おっさんずラブが好き!

ドラマ「おっさんずラブ」の細かすぎるレビューブログ。OLの深い沼にハマって当分正気に戻れません。ほぼおっさんずラブの話題しかないかもしれない。ネタはバレまくりなのでご注意を。

おっさんずラブ in 徹子の部屋

 さあいよいよ劇場版公開になりましたね!

 8月23日、あっと言う間でしたねー……ていうかさ、もう2019年が2/3終わろうとしてるんですよ。怖くない?? はー、歳取ると月日が経つのが転がる石だわ。マジで。

 おっと、BBAの感慨はどうでもいい。

 劇場版公開が決まったときに予想したとおり、ここ1週間は情報の洪水が凄すぎて、勤労OL民の皆さんがアップアップしている様子が各SNSで見てとれました。

 そして公開日は朝から電波ジャック。いつテレビつけてもはるたんと牧と部長がいるんだよ。

 地方民ではありますが、とりあえず1日まるっと全録りで仕事に出かけました。



 さて皆さん、もちろんご覧になりましたよね?

徹子の部屋」。

 いやー……控えめに申し上げて、「最☆高」の一言でした。
 これ、「3人で」と決めた人、誰か知らんけど、天才だと思うわ。

 並びもよかったですよね!

「ちょっとその2人で抱き合ってみて」

と徹子がいきなりの無茶ぶりをするも、心得て座長の両方から取り合いの間合いを演じてみせる牧と部長、もとい遣都と鋼太郎さん。

 制しながら、

「この2人すぐケンカするんすよ」

と苦笑してみせる座長、さすがだわー。徹子の要求にも自然に応え、場の笑いも取っていた。大人…!

「圭さんが、ああいう顔する人って俳優であまり見たことないんですけど」

 さすが大女優徹子さん。座長の顔芸バリエーションの豊かさをちゃんと指摘してくれた。

「あんな風になかなか顔って変われないですよね」

からのー、お互いのほっぺたをひっぱりあいっこする座長と部長と牧。

 最高かよ…!

 この録画、永久保存版とさせていただきます(叩頭)。



「遣都さん、お母さまが、どんな気持ちでご覧になったんですって?」

「や、もうホントに、…喜んでました。ハイ。……ハイ…もう……そうですね…」

とそこですかさず

「声ちっちゃいよ」

とツッコむ鋼太郎氏。

「声ちっちゃいんだよ」

とかぶせてツッコんだ後、思わず本気で笑いそうになって、いかんいかん、とぺちぺち顔を叩く座長のお兄ちゃん感と少年感よ。

「ホントに、おっさんずラブで、あのー……色んな方に知っていただいたっていうのがあるので……ま、頑張ってきてよかったねっていうようなことは…言ってもらえて……」

「どんどんちっちゃくなってるよ声!」

 と再び鋼太郎パパからの厳しい檄が。笑

 そうそう、これよ! 悪いんだけどこの遣都のグダグダ感を心配しておったのだよ、我々も!

 もうホント、パパとお兄ちゃんが一緒に出てくれてよかった!



 遣都が初出演ということで、フィーチャーしてくれてありがとう徹子。

「修学旅行に来ていたとき渋谷駅のホームでスカウトされた」

ってエピソード、知ってたけど、なかなかの映画化案件じゃない? 超ドラマチック。にしてもそのスカウトさん、慧眼だな!

