おっさんずラブが好き!

ドラマ「おっさんずラブ」の細かすぎるレビューブログ。OLの深い沼にハマって当分正気に戻れません。ほぼおっさんずラブの話題しかないかもしれない。ネタはバレまくりなのでご注意を。

THE CURRY!!

 さて一昨日あの後まったりとスパイスを調合しました。


f:id:ktdmtokttn:20200816124642j:plain

 これが、

f:id:ktdmtokttn:20200816124716j:plain

 こうなる。
 何を入れても、混ぜると全部カレー色。笑

 クミン、ターメリックローリエ、タイム、ナツメグ、バジル、オレガノ、マジョラム、ディル、セージ、ローズマリー、カルダモン、シナモン、ブラックペッパー、カイエンヌペッパー、他色々。
 全部スパイスでカレー粉作るのは厳しいので、ベースはSBのカレー粉使ってます。あとガラムマサラも入れた。時短。
 
 
 カレーの材料、りんごだけなかった。
 りんごは今売ってるけどオフシーズンで高い。りんごを入れるか入れまいか、結構悩んだ。ありものだけで作るのもいいか……高い材料わざわざ買うのもな……と思ったし、実際りんごなしでも出来ることは出来るんだけど、
(んーでもカレーの複雑な味わいの根底にあるのはりんごのあの味だよな……)
と、ここは「買う!」という選択に。
 昨日買ってきたけど、1個298円。高かったわー。笑


 作るときは大鍋でどーんと作ります。 

f:id:ktdmtokttn:20200816124841j:plain


 ひき肉と茄子とガルバンゾーのカレーにしました。


f:id:ktdmtokttn:20200816124910j:plain

 イェーイ。自作カレー超久しぶり。
 やっぱり美味い!! 食べても、「うわ辛ッ」ていう感じじゃないの。穏やかに食べられる程度の辛味なんだけど、食べるとすぐ上半身がじわっと熱くなる。いつの間にか汗かいてる。
 コクはあるけどくどくなく、後口サッパリ。


 美味しゅうございました。
 ご馳走様。

おじさんはカワイイものがお好き。

 こういうタイトルのドラマが始まることは、深夜の宣伝番組で知っていた。

「おじさんはカワイイものがお好き」というタイトルでもう視聴決定!だったけど、主演がまっしーとあればこれはもう、「見ない」という選択肢はない。

 見ました。

 面白かったです!




 この、「カワイイものが大好きでたまらん」という性癖をもつ中年男性に、眞島秀和という役者をキャスティングした人がエライと思う。

 眞島さんて、かなり強面じゃないですか。シュッとしてるけど、顔面の圧が強いというか、いわゆる「面魂」があるお顔だと思うんですよ。

 「おっさんずラブ」で潔癖症の生真面目メガネ上司を演じていたけど、多分「仁義なき戦い」の面々と並んでも違和感がない。大河ドラマで戦国武将をやってもその時代の人であるかのごとくに馴染む。戦時中とか、飛鳥時代に飛んで大化の改新周辺のドラマとか、どれでもすんなりと溶け込める容貌。何だろうな、原日本人のDNAを感じさせるお顔立ちというのか。ないとは思うけど「業界騒然! ドラマ史上初の縄文ドラマ」なんてものが出来たとしても、まっしーならいける。全く違和感ない。

 その眞島さん、ぴしっとスーツに身を包み、部下からの信望も厚く、ダンディなイケオジという今回の設定、まったくもってナイスキャスティング!なのですが、その風貌で黄色くてまあるいパグ太郎のぬいぐるみにぎゅーっと抱きつくわ、パグ太郎の着ぐるみを通販で買っちゃうわ、ベッドにももちろんパグ太郎がいて、毎日一緒に寝てるんでしょうね。「眞島秀和」と「パグ太郎」の、見た目の距離感が凄すぎて、刮目してしまう。

