おっさんずラブが好き!

ドラマ「おっさんずラブ」の細かすぎるレビューブログ。OLの深い沼にハマって当分正気に戻れません。ほぼおっさんずラブの話題しかないかもしれない。ネタはバレまくりなのでご注意を。

クランクイン!!!(真)

 本日、23:00からなんとなくパソコンの前に正座待機。

 なんとなく公式アカウントを張っていた。

 

 そしたら……きましたね!!

 

 

 「これから毎週現場の様子をお伝えしてゆきます」だって!!

 待ってたよ!!!! (≧∇≦)

 

 いやー…思えばこの1年、あっという間でしたね。。

 なんとなく面白そうと思って見てみたドラマに、まさかの激ハマり。

 ここまで手をつけずにいたツイッターもついにデビュー。

 OLの深い沼にずぶずぶと沈んでいき、最初は足首までだったはずなのに、今やもう沼の深い底ですよ。

 そしてそれは私だけでなく、OL民の熱は放送終了後いつまでも冷めやらず、再放送が決定し、コミカライズも発表され、そして続編映画化。

 

 ふわー……怒涛の1年でしたな。

 何かにつけ「平成最後」と言われる昨今ですが、この1年は間違いなく、長く記憶に残る1年になると思います。

 

 さて、本ブログの目的は「おっさんずラブの細かすぎるレビューを気が済むまで延々と語る」ことだったんだけど、寄り道しすぎて2話で止まっておる。

 出来れば映画公開までに全話レビューを目指して、ここからペースをあげていきたいと思います!

 小説の方も細々と書いていけたらいいな。

 

 というわけで、こないだのフライング記事、無事に公式発表を持って真正の情報となりました。笑

 民の皆さま、これから忙しくなりますね!

 体調管理に細心の注意を払い、万全の体勢で公開日を迎えましょう!!

OL小説完結

www.pixiv.net

 

 やっと完結しました。。

 半年以上かかってしまって、牧くん、はるたん、ごめんよ…!

 大した事件は何も起こらず、ただひたすら2人がいちゃいちゃしてます。最後は(終わりたくないなあ…)と、いたずらにズルズル引き延ばしてしまいました。

 

 牧くんを幸せにしたい!という動機から書き始めた小説。それはなんとか、叶ったかなと思います。

 牧が春田を愛するのと同じくらい、春田からも愛されているのだという実感を持ってほしかった。

 牧くんはその点、肉食な割にちょっと臆病な部分があるような気がするので、「繊細」とは正反対にある春田の性質が、うまい具合に働くといいなーと。

 本音を隠すという器用なことが出来ない春田が、「牧が好き」という本心ダダ洩れであれば、牧くんも否応なく得られると思うんですよね。「愛されている」という実感。

 

 映画版では、春田と牧のどんな日常が見られるかと思うと、楽しみでしかないですね!

 

 しかしどんなストーリーであっても、ラストはあらゆるおとぎ話の定番のあの一文で締めくくっていただきたい。

 

「そして二人はずっと幸せに暮らしました」

 

 これしかない。

 ね。

花粉症、上陸

 流行の波に乗るのは、昔から好きじゃなかった。

「猫も杓子も」やるものを、「皆がやっているから」という理由だけでやりたくはなかったし、流行リモノに飛びつく軽薄なやつ(その昔は『ミーハー』という言葉がありました※昭和の死語)と思われたくない、という妙なプライドもあった。

 しかしながら、インフルに続き、またしても流行に乗ってしまった。というか、巻き込まれてしまった。

 そう、もはや国民病ともなったアイツです。

 花粉症。

 

 今年はとりわけ飛散量が多いというニュースは耳にしていた。

 こないだからずっと鼻の奥がムズムズしているのもそのせいだと思っていたけど、一時的なものであって、(断じて花粉症ではない)と心の中で断固拒否していた。

 …が、ついに始まってしまいました。今を遡ること三日前。

 朝起きると、抑えきれないムズムズ感。そして、「ハークション! ハークション! ハークション!」と立て続けに漫画のようなくしゃみの発作。

 こりゃたまらん、とマスクを装着すると、とたんにマシになった。

 ということは、原因は空気、もとい空気に漂う何かの花粉でほぼ決まりではないか。

 