 そしてデビュー当時の遣都くんの写真、可愛いねー!! フレッシュでキラキラしてる。

 その写真を見た後、

「ちょっとそのまま止まってていただいて、あなたのお顔を見せていただいていいですか?」

と突然今の遣都のクローズアップ。鑑賞に耐える顔だからいいんだけど、芸能人のくせにあからさまに動揺するknt氏。

 そしてまたここで

「何かご家族におっしゃることありますか?」

って、毎回フリが急だな!笑

 不穏な空気を察して、お兄ちゃんとパパが堪えきれずにもう笑っちゃってるけど、その横でなんとか

「いやぁ…ホントにえー……(眼が泳ぐ)…今、徹子の部屋に、えー…出ていて、えー……まあ……また、……お仕事、やってきて、よかったなと。思えています」

と、それなりにそれっぽいセリフを絞り出した遣都氏、どう着地させるのかと思っていたら、

「産んでくれてありがとう!」

とまた大きく締めくくったもんだから、座長と鋼太郎さん、爆笑しちゃった。

 遣都氏、「ともかく言い切った!」のドヤ顔。そして、2人がついていてくれるからこその安心しきってる感が微笑ましい。



 って、これを書くためにもう何度も何度も何度もリピートしてるけど、何度見ても3人が可愛い。徹子も含めて4人とも超キュート。

 はぁ~、テレ朝さんありがとう。もう何か寄付したいくらい感謝。



 終盤、遣都くんが一生懸命話しているのを、手前を遣都、その向こうにお兄ちゃんとパパが微笑みを浮かべて、言葉の区切りのたびにうん、うんと頷きながら見守るという構図で撮ってくれた演出さんとカメラさん、ありがとうありがとうありがとう。なんという尊い画でしょうか。



 徹子さん、全話見てくれたんですね。そして、このドラマの真の価値を分かってくれている様子、民から見ても安心して見ていることが出来ました。

 それぞれの役者としてのキャリアと、プライベートの素顔、そしてお互いどう評価しているか、おっさんずチームがどれだけ結束が強いか、余すところなく見せてくれる、見ごたえ十分の30分間でした。



 にしても遣都くん、

「28歳独身です」

とやけに強調していたけど、どうしたんや。笑



 間違いなく今まで見た中で一番面白い「徹子の部屋」だったわ。

 リリー・フランキーが出て徹子さんに「あの、タイプです」「徹子さん、僕とのこと、本気で考えてください」と半分本気で迫っていた回が不動の一位だったけど、軽々超えていきました。

 超面白かったです、ご馳走様。

 合掌。

おっさんずラブ第二話⑪ 春田さん用晩ごはんカレー

 春田は帰宅してリビングの電気をつける。

 牧は帰っておらず、誰もいない。

 朝牧に言われたように、冷蔵庫から晩ごはん用のカレーを取り出す春田。

 猫メモに、「春田さん用晩ごはんカレー」と手書きの文字が。

 

――帰り遅いんで、夕飯は冷蔵庫のカレーあっためて食べてください――

 

 牧の姿がフラッシュバック。



 レンジの中で回るカレーを見つめる春田。

 はずしたメモがその上にあって、きちんと見えるように貼ってあるのは、牧の丁寧な文字に何か感じるところがあったのだろうか。

 このメモがこの先、いい仕事をすることになるわけだが、それはまだ先の話。



 お皿に盛ったカレーライスをスプーンですくって、一口食べて、

「くそー……」

 春田、そこで手が止まってしまう。お腹は空いてるだろうに。

「超うめぇ……」



「春田は超鈍感なクセに、すごく素直に人の気持ちが入ってくるヤツ」

とは、春田を演じた座長本人の言葉だ(公式ブックP10)。

 ここできっと、このカレーを用意した牧の気持ちが、春田の中に流れ込んできたんじゃないかな。

 だってこれね、日常的に料理をする人ならお分かりの通り、めっちゃ大変じゃないですか。

 わざわざレンチン用に小分けしてあるということは、牧は春田一人のためにこのカレーを作ったのだと思われる。

 前の晩、1人分のカレーを作って、冷まして、レンチン用の容器に入れて、ちゃんと冷蔵庫に保存。。。考えただけでめんどくさいわ。

 

 たとえばこれが、ひき肉とナスのカレーとかなら、たくさん作って冷凍したのかも、という可能性が残る。

 でもこのカレー、具がジャガイモ。ということは、冷凍出来ないんですよね。

 子供舌の春田がきっと、ジャガイモカレーが好きなんだろう。

 だから「わざわざ春田用に作ったんだな」という推察が成り立つわけです。



 そして、メモまでつけたということは、メモなしだと春田が分からない可能性があったんだな。これは分かる。モノ探しが超絶ヘタなおとぼけ同居人と6年もルームシェアしていたから、「ああ、メモないと分かんないよな」と思える。

 牧くん………… 愛だね!!!