 カレーと味噌汁というか、おにぎりにタラのムニエルというか、絶妙に掛け違っている感ね。

 で、そこの「似合わなさ」がこのドラマの肝なので、まっしーが出ただけでもう「勝ち」な感じはあるよね。




 しかしこの、眞島さん演じる小路(おじ)さんのパグ太郎推し、念が入っている。玄関にはパグ太郎の額入りイラスト、マグカップは当然パグ太郎柄だし、浴室の石鹸ケースもパグ太郎、リビングにも寝室にもパグ太郎がいすぎて、甥っ子の真純が突然やってくることになって慌てて隠すことになった小路さん、

(意外といる。意外といるぞパグ太郎…!)

と大汗かきながらパグ太郎グッズの回収をすることになる。

(ごめんよパグ太郎…!)と心の中で謝りながらクローゼットにぎゅっと押し込めて、真純の来訪を受け入れるものの、玄関でひとつ見落としていたパグ太郎の本に気づいて

「真純、風呂に入りなさい」

と唐突に命令する。

「え、お風呂は夜に入るよ?」

「日本古来の風習だ。長旅の疲れは湯で癒す」

「え、そうなの?」

 これで素直に納得してお風呂へと向かう真純くん、アメリカ育ちなんですね。

 なんとか誤魔化して一息つくも、狭い場所に押し込めたパグ太郎が可哀そうで、戸棚からはみ出したのを救助して

「痛い思いさせてごめんよ」

からの、おでこコツンだもんな。

 もうこの辺になってくると、「カワイイパグ太郎を愛でる小路さんがカワイイ」状態になって、小路さんがパグ太郎と絡むたびに(ほわーカワエエ……)とほんわかしてしまう。




 にしても、見ていて思ったのは、

(カワイイものを愛でるカワイイ趣味があって羨ましい!)

ということだ。

 いいなー。私もカワイイぬいぐるみをぎゅーっと抱っこしてモフモフするような感性が欲しかった。

 いや、カワイイものは好きなんですよ。それなりに。ムーミンシリーズは、今みたいな日本オリジナルキャラが出て世間に広く浸透する前から好きだったし、リラックマも好き。

 で、たまにぬいぐるみ的なやつも買う(ぎゅーできるほど大きくはない)んだけど、家に置いても、割と存在を忘れちゃうというか、見向きもしないんですよね。。

 人をダメにするクッションの、枕サイズのやつをひとつ持っているけど、これも抱いて楽しむということは全然せず、脚に挟んで腹筋の道具にしてたりするから、うーむ、こういう点の女子力は私にはまったくないみたいだ。

 ムーミンリラックマも、食器としてはグッズを持ってるけど、実用じゃない単なる鑑賞用のグッズってほとんど持ってない。

 唯一、リラックマのお腹にキイロイトリがついてて、びーっと引っ張るとぶぶぶぶ……と震えながら紐が縮んでいってくっつく、という、THE☆無駄みたいなグッズがあるんだけど、これは確か、仕事でめちゃくちゃ疲れてストレスMAXのときに、職場の近くでたまたまリラックマフェアやってて、魔が差して買ったんだったと思う。

 今でも持ってるけど、引っ張って遊ぶことはしてません。笑




 小路さん、好きなものは好きって言えばいいのに、と思うんだけど、まあそうはいかないんでしょうね。

 女性も色んなものに抑圧されてるけど、男性だって、目に見えないルールで押さえつけられているには違いない。

 昔は今よりもっと酷くて、男の子が赤とかピンクのものを身につけようものなら

「やーい、オンナオトコー」

と囃し立てられたものだし、少女漫画なんかもちろん「オトコがそんなもの見るか!」と歯牙にもかけない態度を取らないといけないような風潮もあったし、コーヒーを飲むときに小指を立てる…みたいな極端な動作でなくても、少しでも優し気なふるまいをすれば「あの人、おネエっぽいよね」と陰口を叩かれた。