 周りに花粉症の人が多かったので、辛そうだな、と同情はしていたが、いざ自分がなってみると、予想以上にしんどかった。

 発症したその日、症状は目に見えて悪化していき、最初は絶えず鼻をすするくらいで済んでいたのが、徐々に滂沱の涙ならぬ滂沱の鼻水へ。あー鼻の穴に丸めたティッシュ詰めたい…と思いながらも必死で仕事をこなすこと数時間。

 あと1秒で「ハークション!」と盛大なくしゃみが出る、という、あの何とも言えない感じが10分ないし15分続くんですよね。うかつに喋れない。

 いっそ本当に「ハークション!」と出てしまえば、かえって気持ちいいんだけど、「今にも出そうで出ない」のが続くって、絶妙にしんどいですね。。。

 

 発症してしまえば、ほぼ一生のつきあいになるという花粉症。

 出来れば無縁のまま過ごしたかったが、罹患してしまったものは仕方ない。

 この上は認めて、きちんと対策を講じるべし、と考え直し、休日の今日はネットで色々と情報を漁っていました。

 

 平日は仕事をしていて、病院へ行くのがちょっと先になりそうなので、自分なりに出来るセルフケアを…と思ったのですが、要は、「コンディションを整える」ということなんですね。

 具体的には、

 

・きちんと睡眠をとり身体に疲れを溜めない

・アルコール・タバコ・カフェインなど身体に負担となるものの摂取を控える

・良質なたんぱく質・脂質・ビタミン類などバランスのよい食事を心がける

・添加物の多い食品は極力避ける

・腸内環境を良好に保つ

 

 等々、これって、どれをとっても目新しいものじゃないですよね。健康に関心の深い人なら誰しも見覚えのある項目ばかり。

 とはいえ、全て出来ているか?と自問し直すと、どれも60%~80%。100点満点じゃない。

 

 そっか、まずは、「自分で自分の健康を管理する」これだな。

 大人になると、健康によくないと分かっちゃいるけどやめられないという悪習慣がどうしても増えてしまう。

 ここに来て花粉症を発症したのも、

「ここらで自分の生活見直しとけや」

という神様からのお告げやもしれぬ。

 

 花粉症のベテランである友人に言わせると、

「タイミングから見てヒノキでは?」

とのことだが、いずれにせよ、医師の診断を受けるまでは自分で対処せねばならぬ。

「ピンチはチャンス」との言葉もある。

 自分の生活を洗い直し、なんとか備えたいと思います。

クランクイン!!(仮)

 やってしまいました……

 いや、もうそろそろだなーと思ってたので、ツイッターで見かけた1年前のこのツイを

 

 

 今年のだと勘違いしてしまったんですね。

 本家のツイを遡っても、該当のツイが見当たらなかったので、おかしーなー?と思いつつ、記事にしちゃいました。

 ワイン飲みながらいい気分で書いてたもので……

 お知らせはまだでしたね、すみません。

 訂正してお詫びします。

 

 で、土曜日のあの時間、公式砲来るか…!と眠い目をこすりつつ寝落ちを我慢して待ってたんですが、出ませんでした。

 同じ気持ちでお知らせを待っていた民の皆さまの呟きが沼のあちこちで上がっておりましたな。

「焦らしもキライじゃない」

というツイには笑いましたw

 

 

 以下、フライング記事の後半を再掲。

 この部分は間違ってないと思う。

 未来日記的な。笑

 

 

「クランクイン」っていい言葉ですよねえ…✨

 あの奇跡のドラマが世に出てから1年経って、映画のクランクイン…!