 とまあ、そんな詳しい裏話までは分からずとも、カレーに込められた牧の真心は春田にもしっかり伝わったのではないかと。



 そのせっかくのカレー、一口食べて、春田はスプーンを置いてしまう。

 そのまま家を飛び出していくわけですが、「矢も楯もたまらず」というやつですね。

 

(――なんで走ってんだ、オレ? …なんでだ…)

 衝動に駆られると人はこうなる。

 理性では逆のことを思っていても、身体が勝手に動いちゃうやつ。脳が本能にのっとられて自動操縦になってしまう状態。恋愛状態にある人には特によく見られる行動です。

 そんな春田の脳裏には、営業所にやってきた当時の牧の姿がフラッシュバック。

 探すアテもなく、闇雲に走り回ったところで、そうそう見つかるはずもなく、通りすがりのサラリーマンにぶつかって勢いよくゴミの山につっこむ春田。

 それでも、牧を探す自分自身を止められない。



(牧が女だったら、あの告白は嬉しかったのだろうか)

(ただ、牧が男だから、ダメなのか…?)

 

 走りながらぐるぐる考える春田。

 そう、そこ大事。よーーーーく考えようぜ、春田。



 と何を思ったのか、途中で突然立ち止まり、

 

「オレは!! ロリで巨乳が好きなんだよ!! しゃあぁぁぁ!!!」

 

 夜空に向かって絶叫する春田。

 

 

 

「春田はきっと、一話から牧のことが好きだった」

と、これも座長の言葉だけど、私もそう思う。

 なぜなら、自分を好きだと告白した牧を放っておけなくて、自分でも訳の分からない衝動に駆られて探し回っている春田の中で、「恋愛対象=女性」という不動の価値観が揺らいでいるからだ。

 自問自答しながら、生まれて初めて性的アイデンティティの揺らぎを感じている春田。

 このときの春田には、そうした焦りもあったに違いない……というのは、完全に私の主観による推測ですが。

 ストレートの男性にとっては、それって結構な不安だと思う。

 だから、大声で叫ぶしかなかったんじゃないかな。



 さて、こうして駆けずり回っても、中の人たちがお話しているように相手が見つかることってほとんどないわけですが、春田は夜の公園にいる牧を見つける。

 なぜならこれはドラマだから…と言ってしまうと身も蓋もないのですが、現実でもこういうことは起こり得ます。

「求めよ、さらば与えられん」

という聖書の言葉があるけれど、あれは本当だと私は思っている。

 人が真実欲しいと心に願うものは、ちゃんと与えられるのです。



「運命の恋に巡りあいたい」

と願った春田。

 だから、牧と出会ったのだ。

あな番ちょこっと見

 

 「あなたの番です」、徐々に盛り上がりを見せているようで、それはめでたい。

 がしかし、ミステリ好きとして最初チェックはしたんだけど、今ひとつ好みじゃなかったので、 3話くらいで脱落した。

 今日、久々に覗いてみました。

 以下、そんな人の雑な感想。

 

※毎週見ているガチ勢には間違いなく不愉快だと思うので、見ないことをお勧めします。

 

 

 こないだ、「犬神家の一族」の動画を見たんですよ。石坂浩二金田一耕助、ヒロインが島田陽子のやつ。もしかすると、金田一映画で一番有名かもしれん。

 これ見ると、

「名探偵って、『犯罪を未然に防ぐ』わけではないんだな」

と、改めて認識せざるを得ない。

 むしろ、犯罪を断固完遂すると決意を固めた犯人が次々と連続殺人を犯していく。名探偵は、その卓越した推理力によって一連の殺人にある一貫性を見出していき、次に殺される人の候補を予想はするものの、殺人を防ぐことは出来ない。