 今は、そういうステレオタイプなラベリングはダサいという価値観も広まりつつあるし、ジェンダー観も変化していっているけれども、カワイイもの=女コドモの愛でるもの、という暗黙の了解はまだあって、多分私たちが自覚している以上に、我々を縛っているのだと思う。

 同志がいたら楽しいのにな…とは思いつつも、昔失敗したときのように、カワイイもの好きを誰かに見つかって「え、そういうの好きなんだ?」とちょっと引いた目で見られたり、笑われたりするかもしれないストレスのことを考えると、波風を立てず、ただただ心静かにパグ太郎を愛でることが出来ればそれでいい、とする小路さんのスタンス、種類は違うけど別の方向に振り切ったヲタである私にはよーく分かります。




 推せるものがある生活は楽しい。推しのことを考えるだけで世界はバラ色、唇には自然と笑みが浮かび、幸せホルモンがどばーっと分泌されて、憂き世の憂さを忘れさせてくれる。

 何が好きかは人それぞれ、自分だって人に言えないことのひとつやふたつや三つや四つあるわけだから、人さまの趣味にとやかく言ってはいけない

 ……が、とかく他人の言動に興味を持って、ああだこうだと自説をぶちかますのが好きな人がごまんといるから、めんどくさくてややこしい。

 で、この「めんどくささ」「ややこしさ」とどう向き合うか、隠し通すのか、受け流すのか、がっぷり四つで闘うか。

 単なる「好き」でおさまらない「推し」が出来ると、その辺の覚悟も必要になってきますわね。

 イケオジ小路さんの選択や如何に。

 

 

 そう言えば、小路さんを勝手にライバル視してシャー!と威嚇する鳴戸さんといい、甥くんといい、どこがどうというのではないんだけど、そこはかとなくBL臭がするな…と思っていたら、原作者は普段BLものを書いている作家さんでした。

 やっぱりねー。

 女性キャラの完全なるモブ感。いいんだけど、富田望生ちゃんの個性をもうちょっと出してあげて欲しいな。

 

BE SPICY!

 真夏の三連休!
 朝っぱらから溶けそうに暑いですが、皆さんどのようにお過ごしでしょうか?


 こないだから、この連休の予定は心に決めておりました。
 どーん。


f:id:ktdmtokttn:20200814100255j:plain


 私、カレー星人なんですよね。カレーが好き。
 それも、スパイスの効いた、がつん!と辛いやつが大好きだ。カレーに求めるのはパンチ。マイルドさとか優しさはカレーには要らない。他の料理でやっていただきたい。
 外で食べても、予想以上に日本人向けにしてあることが多く、ガッカリすることが多い。だもんで、自分で作るのが一番いい。
 安くてもそこそこ美味しいものに溢れている日本、レトルトでも出来合いのルーでもまずいということはないんだけど、いかんせん脂質が多すぎる。レトルトカレーやルーのカレー食べた後のお皿ってめっちゃギトギトしません? なんだってあんなに油脂を入れるんだろう。カレーは「太る」というイメージがあるけど、そらあんなのばっか食べてたら太るわ。
 スパイスから作ったカレーはヘルシーで油っぽくないし、むしろ食べたら痩せる健康食なのにな……美味しいし……と、ずーーーっと思っていた。
 日本のスーパーで複数のスパイスを買うと高くつくので、そう思いつつも手を出さずにいたんだけど、こないだついに「美味しいカレーを食べたい!」という欲望が限界点を超え、
(………作ろう!!)
と固い決意が芽生えたのでした。


 なので、久しぶりにカレー粉作りからやろうと思います!
 今日粉作って、カレー本体は明日かな。
 作ったらまたアップします。


 カレーの夏、おっさんずラブの夏。
 劇場版の録画見ながら(もう10回目くらい)、まったりとスパイスの調合を致します。


 皆さまもよい連休を。
 気が向いたらどんどん更新します。

映像研には手を出すな!【番外】

 こないだ突如具合が悪くなったうちのHDD、初期化することで復活して、今は何事もなかったかのように録画機能をはたしてくれていますが、そのせいで溜め込んでいた録画ストックがなくなってしまった。