 我らが座長を始め、hk氏やまっしーや鋼太郎さん、だーりお、その他キャストの面々と、徳尾さん、貴島P、制作スタッフが一堂に会しているところを想像するだけで胸が熱くなるよ!

 今度の脚本はどんなんかなー。

 

 貴島Pと徳尾さんの再タッグ、もう信頼しかない。

 期待してまっせ!!

 

 さあこれからまた忙しくなるぞー。

 座長もキャストも雑誌に出まくるだろうし、公開が近づけば、番宣番組もチェックせねばならぬ。

 おっと、「武蔵の部屋」も再び動き出すに違いない。インスタも見逃さないよう注意しなくては。

 次の土曜日23:15に大きな公式砲の花火が上がるかもしれん。いや、きっとそうに違いない。

 何かな何かな。おっさんずラブドラマの蔵出し秘蔵画像かな。それとも、とれたてホヤホヤのフレッシュ画像かな!

 ドキがムネムネ。

 wktkが止まらないぜ…!!

 

 東京に住みたいと思ったことは一度もないんだけど、こういうときばかりは、(もしかするとどこかのタイミングでロケ隊に遭遇するかもしれない…)という超ラッキーなハプニングのチャンスがないのを残念に感じますね。都民の皆様、羨ましい。

 が、同じ空の下でおっさんずラブのキャスト&スタッフが映画を撮っている、と思うだけで、幸せな気分になれます。

 

 ああ、楽しいなー。

 生きててよかった。

 

 

 映画公開の暁には、キャスト諸氏には是非、舞台挨拶で各地を回っていただきたい。

 春田、牧、部長、蝶子さん、武川主任、マロ、ちず、まいまい、鉄平兄、どのキャストでもいい。

 まいまい&鉄平兄のカップルにつっこむマロ、という組み合わせでもいいし、鉄平&ちずの兄妹と蝶子さんでもいい。

 All OK! どんとこーい。

 

 さあ、民の皆さま!

 映画公開のその日まで、頑張って生きましょうね。

 そして出来れば、買わねばならない数々の雑誌や書籍やグッズ、DVD諸々に備えて、しっかり働きましょう!!

 

 春は苦手な私だけど、今年の春は心楽しく過ごせそうだ。

 わんだほーう!!

 

 

 

 

東日本大震災 8年

 今年もこの日がやって来ました。

 8年………、

 早いなあ。。

 何千年単位の地球の地殻活動からすると、一瞬にも満たない時間だけど、人間感覚からすると、「喉元過ぎる」のに十分な長さでもある。

 人間は忘れっぽい。

「忘却」は精巧な思考能力を持つ人類に許された偉大なシステムでもあるけど、忘れることで生きていけることもたくさんあるけど、それでもやっぱり、忘れてはいけないのだな。

 震災の記憶。

 

 あの当時、私は大阪にいて、ネットで地震のニュースを知った。「津波が来たらしい」というのも比較的すぐに知ったけれども、なにしろ生まれてからそれまで、大きな津波が来た記憶がない。どちらかと言うと、「すぐ警報が出る割に、大抵何事もなく過ぎる」現象としてしか捉えていなかったのだ。

 それは多分、私だけでなく、日本中の多くの人がそうだったのではないだろうか。もし自分がいる場所で津波警報が出たとしても、(まあ、そうは言ってもどうせ大したことないだろう)とタカをくくって、避難が遅れた可能性は十分ある。

 10mを超える津波が襲ってくることも、川を遡上して辺り一帯を容赦なくなぎ倒していくことも、何もかも平等に破壊しつくすことも、まったく予想も想像もできなかった。

 津波がどんなに恐ろしく、人の命を遠慮会釈なく奪っていく災害か、まるで分かっていなかったのだ。

 

 私が忘れられないのは、mixiで乱立していた掲示板だ。

 陸前高田市や、閖上や、色んな地方の掲示板が立って、行方が分からない親や子供や親せき、親しい友人の消息を問うていた。

 遠くに逃げて無事だった、という書き込みもあったけど、そんなのはごく稀で、大抵が「〇〇地区で遺体で見つかりました。ご協力ありがとうございました」と締めくくられていた。