 殺される予定だった人は、犯人の思惑に添って、劇的に華々しく散っていく。

 その中で有名なのが、「スケキヨの逆さ立ち」ですよね。「スケキヨ」と言えば早朝の湖に突き立つ両脚ですが、これもお若い人には分からんネタかもしれんのう。。。

 それはともかく、金田一映画を貫くのは「様式美」だ。見る方も、「ここでそろそろ次の人が殺される」のが分かっていて、お約束を楽しんで見ている。

 名探偵は結局大量殺人を防げないんだけど、最後に「犯人の思惑」を開陳して、おおーさすが金田一さんだ!!てなって、めでたしめでたし。

 謎がすべて解かれた後、真犯人は大抵服毒自殺を遂げるんだけど、だからして本当なら

「大量殺人を防げなかった上、犯人を死なせた間抜けさ」

咎められるべきなんだけど、そこはそれ、

「名探偵だからまあそこら辺はさくっと省略!」

という謎の力が発動する。

 でも、それでいいのだ。金田一ミステリのファンは、それ以上求めてない。

 それよりも、

・ここぞというところでヒロイン受難

・フラグ立つ→予想通り殺される

・殺され方がかなり劇的でドラマチック

・なんだかんだでラストはハッピーエンド

という要素が満たされていさえすればそれでいいのだ。

 

 そして、この映画を見てファンが納得するのは、

「石坂金田一が知性的で素敵」「島田陽子のヒロインがいかにもそれっぽくて文句なしの美形」「真犯人のあの人がふさわしい品格を備えておる」「脇役やBGMも作品世界を壊さず盛り上げていてよろしい」等々、色んな要素がある。

 だからして、「お約束」「様式美」を受け入れることが出来るのだ。

 

 

 さて、そんな「ミステリ脳」で「あな番」を見てみると。

 うーむ……やっぱね、金田一作品は、時代が離れてるのと、田舎とは言え小市民とはかけ離れたセレブの設定だったので、

「所詮絵空事

と割り切って鑑賞することが出来たんだよな。

 その世界を、現代に持ってこられると、たちまち

「自分の周りで起こった出来事だったらどうする!?」

というリアリティが出現する。

 それも例えばね、今季のドラマで言うと「ルパンの娘」みたいなぶっ飛んだ設定なら、「これはフィクションだから」と心おきなく楽しむことが出来たと思うの。

 でも、現実離れしたコスチュームに身を固めるキャラもいなければ、どう考えても作業の邪魔にしかならない仮面をつけている人もいない。

 翔太くんも、その辺のジムにいそうなトレーナーだし、マンションの住人もそれぞれ、(常軌を逸している…)と思う点はあれど、(あーでもいるいるこんな人…)と感じる。

 

 

 となると、

「こんな毎週のように人が死ぬマンション絶対住みたくない」

ってなりますやん。

 ていうかさ、こんなに人が死んでるのに、

・それほど心を許してない隣人の家に一人で上がり込む

という行為が理解できない。

 上がるなよ、上がるなよ…と思いながら見ていたのに、流星はアッサリ尾野さんの部屋にあがりこんでるし、飲むなよ、飲むなよ…と思いながら見ていたのに、どこからどう見ても200%怪しいお茶を飲んじゃうし。

 で、それは流星だけでなく、他の住民もそうなんだな。

 

 スミマセン、私、テレビのドラマは気を抜いてほけーっと見たい派なんです。

 気を抜くと主要キャラが死んじゃうドラマ、なかなかにハードルが高いっす。

 翔太くんは頑張ってますね。

 ラスト、真実にたどり着けますように。

 

 

 

おっさんずラブ映画公開直前!みどころ凝縮スペシャル

 見ましたー。

 関西なので1週間遅れての視聴。

 今頃他の地域では後編を放送してますねー。

 関西では9月1日の放送…って、映画の公開始まっとるやないかーい!!とツッコみたくなるけど、関西は老舗ローカル番組がみっしり詰まっていて、しばしばこういうことが起きる。仕方ない。

 放送してくれるだけでありがたやありがたや。

 

 あ、で、何度も何度も繰り返し見ていて、各シーンの台詞やタイミングも暗記している人でも楽しめるのか?という疑問は解消されました。

 

 結論:楽しめます!