 ジブリ映画なんかはどうせすぐ日テレがやるからいいんだけど、「映像研」はレビューの途中だったので、失った後(さっさと書いとけばよかったな…)とちょっと後悔した。

 映像研の3人娘のうち、プロデューサーを務める金森さやかというキャラは本当に出色の出来で、今までこんなキャラを見たことがない。台詞がマジで名言の宝庫。人物造形にも深みがあって、語り甲斐があるぞ…と書くのを楽しみにしていたのだ。

 時間と体力があるときに、一話から全部金森氏の台詞を拾って、書き起こして、分析して……とじっくり作業しようと思っていた矢先に「映像研」の録画が全部なくなってしまったので、これは痛い損失であった。

 

 

 YouTubeで見つけたアニメ評がとても面白く、共感の嵐だったので、貼っておきます。

 

www.youtube.com

 

 解説をするアニメキャラがちょいちょい漢字を読み間違うのと、抑揚が独特で聞きづらさもあるけれど、そこを堪えて最後まで聞く価値はあると思う。

 あと、私があと1章を費やしてレビューを書こうと思っていた内容ともかぶりがなかった。

 金森氏については、どこかで動画を見つけるか、NHKが再放送してくれるかしたら、続きを改めて書きたいと思います。

 

 

 この作品も是非2期をやっていただきたい。

まだまだ変態中

 変態と言えば、こないだ仕事から帰ってきたら、マンションの外階段でリアル変態中の蝉がいた。
 ※虫画像注意






f:id:ktdmtokttn:20200810213834j:plain


 普通に階段のぼってたら蛹から出たところだったから驚くよね。
 うち、割と大自然の真ん中に突然建ってるマンションで、何もこんな場所で……と、つい
「ここで? 今?」
と呼びかけてしまったけれども、返事のあるはずもなく。
 それはそうだ、彼にとっては人生のいや蝉生の一大事で、取り込み中と言えばまさに取り込み中。
 丈夫な蛹から出てきたばかりの柔らかい身体をしっかり乾かして、コンディションを整えて、これから短い時間で伴侶を見つけ、子孫を残さねばならぬ。
 ゆめゆめ邪魔してはいけないと、階段のはじっこにぴったり身体をくっつけるように、出来るだけ遠くをのぼって、
「あの……頑張ってください」
と励ましの声をかけておいた。
 翌朝通ったときには抜け殻だけが階段にぶら下がっていて、無事に成虫となって飛び立ったようだった。
 蝉の抜け殻って近くで見るとまあまあのオウム感あるよね。
 造形の妙。


 
 にしてもあっついですね。
 こうまで暑いと洗濯ものがはかどる。朝から洗濯機4回回した。干して3時間くらいでカラカラに乾いちゃうから、「次いこう次」ってなる。
 夕方から買い物行って走りに出て……と予定を立てていたんだけど、日が傾いても溶けそうに暑いので、やめにした。
 極寒の1月に生まれた私、寒さには強い方だと自負しておりますが、暑さは昔から弱いです。
 もうほぼ亜熱帯と化したO阪にン十年住んでたから、大概暑いのにも慣れて、耐性は出来たけれども、暑いときにエアコンを我慢するとかはしない。遠慮なくつけっぱなしにします。
 で、よく冷えた室内で家事と筋トレに励んでおりました。
 今日はエアコンの効きもいまいちだったけどね。



