うわー、前回のレビューから気づけば1か月も空いてしまった。
「続く!」で終わっといて1か月放置はないわ。すんまそん。
ここんとこ身辺がなかなかに激動だったのでアレなんですが、それはまたそのうちに記事にします。
ということで、しれっと続きをば。
無事な春田の姿を目にして、
「はるたん……!」
と最初から乙女モード全開の武蔵。
春田が慌てて牧を外に出したけど、武蔵の目には牧なんか最初から入ってないっぽい。笑
「痛い…?」
と頬に触れて、ホントにどうともなってないことを確認すると、
「ばかぁぁぁ!!!」
と叫びながら春田の腰に抱き着く。
安堵の余り怒っちゃった牧と、乙女全開で愛する人に抱き着く武蔵。
対比が面白いけど、どっちも可愛いですね。
相手の身に何か深刻な事態が起きたかもしれないという不安と恐怖は、人の本心を剥き出しにする。
長年一緒に働いてきた会社の上司という立場も、妻がいる同性の年上という自分の属性も忘れて、ただただ(はるたんが無事でよかった…!)という思いを溢れさせる武蔵。
「はるたんにもしものことがあったら△#&%’…!!」
ともう単語になってない。
「ぶちょぶちょぶちょ……あのッ、誰か来るかもしれないですからッ…!」
と、押し戻しはしないまでも防戦一方の春田。そりゃそうだよなあ、自分の身を心配してのこととは言え、上司にここまで距離詰められたら(ななな何この人)ってなるよ。しかも距離ゼロですからね!
でも、そこは流され侍春田創一。
「無事で、よかった…」
と上目遣いに見つめられて、うっかりほだされちゃうんだなあ。
バスが揺れて思わず抱きしめられる形になった朝の出来事。
手を振り払ってしまったときの悲しそうな顔。
背後にハートをしょった「好きです!」という男らしい告白。
部長の色んな顔が走馬灯のように浮かんで消える。
そこでふと、春田の中で何かが動く。
心が動かされるまま、気がついたら自分に抱きついた部長の頭を撫でている。
すぐにはっとして、(なんだコレ。何やってんだオレ)と我に返るけど、ここは春田もつい、「部下」とか「同性」ということを忘れて、純粋に「自分に思慕を寄せてくれる人を愛しく思う気持ち」が発動しちゃったんだと思う。
この辺が、春田の春田らしいところだ。よくも悪くも。
「悪くも」というのはだ、この後の部長の暴走を招くのは、この春田の対応だと思うですよ。私は。
武蔵の気持ちを想像してみよう。
勇気を振り絞って告白した後、相手がギクシャクしちゃって、一度は手を振り払われた。武蔵しゅん。。。
でも「怪我したかも!」とパニックになって、つい抱きついちゃったら、彼は拒否しなかった。
それだけじゃなく、優しく頭を撫でてくれた。
見上げたら、至近距離で見つめあってしまった……
武蔵キュン。。。
まあこんなとこじゃないかと。
実際は、春田はすぐ部下モードに戻って
「あ、すみません…」
と手を離すんだけど、まあ、恋愛中ってぜーんぶ自分の都合のいいように脳内変換するじゃないですか。
武蔵のピンクフィルターかかった目から見たら、
(俺と見つめ合った後はるたんは照れ臭そうに目をそらした)
ってことになってるかもしれない。
いや、なってるね。確実に。そんで、この出来事をこの後何度も何度も思い出しただろうね。
(はるたんが頭撫でてくれた…撫でてくれた…撫でてくれた…)×100000000
(彼も自分のことを憎からず思っているのかも…)
(これは、押せばイケるかもしれない…!)
と、恋の炎を燃えあがらせる燃料になったことは間違いないと思うんだ。
でまたここの武蔵がカワイイんだ。春田を見上げる目がきゅるんとして。本当に仔犬みたい。
鋼太郎さん、御年59歳ですよ。還暦近いんですよ。役者恐るべし。
でもホント、「人を好きになるのに年齢も性別も関係ない!」という至言を、役者が随所で体現してくれているドラマだと思います。
このシーンのもう一つの見どころは、部長の…というか、「田中圭に触れる吉田鋼太郎の手つきのエロさ」ですよね。座長が何度も言ってたけど。
脇腹に触れられて「うわ、わっ」と声をあげてるの、春田にほんの少し田中圭が混じっているように見える(笑)。
ちなみに私は、(うわ、田中圭腰細っ)と最初にドキッとしたのがここでした。
ギャグなようでエロく、コミカルなのにピュアな恋愛要素がまぶしてあって、ここでハートを鷲掴みにされた視聴者も多かったはず。
で、この後がアレだもん。
んもう完全に脚本と演出にやられてるよね、私たち。
さて、ようやく次で最終回。でもまだ1話。今は12月。
………………………
ま、マイペースでいきます!
次はすぐに続きます。(ホントに!)