 

 なぜかと言うと、凝縮版だからして、一部BGMの使い方が違うんですよね。

 背後に流れる音楽が違うと、こんなに印象が変わるんだ……と、新鮮な発見でした。

 

 最初に(あれ?)と思ったのは、第三話の頭、春田が蝶子さんを一人暮らし用の物件に案内しているシーン。

 記憶にあるのと何か雰囲気が違って、(あれ、違うテイク?)とすら思った。そんなわけないんだけど。

 んー??と思いながら見ていて、その次、武川主任とマイマイが、春田が案内している客のことを

「あらっ、部長の奥さん!」

と気づいて、「1人暮らし用の部屋を探してる…」→「離婚!!」てなって大騒ぎ、というシーン。

 ここも、(あれれー?)となって、本編の3話と見比べてみました。

 音楽が違う。

 だから、こんなにも印象が違っているのだ。

 

 「おっさんずラブ」は、どの回も名場面だらけなんだけど、毎回絶妙なタイミングでテーマソングが流れて、面白さを2倍増し3倍増しにしている。

 春田にパソコンを見られたことに気づいた武蔵がトイレで「見た?」と迫る場面、公園に呼び出して「好きでぇぇーーす!!」と劇的な告白をかまして月9ヒロインよろしく走り去る場面、酔っぱらった春田に「プレゼント―!!」とお客様マル秘情報を手渡された牧が嬉しさを噛みしめている場面、どれもこれも、バックの音楽がなかったら、まったく違ったテイストになってしまう。

 ドラマには音楽がつきもので、もはやなしに語れないというか、「あって当たり前」くらいな感覚になっていたけど、こうして違ったバージョンを見てみて、改めて「めちゃめちゃ大事だな…」と気づかされた。

 BGMのないドラマなんて、スパイスの入ってないカレーみたいなものだ。

 

 だからこそ、「BGMがない」という演出も生きるんですね。

 そう、クライマックスのあのシーン。音楽もない、台詞もないあの時間、視聴者はただただ2人の気持ちだけをいっぱいに受け取る。

 その後の「……ただいま」「おかえり」からのー、Revival!! あー、書いてるだけで「うわーー!!」てなって涙が出てくる。

 

 あーそう、第一話の肝というべき「巨根じゃダメですか?」の部分、全然違う音楽流れてましたね。あそこは、(尺の問題かな?)くらいに思ってたけど。

 民の多くは、あの場面で違和感を覚えたに違いない。

 

 

 さて、この直前スペシャルで初めてこのドラマを知って、「何これ面白いんだけど!!」となっている皆さん、

「え、じゃあ、ホントの音楽がつくとどうなるの?」

と思われたなら是非、ドラマ本編をご覧ください。

 ツイッターを覗くと、徳尾さんと公式さんが裏話をちょいちょい呟いてくれている。

 お、後編、「あげないよ」もお餅のくだりもカットされたのね?

 それもこれも

「さあ、本編を見よう!!」

という深淵な策略かも(笑)

 

 新たな沼民候補の皆さん、この機に「おっさんずラブ」の深い沼にレッツダイブ!!

 

 今日はちずちゃんが「あと5日」のお知らせ。

 はぁードキドキする!

おっさんずラブが好き!!!

 ということでタイトルに偽りなし、ただただ「おっさんずラブ」への愛を叫んでいる弊ブログ、このところの「おっさんずラブ」祭の余波か、訪問してくださる方もかなり増えました。

 僻地のへっぽこブログですが、訪問いただきありがとうございます。

 ワタクシ、映画やドラマをあまりにも好きになると、

「数分単位で詳細すぎるレビューを書く」

という変態的な性癖がございまして、当ブログはその発露でございます。

「見て、描かれていないところを想像して、思いの丈を書き増しして、長文のレビューにする」

のが趣味でして、つまりはひしっとかき抱いて撫でまわしているのと同じ作業を頭の中でやっている、と。

 書き終わるのが一体いつになるやら、予定は超未定です。あいすみません。

 

 まあそんな今さらな自己紹介はどうでもいい。

 今日改めて「おっさんずラブが好き!!!!」という爆発的な思いを抱いたので、ブログタイトルを記事タイトルにしたのだけれど、これは正確に言うと

 

おっさんずラブ公式さんが好き!!!

 

 ということだ。

 外伝が見られない地域の民のつぶやき、ちゃーんと拾い上げてくださったんですね!!

 

 

 見る。深夜3時だろうと4時だろうと見るよ…!!(ていうか録画)

 

 映画も、字幕つきバージョンの放映がちゃんとあるもんね。

 こんなにファン想いの制作サイド、今まで存在した?? 私は知らない。初体験。

 何かの熱烈なファンになって、心が持って行かれるという体験自体ありがたいのに、同じ熱量で両想いだなんて…… 

 こんなん惚れてまうやろ!!!

