おっさんずラブが好き!

ドラマ「おっさんずラブ」の細かすぎるレビューブログ。OLの深い沼にハマって当分正気に戻れません。ほぼおっさんずラブの話題しかないかもしれない。ネタはバレまくりなのでご注意を。

2018年連続ドラマ版「おっさんずラブ」レビュー

おっさんずラブ第四話⑨ わんだほうの危機(ピンチ)

半年ぶりの「おっさんずラブ」レビューですが、物語の本筋からは一部逸れます。 あと、微毒注意。 武川主任と牧のひそかな手繋ぎを目撃し、それに悶々としてしまう春田。 自分の心の中で何が起こっているかも分かりかね、仕事も手につかないのだが、息をつく…

おっさんずラブ第四話⑧ 春田創一の目撃

春田は、いつから牧のことを好きだったのか。 第一話で恋に落ちる牧に対して、春田の気持ちはドラマの前半で明示されない。誰に対しても優しくて、否定せず受け入れる春田、その分優柔不断で、日和見主義的な性格でもある。そしてニブい。 思いを告げ、 「一…

「おっさんずラブ」第四話⑦ 分岐点

いやー、第四話、書いても書いてもレビューが終わらない。 まだまだ先があると言うのは、私にとって至福の状態ではあるんだけど、 「いつ何があるか分からない」 ことを思うと、健康で、状況が許すうちに「了」の字に辿り着かねば、という思いもある。 書き…

おっさんずラブ第四話⑥ 春田家の食卓②

この場面の肝はここからだ。 蝶子さんからの宣戦布告にビビる春田に、「本気じゃないと思いますよ」とアドバイスしてあげる牧くん。 でもそれだけでなく、 「まあ、ただ…」 と付け足さずにはいられなかった。 「春田さんも部長に対して、曖昧な態度を取って…

おっさんずラブ第四話⑤ 春田家の食卓

「何かを一緒に食べる」というのは、人にとって、日常的なようで、ちょっと特別な行為でもある。 だから、名作と呼ばれる様々な映画やドラマやアニメで、食事のシーンが描かれる。日常の一コマのはずなのに、視聴した私たちの記憶に強く印象づけられる。 「…

おっさんずラブ第四話④ 絆と誤解とプリけつと

場面は変わって、真っ黒な夜空に浮かぶ黄金色の満月。 ……かと思いきや、黒澤夫妻のダイニングキッチンだった。月を模した照明。柔らかい明かりで、夜の居室を居心地よいものにしてくれるライトだ。 もしかすると、この家を買ったとき、2人で家具を選んだりし…

おっさんずラブ第四話③ 幼馴染

さて第四話、「おっさんずラブ」の登場人物の関係性がかなり動いていく。 特筆すべきは春田の幼馴染、ちずだ。ちずの存在の意味が、この回では揺らいで、春田の周辺の人間関係を変えていく。 「起承転結」とは、お話を作る上での基本中の基本だけれども、「…

おっさんずラブ第四話② 第三の男

さて、物語冒頭から、 ・同性の上司に突然告白される ・ルームシェアの同僚に突然キスされる 等々、思いもかけない様々なハプニングに見舞われては、そのたびに右往左往してきた春田。 第四話に至っても、春田の生活に「安穏」という言葉は登場しない。 そう…

おっさんずラブ第四話 ①牧の愛情ごはん

はー、ようやく第四話まで来たー。 もう早く第四話について語りたくてウズウズしてて、やっと語れる順番が回ってきたんでテンションが超上がってます。 この感想ブログを始めた頃、「5年経ってもレビュー書いてるかも」とどこかに書いた記憶があるんだけど、…

おっさんずラブ第三話⑭ 黒澤武蔵55歳「本当の俺を知ってほしい」

「わんだほう」の扉をガラガラっと開けて春田、 「ちょっと聞いてよ~!」 この甘えた言い方がもう「THE・春田」。ダメなんだけど可愛らしい。 鉄平兄やちずとのやり取り、春田のテリトリーに侵入してきた新参者のマロ、ちょこちょこ差しはさまれるわんだほ…