 ネット上のSNSに親しむようになって随分になるけど、私の記憶の中では、これが一番悲しくて痛々しい掲示板だ。

 今でも思い出すと胸が潰れそうになる。

 

 災害は必ず来る。

 こちらが備えていようといまいと、そんなことはお構いなしに、何の前触れもなく、突然襲ってくる。

 いざそうなったとき、少しでも命を繋げるように、平時こそ準備しておかなければならない。

 

 ……と言いつつ、これがなかなかでね。。。

 防災備蓄を一度は準備し、ローテーションで常備しておいたものの、その後事情が変わって引っ越すこととなり、移動先での生活が落ち着かず…ということで、今現在うちの備えは万端とは言えない。

 やっぱり、日々の日常に追われていると、「いつ来るか分からない」災害に万全の備えをしておくという行為が難しかったりもする。

 

 3月11日は、何はなくともまず、震災で命を落とした大勢の方々に黙とうを捧げる日。

 次に、いざ災害に襲われたとき、自らを生かすためにどう備えるか、考える日にしている。

 

 防災備蓄、再び蓄えようと思います。

 まずはアマゾンで水をポチろう。

 そんで、缶詰とかフリーズドライ食品とか、非常食をこつこつ集めよう。

 今年も、地震・台風・洪水・パンデミック、何が襲ってくるか分からない。

 備えあれば憂い…「なし」とはいかずとも、少しでも減らしたいですね。

 頑張ろ。

カメラを止めるな! 

 観ましたー。

「この映画は二度始まる」

 のキャプション、後半ですっと腑に落ちました。

 

 

 いやー、ここんとこ、世間で評判のいい「話題作」、期待して見たのに(えええー…)とガッカリ…というパターンが多かったもんで、これも録画はしたものの、ちょっと警戒してたんですよね。

 アナ雪は、私は全然でした。アナにもエルサにもまったく共感できなかったし、仮にも一国を統べる王なら、娘はきちんと躾けようぜ…としか思えなかった。褒めるところ、歌しか思いつかない。女の子が喜ぶ映画なのは分かるんだけど。そもそもディズニーのキャラってなんであんな変な眉毛なんだろ? なんか企んでそうで、可愛いと思えない。「ここんとこ」と言うにはちょっと前の作品ですけどね。

 ついこないだは「LA・LA・LAND」。私はミュージカル映画が好きなので、これは大いに期待して見たんだけども、これもガッカリでしたな…なんだろうあのぐだぐだのストーリー。20分我慢して見たけどつまんなかったので諦めた。

 「メアリー・ポピンズ」も「サウンドオブミュージック」も、ストーリーがしっかりしていて面白いからこそ、歌やダンスが楽しめたのだ。歌とダンスが欠かすことのない重要な要素だとしても、ストーリーという骨組みがちゃんとしてないと、お話として楽しめない。

 まあ、何事も相性ですから、世間で評判がよくても、自分と感性が合うとは限らない。

 

 「カメラを止めるな!」は確かに、冒頭の第一部は、続けて見てると段々疲れてきますね。笑 女優さんずーっと叫びっぱなしだし、これも途中からぐだぐだだしさ。でも、番組が始まる前に「37分間の長回しの後までチャンネル変えちゃダメ!」とあれだけ言われていたので、(…堪えよう)と、私にしては頑張った。

 後、これは斎藤工くんが早い段階で評価していて、そのときから(そうか、彼がそういうならいい映画なのかも)と思っていたのだ。今ほど売れる前から、彼のブログ「斎藤工務店」は時々読んでいて、映画に対する感性は信頼していた。

 我慢して見てよかったです!