 

 さて、部長を演じる鋼太郎さんが出演ということで、番宣を期待して「決定版!日本の名曲100選」にチャンネルを合わせてましたが、いやー、どの歌も知ってるし歌える。気がついたらフツーに

「ひゅーるりーーーひゅーるりーーらーらーーー♪」

とか口ずさんでしまってて、思いのほか楽しんでしまった。

 流行った当時私は小学校の低学年くらいだったと思うけど、我が家のテレビのチャンネル権はばあちゃんが握って離さなかったので、アニメとかじゃなく、NHK歌謡ホールとか毎週見ていた。だからあの時代の流行歌、ほとんど覚えてるんだな。記憶って恐ろしい。

 まーでもあの時代の歌手の皆さんは歌がうまいよね! と言うか、下手クソがいないよね。

 そして年齢の割にものすごく大人びている。いや、今が未成熟すぎるのか。

 「氷雨」を歌う日野美歌(20歳…!)も、「雨の慕情」を歌う八代亜紀も、超絶色っぽかった。

 聴きごたえがあって、よかったです。

 

 

 そして鋼太郎さん、番宣お疲れ様です。

 幅広い年齢層の方が映画館へ足を運んでくれますように。

 

 

 映画公開まであと1週間!!

 皆さん、「おっさんずラブ」祭、まだまだ楽しんでいきましょー!!

とあるOL民の終戦記念日

 せっかく沼が劇場公開前のお祭りに沸いているところ、水を差すかな…と迷ったんだけど、やっぱりこの話題で書いておこう。

 本日、8月15日は日本の終戦記念日だ。

 1945年8月15日をもって、日本はそれまで長く続いた戦争状態に終了を告げた。 

 テストに出ても出なくても大事なことです。

 

ktdmtokttn.hatenablog.com

 この記事でも書いたけど、戦争を知らない世代として、史実を知って伝えていくことは義務だと考えている。だからこの季節、色々と戦争特集を見るようにしてるんだけど、毎度、途中でしんどくなるんだよね。

 いや、真面目に鑑賞しているんだけど、そうすればするほど、

(…………全員バカじゃないの???)

という疑問が濃厚になってくるからだ。

 

 そもそもさあ、世界地図見れば一目瞭然じゃないですか。日本とアメリカの国土の大きさよ。

 こんな小さな島国の分際で、なんであんな大きな国に勝てると思ったんだ?

 仮に、当時日本が最先端の技術力を持っていて、向こうが国土ばかり大きいだけの遅れた国、とかいうならまだ分からんでもないけど(それだと戦争する意味自体がないけど)、まるっきり逆だよ。飛んでくるB29に竹槍で立ち向かおうとしてたんやで。どう考えても終わってるやろ。

 敵国と自国の国力の差を正確に把握することもなければ、時局・戦況の変化を捉えることもできず、先の見通しなどゼロに等しい状態で、兵隊を片道切符でばらまけるだけばらまくとか、別に勉強などしなくとも狂気の沙汰としか思えん。

 小国なりに一丸となって闘うかと言えば、陸軍と海軍とでアホな覇権争いなんかやっとる。

 そんで、各地で大敗を喫しているのに、「またも大勝利!!」とか新聞でぶちあげとったわけやろ。。。

 ガダルカナルも、ラバウルも、サイパンも、ノモンハンも、二二六も、ぜーんぶひっくるめて

「バカしかおらんかったん??」

てなる。

「バカに権力を持たせるとろくなことにならない」

 戦争に関して我々が言えるのは、この一点のみなんじゃないかとすら思う。

 

 でもですよ、では国民をだまくらかした軍部が全面的に悪くて、犠牲を強いられた庶民は無垢な被害者でしかなかったのかと言えば、そうとは言えないんだな。

 当時、国民も戦争を望んでいた。たまたま運よく日清・日露と勝ってしまったのと、一次大戦もなんだかんだで勝ち組になっちゃったもんだから、完全に調子に乗っていた。

 冷静さを欠いていたのは国民も同じ。

 