おっさんずラブ第三話⑬ マジデリ案件の痴話喧嘩

※追記:内容に誤りがあったため一部修正したものを上げ直しています。 部長がトイレへ行った隙に蝶子さんと合流し、なんとか店を出ることに成功した春田。 「ハルカ」にはドタキャンされたことにして、まだ不満げな蝶子さんを引っ張ってカフェの外へ。 トイ…

おっさんずラブ第三話⑫ キリストンカフェ

「コメディエンヌ」と言うと、「喜劇を演じさせるとうまい女優」の意ですっと通じるけれども、「コメディアン」の方は「喜劇俳優」というよりもむしろ「芸人」の意味で使われることが多い。 が、「おっさんずラブ」の田中圭の演技を見ていると、「喜劇を演じ…

おっさんずラブ第三話⑪ はるたんと蝶子さん

武川さんと今ひとつ噛み合わない会話を交わした後、自分の席に戻った春田。 とそこへ、社外から電話がかかってくる。 「協力要請!」 電話の向こうは部長の奥さま、蝶子さんだ。 「協力要請……ハイ、なんでしょう」 とりあえずオウム返しにした春田に、蝶子さ…

おっさんずラブ第三話⑩ 牧くんと武川さん

第三話のレビューが終わらねえ……( ゚Д゚) もうそろそろ巻いていきたい。まだこの後四話も五話もある。早く書きたいシーンが山のようにある。 がしかし、細かいところを「捨てる」ことがなかなか出来ない。 と苦悩しながら、続きのレビュー行きます! 外回りか…

おっさんずラブ第三話⑨ pierrot or marionette?

「おっさんずラブ」の座長を務める田中圭は、言わずと知れた実力派の職人俳優だ。 与えられた役は何でもこなし、どの役も「らしく」演じ分けるが、座長自身を最も輝かせるのが、「元気で可愛らしいキャラクター」なのではないか、と前の記事で書いた。 もち…

おっさんずラブ第三話⑧ 情熱の男

スマホを振って、お互いの連絡先を交換するちずと麻呂を、 (え、何この展開…) みたいに引いて見ていた春田。 ここでようやく、牧の姿が見えないことに気づく。 「牧は?」 と聞くと、 「さっき、武川さんと外に出て行ったけど。何かしら。お説教?」 と答…

「おっさんずラブ」第三話⑦ 麻呂とちず

修羅場に荒れる黒澤家をよそに、ノンキな飲み会が続いている居酒屋「わんだほう」。 「ハーイ、お待たせしました~」 料理を運んでくるちずと、ビールを持ってくる春田。春田は空いた瓶を回収して、なんだか甲斐甲斐しく働いている。 そこへ追い打ちをかける…

おっさんずラブ第三話⑥ 武蔵と蝶子

「アラ! やっぱり奥さんとモメたりなんかしちゃったりして。アヒャヒャヒャヒャ!!」 このマイマイの邪悪なゲスパー、ドンピシャで当たっていた。 場面は変わって、黒澤家のリビングが映し出される。 険しい顔の蝶子さん。 「何か言ってよ」 低い声で言っ…

「おっさんずラブ」第三話⑤ レビューの書き方

あの、超絶どうでもいいことなんですけど、最近ちょっと残念な出来事がありました。 えーとですね、このブログ、「おっさんずラブが好き!」というタイトルじゃないですか? で、「おっさんずラブ」が好きすぎて頭のおかしくなった管理人がただひたすら「お…

おっさんずラブ第三話④ ユラユラと塩とスナギツネ

揺れてユラユラ、足元の定まらないはるたんダンスを一通り踊り終えた春田。 はるたんダンスの特徴は何といっても「体幹」で、身体の中心がしっかりしていると、どんなに左右に揺れてもこんな風に頼りなく見えないんですが、春田は芯が全然通ってなくて、身体…

おっさんずラブ第三話③ はるたんダンス!