 

 冒頭の長回しシーンのぐだぐだにはすべて意味がある。それが第二部で明かされていくんだけど、伏線回収しました感がなく、ともかくスタッフ(というか演者)は必死で映画を撮ってるんだよね。その舞台裏をつぶさに密着してドキュメンタリーを見ている気分なんだけど、冒頭の部分がかちっとハマって、

「あー、そういうことかー!」

て膝を打つ思いになる。軽いアハ体験が何度も襲ってきて、段々と観ているこちらも高揚してくる。

 ラスト15分なんかもう、爆笑しながら見てました。クレーンね! 壊れたからね! そういうことね!

 屋上に描かれた不気味な五芒星の中央に立つ血みどろのヒロインを上から撮ったラストの構図、「なるほどーww」てなる。

 

 番組の始めに挨拶で出てきたメインキャストの皆さん、見終わった後にはすっかりおなじみの顔になっていて、番組の後に再び登場すると、

「みんな頑張った!! お疲れ様!!」

と拍手で労いの言葉をかけたくなった。

 いやいやいや、楽しい作品でした。

 ゾンビはてんこもり出てくるけど、確かにゾンビ映画じゃなかった。というか、見終わってあんなほのぼのした感情になるとは、予想もしなかったわ。笑

 

 まあでも、万人受けするかと言えば、そうではないかもしれん。第二部のネタバレ部分を見ても、全然アハ体験にならんかった…という人もいそう。

 映画やドラマの制作側に興味がある人、モノづくりが好きな人、クリエイター系の気質の人にはハマると思う。

 そういう方で、気になってるけどまだ観てないという方は是非。

 

 以上、ネタバレ一切なしの感想でした!

 面白い映画だった。ご馳走様。

 

トクサツガガガ最終回 スキナモノハスキ

 ああ、終わってしまった……

 仕方ない。どんなに面白いドラマでも、いつか必ず終わるのだ。

 面白ければ面白いほど、終わりが来るのが辛く切ない。

 

 そして思い出した。そうなんだよ、特撮って、ほぼ1年やるから、物語が佳境に入ると、ああ、終わりが近づいてるな…という気にもさせられるんだった。

 任侠さんが言う通り、ひとつのシリーズが終われば、そのキャラのグッズはぐっと減る。雑誌で特集されることもなくなり、早くも新しいシリーズの宣伝が始まる。

 だからして、「推しは推せるときに推せ」というヲタ界の格言が尊ばれるのだ。

 

 かのを密かに慕う後輩メガネ君、最後までモブキャラだったけど、このドラマではそのポジションでよかったのではないでしょうか。

 これはヲタの物語。社会で嗜好を隠し、孤独に生きているヲタたちが、仲間を得て、趣味を捨てることなく自分たちの生き方を模索していくストーリーだ。

 彼氏<<友達の図式がよかったですね。吉田さんとの誤解も解けて何より。吉田さんは所詮ヲタ、思考もまったくヲタのそれでした。かのちんに言いたかったメッセージが

「私の彼氏、次のシリーズのキャラに似てません!?」

だとは。

 ヲタ魂、あっぱれ。

 思えば吉田さんが子供嫌いっぽいことは、ダミアンとの初対面から示されていたもんね。視聴者としては、ダミアンはかのちんの可愛いヲタ友達だけど、子供嫌いの人からしたら確かにもっとも苦手なタイプかもしれん。

 くじけるな、ダミアン…!

 

 何気に北代さんがかのちんのよい相談相手になっているのも微笑ましい。

 吉田さんからの電話にビビって出られないかのちんを、北代さんが呼び出して、三者対面が実現する。

 お互いに「友達」と思い合っていたことが分かり、「両想い…♡」てなって頬を染め合う仲村さんと吉田さん。ピュアの塊かよ…!