 ある日突然戦争が起こるわけではない。

 それまでの流れがあって、戦争を避けられる岐路と言うべき局面は何度かあったはずなのに、正しい選択が出来なかった果ての、二度の原子爆弾投下であり、この日の終戦なのだ。

「あやまちは二度と繰り返しません」

と、口にするのは簡単だけど、じゃあ実際どうすればいいのか、真剣に考えないと、また同じようなことが起きたとき、正しい進路を取ることが出来ない。

 

 

 ヒトラーだって、出てきたときは冷笑されていたし、バカにされていた。まさか、アレが政権を取るだなんて、最初は誰も思っていなかった。

 だから、侮ったのだ。

 まあそのうち危なくなったら手を打とう、と周りの誰もが「様子見」しているうちに、ヒトラーは精力的に勢力を拡大し、あれよあれよという間にナチスを第一党にしてしまった。当時はドイツ国民も彼を支持したのだ。

 その後どうなったかは、誰もが知る通り。

 

 同じような例として私の記憶に刻まれているのは、オウム真理教だ。

 おかしなコスチュームと歌と踊りで選挙活動をしていたとき、まともに取り上げる人は誰一人いなかった。

 幸いと言おうか、ヒトラーと違ったのは、彼らがことごとく落選して、政界に進出することはなかったことだが、その分地下に潜って世の中を引っ繰り返す方に力を注ぐようになってしまった。

 そしてその後、彼らの犯行であることを示唆する出来事はいくつもあったのに、「様子見」しているうちにどんな事件を起こしていったのか、これも知られている通り。

 これに関しては、メディアが犯罪者の犯行完遂に助力してしまうという失態を犯していることが許しがたい。

 

 今、色々と世間を騒がせている人がいるじゃないですか。N国党のT某という人。

 NHKの受信料徴収の理屈は8〇3と同じだし、戦前成立した「放送法」もおかしいし、その主張自体はいいと思うよ。でも、政治家を批判した個人に粘着したり、その番組のスポンサー企業の不買運動をしちゃったりで、

「あ、触っちゃダメな人だった…」

てみんな気づいた、というところですよね。今現在。

 これまでのことを教訓に思うのは、「ああいう存在を侮ってはならない」ということだ。

 侮ってはならない、というのは、「侮ってはいけない力がある」というのではなく、「侮って『まあ自分が何かしなくても勝手に潰れるだろう』と高見の見物を決め込んではいけない」

という意味だ。

 放置していてはいけないと思ったら、意思表示をするべきだと思う。

 

 

 どうも、楽観してはいけない場面で、驚くべきスーパーポジティブ思考を発揮する傾向があるからな、我々日本人は。

 東海村の臨界事故もそうして起きました。

 

 ところで、うちのばあちゃんの話では、昭和20年の春あたりだったかな? 地区の集まりで、お寺にみんな集まったことがあったんだって。

 当時、金気のものは供出させられていて、そのお寺の鐘もなかった。

「こーんな田舎の寺の鐘まで持っていってるようじゃ、もう負けるのも時間の問題だわ…」

と、大人たちがヒソヒソ話し合っていたそうです。当時祖母はまだ少女。

 やっぱね、いくら景気のいい嘘っぱちこいたって、田舎のド庶民にだって本当のことは分かっちゃうよなー、と思ったことでした。

 

 例えば、謎の巨大彗星が割れて墜落して時空が歪んでうんたらかんたら、まあ何らかの理由で突如昭和20年当時の情勢が今成立してしまったと仮定しよう。

 そうなると、「おっさんずラブ」の運命は

 

・関連書籍の強制回収と発禁処分

・制作に携わった人々は連行されて取り調べ

・下手すると逮捕拘禁

・映画は永久にお蔵入り

・メディアは一斉にバッシングを始める

・外で「おっさんずラブ」の「お」の字も口に出来ない

・ファンだとバレたら憲兵が飛んでくる

 

 まあこの辺はカタいところだろう。いや、マジで。

 

 戦時中、リアルで同性を愛する人たちは戦局が悪化するにつれ、追い詰められ、それこそ拘禁されたり、自死に追い込まれたりしたのです。時代の犠牲になった牧や政宗や黒澤部長は少なからずいたはずだ。

