後から(あーアレがあったらよかったのに)と後悔することも結構あるから。

 安いし、また買えばいいやと思っても、積もり積もれば膨大な数になる。

 あと、使ってないしここ数年存在を忘れていたけれども、「捨てる」ことに対して心が痛むときは、あえて捨てないようにした。

 後から「やっぱり要らない」と捨てることは出来るけど、捨ててしまった後で取り戻すことは出来ませんからね。




 前述したように、途中から母に来てもらったんだけど、それも正解だった。

 引越作業って、孤独じゃないですか。段ボールに荷物詰めていくときなんか特に。それを、

「あーこのカップ、実家から持っていったやつでしょ」

「そうそう。未だに一軍で使い倒してるよ」

「へえー。モノ持ちいいねえ」

だの、

「あれ、これ、私があげたやつだ。家に帰ったらお揃いの食器があるわ」

「そうだね、私と一緒に30年ぶりの再会だね」

だの、なんやかんやお喋りしながら進められたのは、かなり楽しくて気楽な作業だった。

 2人ともコーヒー飲みなので、なんかっちゃ

「あーもうここまで! コーヒー飲もー!!」

とコーヒーブレイクになって、アマプラで映画観たり(そしてそのまま作業がストップしたり…笑)。

 小麦粉や砂糖の在庫を減らそうと、クッキーを焼いて、それをぼりぼり食べながら作業したり。

 一人でするもんじゃないですね。引越って。




 転出の手続をして、郵便局に転送願いを出して、電気やガスの会社に転居日の連絡をして…と諸々やっていくと、(あー引っ越すんだな。ここともお別れだな)という実感が沸いてくる。

 実家に帰ることは1年以上前に決めていて、特に未練もなかったので、毎日すがすがしく、新生活にワクワクした気持で過ごしていた。

 あ、そうそう、不用品回収業者でちょっとしたトラブルになって、その後の予定が変更になったりもしたんだけど、それについてはまた改めて詳しく書くことにする。

 悪徳業者、滅びればいいのに。




 最後までバッタバタでしたが、無事引っ越しを終えました。

 今ちょっと落ち着いたところ。



 というわけで、またここから更新していきたいと思います。