そそくさとその場から離れようとする春田を引き留めたのは、マロ・マイマイ・武川主任の営業部脇役トリオ。何気に営業成績優秀な主軸トリオでもある。 マロががしっと春田の腕を捕まえてるのが面白いですね。全然先輩と思ってないの丸分かりやーん。 え、え…

おっさんずラブ第三話② 春田創一の受難

通りすがりのお婆ちゃんに対する丁寧な対応で、蝶子さんの信頼を無事獲得した春田。 不動産の営業としては正解なのだが、しかし、これが春田の次の災難の始まりだった。 「君の会社に、ハルカさんていう子、いる?」 遂に本題を切り出す蝶子さん。 「え?」 …

おっさんずラブ第三話① 道を聞かれる男

さて、ようやく第三話のレビューに着手することが出来ました。 第二話ラストの「KISS」を書いたのが9月だから、わあ! 知らん間に半年も経ってる!! いや、次書こうという気はずーーーっとあったんですけど、劇場版の鑑賞と感想を書くのに忙しい上、あの続…

おっさんずラブ第二話 副音声/圭と遣都と鋼太郎

「おっさんずラブ」というドラマがあそこまで面白い作品になったのには、田中圭と林遣都という実力派若手俳優二人に加えて、吉田鋼太郎という名優が揃った「演技の三つ巴」によるところが大きかったと思う。 それぞれがお互い、ポテンシャルのマックスまで出…

おっさんずラブ第二話 副音声/圭と遣都③

副音声聞けてよかったのは、やっぱりこの2人の信頼関係がすごく強いのと、仲がよい様子が、よく分かる点だと思う。 インタビューを字で読むのとはまた違って、生の印象が伝わるからね。 狭い部屋でぴとっと寄り添って副音声をやっているそうで、どんなのかは…

おっさんずラブ第二話 副音声/圭と遣都②

ところで、鑑賞する側としてはほぼ同じだけど、「副音声」と「オーディオコメンタリー」って違うんですよね。 ドラマのオンエア中に、まだ撮影中のキャストが本放送に合わせて副音声やるのって、確かに珍しい試みかもしれない。 このとき、もう6話の撮影が…

おっさんずラブ第二話 副音声/圭と遣都①

さて、本編同様ハードリピートして、まったく飽きないのが、第二話の副音声ですよ。 もう何回聞いたことでしょうか。 副音声にレビューも何もなかろうもん、と思われそうですが、これを書かずにはいられない。 書き始めたらまためちゃくちゃ長くなりそうな予…

おっさんずラブ第二話⑬ KISS

「もう全部忘れてください」 との牧の言葉に、即座に 「それはやだ」 と答えた春田。 牧を見つめる眼は真剣だ。 この場面、春田の首元には細かい汗がびっしり浮いている。背中が映ると、シャツに汚れのシミが出来ているのが分かる。 牧を探して必死で走り回…

おっさんずラブ第二話⑫ 公園の2人

公園のベンチに座る牧を見つけた春田。 少し躊躇った後、ゆっくりと近づいていく。 気づいた牧、少し驚いた顔を見せるが、何も言わない。 牧の前まで来ると、春田は足を止めて、 「さっきは……ごめん」 きちんと頭を下げて、お詫びの言葉を口にする。 春田と…

おっさんずラブ第二話⑪ 春田さん用晩ごはんカレー

春田は帰宅してリビングの電気をつける。 牧は帰っておらず、誰もいない。 朝牧に言われたように、冷蔵庫から晩ごはん用のカレーを取り出す春田。 猫メモに、「春田さん用晩ごはんカレー」と手書きの文字が。 ――帰り遅いんで、夕飯は冷蔵庫のカレーあっため…