 つい74年前、この国はそういう国だったのですよ。

 それを忘れてはいけない。

 

 

 

 「おっさんずラブ」のある世界は尊い

 「おっさんずラブ」が好きだ!と堂々と公言出来る自由もまた、戦争当時を考えると、奇跡のように尊いのです。

 こうしてみんなで盛り上がって、映画の成功を楽しみに出来るこの平和を守るためにも、普段の意識が超重要、という話。

 

 

 他の誰かが何とかしてくれるだろう、ではなく、自分が主体的に意思表示をし、行動に移すこと。

 これが大事ですね。

ニッポンの夏、おっさんずラブの夏

 台風が近づいてますね。

 さっきコーヒー淹れようとしてガスレンジの上の換気扇つけたら、この世のものとも思えない禍々しい「ひゅおぉぉぉ……」みたいな音がしたけど大丈夫か。

 明日は降水確率100%の予報。

 

 ところでここOL沼では、相も変わらず毎日情報の雨が降り注ぎ、もう首までつかって溺れそうだ。

 昨日のおっさんずラブイベント&完成披露試写会は、地方の勤労民である故参加はかなわなかったが、各メディアの記事や参加した方の詳細なレポツイであらかた知ることが出来た。

 ていうか何ですか、あの人。knth氏ってば、バラエティでうかつに口を開こうものならとんだポンコツっぷりを曝け出すくせに、またしても名言爆誕ですって…?

 

 

 平成最後の満月の夜

 

 ああそう……お泊りロケをそんなシチュエーションでね……

 2人で「初めて真面目に話して」楽しかったんだね……

 もう勝手にしてくれ(←何故かヤケ)

 

 ていうかこのビジュアル、最高じゃない!?

 この2人の浴衣姿、永久保存しときたい……

 

 

 

 にしてもおっさんずラブSNS担当さんは仕事するね。ドラマ放映時とまったく変わらない勢いだね。「ここ!」という投下のタイミングをニクイまでに心得ていらっさる。

 各キャストのメディアでの番宣と、SNSでの連投で、この沼がここへきて一気に面積と深さを拡大しているのを実感します。

 

 

 でさあ……アレ、見ました? もちろん、民の皆さんならとっくに見ましたよね。

 そう、劇場版の予告映像です。

 寧々さんが出た番組のラストで流れた新しいやつ…!

 民のみんなが妄想してきた、私も小説で描いた、

・春田と牧の浴衣姿

・人込みで手つなぎデート

・花火

の映像がしゅっしゅっと秒で流れていき、

(ちょ、ま、もっもう一回……!)

てなって、何十回と繰り返して見てるの、私だけじゃないはず…!

 いや、気のせいじゃない、2人で夏祭り行ってる。りんご飴食っとる…!

 え、で、なに、「別れよう」って……いやいやちょっと待て春田。

 ていうかセクスィー男爵狸穴さんは牧くんなの? そんでチワワに負けない仔犬系男子ジャスははるたんの…??

 

「ちょ、待て待て待て、なになに、どういうこと??」

 

と、ドラマ初期に2人の男から告白されたはるたんのごとく脳内が混乱した結果、

ムラムラしております。笑

 

 あーもー早く映画観たーい!!!

 

 

 でもホント、何度でも言うけど、「おっさんずラブ」って2018年4月~6月のドラマだよ。

 終わった直後、ロスで息も絶え絶えの民の屍累々だったけど、1年ちょっと経って、ますますヒートアップしてるなんて、あのとき誰が予想しただろうか。

 すごくない??

 祭りはまだまだ終わらない。

 

 アエラの鼎談記事で鋼太郎さんが「男はつらいよシリーズみたいにずっと続けばいい」と言ってくれていた。

 ですよね!!

 毎年のお正月映画、これからは「おっさんずラブ」シリーズでいいと思う!!

 と首がもげるほどうなずいてしまったわ。

 

 というわけで、劇場版公開を前にした情報ラッシュにいささか正気を失いつつありますが、映画本編を見るまでは頑張って生きのびたいと思います。

 今だけは死ねない。

 朝の公道や横断歩道や駅のホームでうっかり貰い事故に遭わないよう、細心の注意を払って過ごします。