 劇場版の地上波放送からこちら、また少しアクセスが増えてまして、このド変態ブログの拙い駄文に大勢の方が目を止めてくださっているようで、大変恐縮です。
 こないだ、ある方から細かすぎるレビュー記事をお褒めいただく機会がありまして。
 趣味120%で書いているこのブログのOL記事ですが、こうしてたまに「役に立った」とか「助かった」とか言っていただけると、めちゃくちゃ嬉しいです。
 読み返すと、最初の頃のレビュー記事は分かりにくいところもありますね。あの頃は本当に、読者は自分一人しか想定してなかったからな。
 OLファンの声を代弁しようとか、私の感じたことがメジャーな意見だとか、そういう風に考えることはありませんが、読む人が分かりやすいように、極力平易な文章を心掛けておりますが、いかがでしょうか。
 分かりにくい部分があったり、何かリクエストがあったら、コメントにてご指摘くださいませ。


 ところでこの連休、ずっと劇場版の録画を流していて、二日間で5周したんだけど、これはさすがに新記録かも。
 もうまったく同じタイミングで台詞言える。あのサウナでの部長と春田のやりとりとか、大騒ぎの5人バトルロワイヤルとか。笑
 カラオケみたいに、濃い沼民でアテレコ大会やっても面白いかもしれませんね。


※追記:まっしー、お大事に!

家事ヤロウが好き!

 毎回録画して欠かさず見る番組のひとつに、「家事ヤロウ!」がある。

 特に、3時間スペシャルとかでやる「芸能人の家にカメラを設置」という企画は大変楽しみにしていて、たまに録画しそこなったりすると、(あー録れてなかった……)と本気でガッカリする。




 あれ、なんでしょうね。他人が家事をやっているだけなんだけど、なんか興味持って見てしまう。家事って誰でも必ずやらなければならないことで、自分も日々やっていることなんだけど、出来ればやりたくないし、はしょりたい工程はたくさんある。

 その、「どこをはしょるか」「どこをはしょらず丁寧にやるか」が人それぞれ違っていて、そこに個性がめっちゃ出ている。

 綺羅綺羅しく活躍する芸能人の皆さんの、(あー普通の人と同じだ)と感じられる素の顔が面白くもあり、自分との違いを見つけるのも、自分との共通項を見出すのも、どっちも親近感を覚えることが出来て、この番組に出た芸能人は大概ちょっと好きになってしまうという副作用もある。




 私も料理は好きな方で、昔は色々凝った料理も作ってお客さんにふるまったりしたものだけれど、んまー最近はとんとやりませんね。スズキのパイ包みとか、もう作らないわ。作ろうと思えば作れるけど、自分のためにパイ生地を粉から作るとか、そんな気力はもうないっす。

 この番組見ると驚嘆するのが、ロバート馬場の料理にかける情熱だ。あの人、凄くないですか? 単なる「料理好き」の域を超えてるよね。「好き」というより、完全に「探求する」の方向へ振り切ってるよね。

 何が感心するって、アレを自分のためだけにやってるところだ。出来ます? 魚を昆布でしめて、それを袋に入れて真空にして、低温調理機でじっくり火を入れて……とかなんとか、詳しい工程はよく分かんないけど、ともかく毎回とんでもない手間の果てにとんでもなくうまそうな料理が出来上がっている。

 で、それを「うめぇ~」と堪能しながら自分一人で食べてるんですよね。馬場先生は。いや実際のプライベートではどうだか知らないけど、でもですよ、例え他に食べる人がいたにしたって、あの「食材を美味しくするにはどんな手間もいとわない」姿勢は凄い。

 それぞれの調理器具の値段の多寡とは関係なく、すげー贅沢してるな……と感心します。

 ハーブも自分で育てていて、めっちゃオシャレだと思う。あの人生の楽しみ方。

 今回も見ごたえありましたね。初登場、アイリスオーヤマのクレープメーカーはお値段もお手頃で、私にも出来そうだけど、まあやらないね。笑

 あのまんま真似はしないけど、挽肉と野菜でイイ感じのフィリングというかソースというか、そんなようなものを作っておいて、ああやって美味しく食べるというのは出来そうだなあ、と思いながら見てました。