 吉田さんに

「あ、北代さんも友達ですよ♡」

と言われて

「ついでみたいに言わないでくれる」

と冷静にツッコむ北代さん、ナイスなキャラでした。

 北代さんとみやびさんの友情も長く続いていくといいなあ。

 そんでまた、4人でヲタ旅行とかして欲しい。

 

 今やヲタとして立派な自覚があり、ヲタ生活を捨てるつもりはさらさらなさげなかのちんだけど、実はヲタを捨てた過去があったのですね。かの自身が「出戻り」であったのだな。

 エマージェイソンのVHS視聴をきっかけに、(やっぱり好きなものは好き…!)と熱い思いを取り戻した自分の過去を回想する場面は感動的でした。

 人がどう思うとか、年齢がどうとか、男だからとか女だからとか、そんなのぜーんぶ関係ない。

 心がときめくもの、理由が分からないけど胸が熱くなるもの。それは、その人にとって絶対に必要なものを本能が察知した証だ。

 そして、誰もがそういう対象に出逢えるわけではないのだ。一生出逢わないままの人だって大勢いる。

 出逢ったなら、それ自体が奇跡。

 捨ててはいけない。

 

 昔、某アイドルグループの追っかけをやるレベルのヲタの人たちについて、私にも偏見があった。「キモヲタ」と呼ばれるのも仕方ない、自分とは相容れない存在だと思っていた。

 その後、魂のど真ん中を撃ちぬかれる出逢いがあって、私の中のヲタ心が目覚めたあとは、(私と彼らとの間に何の違いがあろうか…! 追っかけずにいられないほど好きな対象があるって素晴らしいことだ)と180度考えを改めた。

 今でもそれは変わっていない。

 ただまあ、もちろん「越えてはいけない一線」というものはある。犯罪は言語道断だし、周りの人に迷惑をかけるのもNG。「迷惑をかける」というのは、「見ているだけで気まずい思いにさせる」行為も含む。

 TPOをわきまえずコスプレしたり、電車で堂々とエロめのヲタ同人誌読んだり、といった行為は厳に慎んでいきたいものです。

 

 お母ちゃんとの関係にも歩み寄りが見られて、よかった。

 そもそも、家族だって考えが1人1人違うんだし、2人いれば必ず軋轢が生じるものなのだ。だから、ケンカに慣れておく方がよかったと思う。

 ケンカ慣れしてないと、ネガティブな感情の表出を自分でコントロールできず、相手を攻撃しすぎてしまうキライがあるからだ。

「アンタのことがキライだからだよ!!」

はちーと言い過ぎだったんじゃないかね、かのちん。もちろん、やり過ぎたのはお母ちゃんの方だけどね。

 「キライ」という言葉は、攻撃力が強い分、発した本人をも傷つける。

 内心で強く思っていても、積年の恨みがこもっていようとも、口にするときは、よくよく考えてからにした方がいい。

 

「もう関わらんとって!」

とお母ちゃんに言い放ってしまったかのちん。自ら実家に赴くのは相当勇気がいる行為だっただろう。

 でも、お母ちゃんと向き合うために、実家に戻ったかのちん。

 偉い。偉いぞ…!

 

 お母ちゃんの好きそうな、ピンクのうさぎのぬいぐるみをお土産に差し出すかのちん。

 かのちんの精一杯のメッセージがこめられたグッズ。

「私はこういう可愛いものが好みじゃないけど、お母ちゃんが好きなものを否定する気はないよ」

「だから私のことも否定しないでね」

というメッセージ、お母ちゃんに伝わっただろうか。

 伝わっていると信じたいな。

 

 かのちゃん、これからも、心の中のヒーローたちに励まされながら、ヲタとして邁進していきそうだ。

 「非実在甥っ子作戦」でもってちびっこ雑誌「テレビきっず」を堂々とレジに持っていくかのちん。

 店員さんが宮内洋でビックリしたよね!笑 いや、貫禄ありすぎやろ!

 途中、スーアク界の神様岡元次郎さんもちらっとカメオ出演してたりして、随所に遊び心の見受けられる演出でした。

 

 いやー、面白いドラマでした。

 制作スタッフの皆さん、キャストの皆さん、ありがとう!!

 ご馳走様でした。

 合掌!