おっさんずラブが好き!

ドラマ「おっさんずラブ」の細かすぎるレビューブログ。OLの深い沼にハマって当分正気に戻れません。ほぼおっさんずラブの話題しかないかもしれない。ネタはバレまくりなのでご注意を。

呟くお作法

 あーーづーーいーー。猛暑、いや最早酷暑の域。今夜も熱帯夜かな。

 暑さとの闘いを強いられる中、親愛なるOL民の皆様におかれましては如何お過ごしでしょうか。

 降るのも照るのも限界MAXってどうなの。「ほどほど」といういい感じの日本語を知らんのか、と言いたくなるが、お天道様に文句を言っても始まらぬ。

 しかし、豪雨による水害から明けてこの猛暑、被災された方々がこれ以上の困難に見舞われなければよいが、と願わずにいられない。

 

 関西住みで、先般の地震の記憶も新しいところにもってきてのあの豪雨。生まれて初めて「遭難」と呼べる事態に直面した。今考えれば、帰宅に7時間以上かかったというだけで、身体にも家にも何の被害もなかったから、大したことはなかったんだけど、あちこちで土砂崩れが起こって道路が寸断されたままだし、他府県の被害も他人事じゃない。

 皆様どうかご無事で、安寧にいられますように。

 

 真夜中にようよう家にたどり着いて、まず何をしたかと言えば、速攻でテレビつけて「おっさんずラブ」の録画を見た。それも幸せ度高めの第6話の前半。超癒された。

 ドラマは所詮絵空事で、どんなに好きになってもお腹が満たされることはないけれど、心身の深い疲れを一瞬で癒してくれる力がある。時として、人生の困難に立ち向かう勇気をくれる源になったりもする。

 「おっさんずラブ」というドラマ、めちゃめちゃたくさんの人を癒したり、「明日も頑張ろう!」というパワーを与えたりしてると思うな。

 

 まあそんなこんなで、おっさんずラブにドはまりしている情況は、大雨が降ろうと地獄の暑さだろうと変わらない。

 大体何かにハマると、普段と違うことがしたくなって、新たな世界に飛び込むんだけど、ツイッターに登録したのは、我ながらなかなか思い切った行動であった。

 ずっと前から興味がなくもなかったのだ。面白いことが起きると、ツイッター見るのが早いのは知っていた。ふと(登録しようかな…)という気になったこともあったけど、何となくしなかった。炎上だなんだ、ネガティブなニュースをよく耳にしていたせいもある。要はちょっとビビってたんですよね。登録せずに、眺めるだけで気が済んでいた。

 おっさんずラブにハマった当初、試しにツイッターを覗いてみて、予想以上に盛り上がっていて、すっかり楽しくなってしまった。大体いつも、流行っているときは遠巻きにしていて、ブームが去ってから手を出すくせがある。「きみの名は。」も「シンゴジラ」も、地上波で放送されてからハマったから、面白い呟きやイラストは後追いだった。それが、リアルで皆とワイワイ騒ぐ感覚で楽しんだのは、初めてのことじゃないかな。

 4話→5話→6話→7話の怒涛の展開と、時間の流れは、当分忘れることはないだろう。土曜日の11:15という時間をあんなに心待ちにしたことはなかったし、登場人物たちの一挙手一投足に一喜一憂して見悶える思いをしたのも、そこそこ長く生きてるけど思い返してみても記憶にない。

 濃密に充実した時間だった。

 

 しかしツイッター、思った以上に社会の縮図ですね。

 言葉だけで出来た世界。だから、言い方ひとつで受ける印象がガラッと変わる。

 実生活にも役立つ教訓に満ちている。

 

 皆同じように楽しんでいるようにみえても、ハマり方は人それぞれ。俳優沼までどっぷりの人もいれば、グッズを買うほどじゃない人もいる。

 この場面のこのキャラは好きになれないとか、このセリフが受け入れられない…ということだってある。そう感じる心は人それぞれ自由だ。

 だから、日記に書くのはいい。親しい友達同士で話すのもアリでしょう。

 けど、ハッシュタグをつけてツイートを公開するのは、それらとはちょっと違った意味を持つ。

「イラっとする」とか「キモイ」とか「嫌い」etcのネガティブワードは、攻撃力が高いからだ。目にしただけで人の心をざわつかせる。発した本人が意図した以上に、思いもしないところで誰かを傷つける鋭さを持っている。

 忖度しすぎて好きな表現を使えないというのも窮屈だけど、やっぱり、不用意に誰かを傷つけるかもしれない表現は慎むのがマナーですね。

 当たり前のことだけどね。

 

 ところで6話のラスト、牧が春田に「春田さんのことなんか好きじゃない」と絞り出すように言う名場面があるけど、どうしても「嫌い」とは言えなかったんだろうなあ…と思う。

 あれが牧の精一杯。春田のためについた嘘とは言え、「嫌い」の一言はどうしても、牧は口に出来なかったんじゃないかな、と。

 

 当ブログではそんな訳で、好きなものを好き!と叫ぶことに全エネルギーを注ぎつつ、99%おっさんずラブについて語っていきたいと思います。

 DVDが我が家にやってくるまでの数か月、なんとかそれでOLロスを乗り切ろう。

 つきあってやってもいいよ、という奇特な方がいらっしゃいましたら、今後ともひとつよしなに。