 もう少し身近な感じで親しみを覚えるのが、阿佐ヶ谷姉妹だ。

 お料理が上手で、手際もよく、出来上がった餃子とかも美味しそうなんだけど、あれなら(私にも出来そう)(やってみようかな)と思わせてくれる。

 影響されて、昨日近所のカルディ的なお店で塩ポン酢とかナントカ醤油のコーナーをじっくり眺めてしまったわ。買わんかったけど。

 売れっ子になって、同居を解消しても、同じところに住んで行き来しながら仲良く暮らしているらしいのもなんかイイですね。

 「おばさん」キャラなのに毒が全然なくて、画面に出てくるだけでほんわ~……と癒しのオーラが漂う二人組。普通に見せかけて全然普通じゃないと思う。

 出演者の欄に阿佐ヶ谷姉妹の名前があると、(あ、絶対録画しよ)と思います。





 あの番組のよさは、ずっとBGM的に流していてもうるさくないし、テレビ画面の前に座って真剣に見入っていても疲れない、というところだ。

 カメラを設置して撮りっぱなしっていうのがいいんだろうな。あれでいい、ああいうのがいいと感じるということは、普段見ている番組の作り方に、結構疲れているということだ。

 特にバラエティなんかは、撮り方ひとつ、編集の仕方ひとつで受ける印象が180℃違うものになるから、笑いながら見ていても、どこかで警戒している。騙しがないか、嘘・大げさ・まぎらわしい表現がないか、なんとなくチェックしながら見ている。

 だから、芸能人が置いたカメラの前で家事をしている「だけ」の画が、編集はしてあるにせよ、そしてカメラの前だから多少かっこつけてるとしても、そこまでのヤラセはないだろう、と安心しているんだと思う。





 今までだったら、あのVTRをスタジオで大勢のひな壇芸人で見てワイワイ言うのを、お笑いの誰かがMCやって賑やかしたりツッコんだり……という番組の作り方だったんだろうけど、バカリズムカズレーザーKAT-TUN中丸くんという3人だと、バラエティ的な賑やかさはさしてないのだった。

 お茶の間の我々とツッコミ方がほぼ同じで、あのユルイ感じがいいんですよね。でも十分面白い。

 リモートになっても印象はまったく変わらなかったから、もうスタジオに集合して大勢で撮る必要はないことをはからずも証明することにもなった。

 素じゃないんだろうけど、ほぼ「素」っぽく見える。

 中丸くんへの容赦ない、でも雑なイジリと、受ける中丸くんも全然ジャニーズっぽくなくて、ていうかずーっとシューイチ出てる割にいつまで経ってもバラエティずれしない「普通の人」っぽさがこの番組でも遺憾なく発揮されていて、MC3人の絶妙なバランスも、人気の秘訣かと思います。




 今回は、これまで紹介したバズレシピのランキング発表になっていたけど、面白かったです。真似したら120%デブまっしぐらなものばっかなので、私はやりませんけども。やらないけど面白いなーと思いながら楽しめました。

 意外すぎるレシピで出来上がったものが思いがけず超絶美味だったときの、

「うわっ何コレ!」

と大騒ぎしながら食べる3人の反応が可愛くて、(美味しくてよかったねえ)とこっちまでほのぼのするので、今後もこの企画、続けていただきたい。

 新婚のバカリさん、悪魔のスイーツであまり太られませんように。




 そもそも、バカリズムカズレーザー・中丸くんと、個別にそれぞれ好きだったんですよね。だから、番組が始まった当初からずっと録画して見ているんだけど、この3人の組み合わせの相性がここまでいいとは思わなかった。

 番組の作り方全体が、今のところ時代にも合ってるし、視聴者の好みもドンピシャで捉えていて、インスタフォロワー数が100万人突破というのも頷ける。

 この方向性を変えないまま続けていってほしい番組のひとつです。




 さて連休で張り切って早起きしたから、これから運動して、なんか美味しい朝ごはん作って食べよう。

 今日はいいお天気になりそうですね。

 皆さまもよい連休を。

ド変態管理人の変心

 昨夜、ひとつ前の記事を書いてアップしたあと、かなり経ってから

 

(…………ん?)

