なんか昭和のアイドル歌謡みたいなタイトルつけてますが、なんてことはない、「さよなら」と言いつつ「獣になれない私たち」を続けて視聴しちゃってる、という話。
だって、5話まで見ちゃったらさ、続きが気になるのも人情じゃないですか。
結局録画して、なんだかんだ見てます。
野木亜紀子作品の特徴として、ラブコメの要素もありつつ、「お仕事ドラマ」として成立している、という点が挙げられる。「重版出来!」も「アンナチュラル」も「フェイクニュース」も、主人公が自分の仕事に誇りを持って働いているのが印象的だった。「逃げ恥」も、「仕事」に対するスタンスを問い直す内容だったし。
「獣になれない私たち」、働いている人なら、どこかしらに引っかかったり共感を覚えたりするんじゃないだろうか。
周りを気遣える晶の長所は素晴らしいけど、周りを気にしすぎて「自分の人生を放棄している」ことに気づいた今週回でした。
ずるずるした関係をきっぱり清算した晶の表情が清々しかった。
砂浜に座り込む京谷に「ばぁーか!」と声をかけてしまったわ。
田中圭、「ごく普通のサラリーマン」が持つクズ要素をうまく演じていると思います。
晶はイイ女だけど、男のダメさ加減を助長する部分を持っているかもしれんね。
「自分の人生を生きる」のは、すべての人にとって非常に重要なポイントだと思います。
そして、重要でありながら、意外とおろそかにされがちな点でもあると思います。
なぜなら、「他人からの評価」=「自分の価値」だと思っている人が多いから。
でもそうじゃない。他人がどう言おうと、あなたにはあなたの価値があって、あなたらしく生きる権利がある。
そんなメッセージを、私はこのドラマから感じ取りつつあります。
というわけで、続けて視聴します。けもなれ。こうなったら最終話までつきあうわ。
にしても、5TAP、いいなあ~。あんな店近所に欲しい。