 

 と若干の違和感が芽生えた。

 

 

 記事の内容は、今の私の気持ちの通りで、特に何かを盛って書いたとか、思ってもないことを書いたとか、そんなことはない。

 が、何か、書いたことに対する(なにかを間違えているような気がする)という、なんとも言えない「ズレ」みたいな感覚があって、ですね。

 今朝通勤の電車の中でつらつらと考えていて、思い出した。

 

(……そういや、『続編は要らない』って言ってた人いたっけな)



 私だ。




 そうだ、書いたわ。

 この記事で思い切り「連ドラの続編は無用!」と言い切ってたわ。

 

ktdmtokttn.hatenablog.com




 そうなんだよなー。このときは本当にこう思ってたの。

 今はでも、この「春田と牧の物語はきちんと決着がついた」という気持ちと、「一緒になった2人の未来を見てみたい」という気持ちが、私の中に矛盾なく同居している。



 えーとでも、前の記事を読んで

「続編はいらん言うとったやないかーい」

とツッコまれる向きもあろうかと思うので、出来るだけ分かってもらえるように解説を試みてみます。



 ひとつの物語がきちんとした形で終わるのって、結構難しいと思うんですよね。回収しきれない伏線が放置されていたり、見過ごせない瑕疵があったり、存在意義のよく分からないキャラが最後まで雑な扱いだったり。

 2018年連ドラ版の「おっさんずラブ」が優れている点はここにもあって、春田・牧・部長という主要キャラ以外のすべての登場人物のバランスが非常にいい。いなくていい人がいない。麻呂もちずも蝶子さんも、鉄平もマイマイも、ラストでみんないい感じになっている。作り手が、生み出したキャラクター全員に愛を持っているのがよく伝わる。

 春田と牧は結ばれて、物語は完結した。こんなに綺麗なラストを迎えるドラマというのも、稀なんですよ。私が見た範囲内だけど。

 人気の高いドラマの続編て、大概2~3年のうちにやるじゃないですか。春田と牧の物語の場合、それは要らないかな、と思ったのも事実。

 あと、恋愛ドラマの続きって、関係性が変わってたりもしますよね。「実はあの後別れました」から始まって、次の新しい相手が出てきて、すったもんだの挙句に元サヤに戻ったりね。

 そういうのも要らんな、と思ったのも事実。




 ところが劇場版「おっさんずラブ」では、「同性が結ばれる」ことのリアルを避けずに描いて、この2人なら乗り越えて生きていくだろう、という希望に満ちた「その先」を見せてくれた。

「無理めだったけど両想いになれて結ばれました、めでたしめでたし」

で終わるおとぎ話的なファンタジーではなく、もう少し現実を生きる私たちに寄り添う形での「春田と牧の未来」を提示してくれた。

 この制作チームが作るのなら、そして同じキャストが演じるのなら、「春田と牧の物語」は、あのラストから時を進めても、同じだけのクォリティでまた私たちをドキドキさせてくれるのではないか、と、そんな思いに駆られたのです。




 また、「おっさんずラブ」で人気が爆発した座長の活躍は言うに及ばず、どの演者も本当に成長を続けて、私たちに新しい姿を見せてくれている。

 遣都も金子大地くんも、役者として確実に演技の幅を広げていっている。

 そこからも、(このキャスト陣が数年後に再集結したら、エライものが出来そうだな…)という予感がしてしまう。




 ということで、現在の私としましては、

春田と牧の『おっさんずラブ』続編熱烈要望

 なのでした。




 

 以上、変心の理由でした。