おっさんずラブが好き!

ドラマ「おっさんずラブ」の細かすぎるレビューブログ。OLの深い沼にハマって当分正気に戻れません。ほぼおっさんずラブの話題しかないかもしれない。ネタはバレまくりなのでご注意を。

家事ヤロウが好き!

 毎回録画して欠かさず見る番組のひとつに、「家事ヤロウ!」がある。

 特に、3時間スペシャルとかでやる「芸能人の家にカメラを設置」という企画は大変楽しみにしていて、たまに録画しそこなったりすると、(あー録れてなかった……)と本気でガッカリする。




 あれ、なんでしょうね。他人が家事をやっているだけなんだけど、なんか興味持って見てしまう。家事って誰でも必ずやらなければならないことで、自分も日々やっていることなんだけど、出来ればやりたくないし、はしょりたい工程はたくさんある。

 その、「どこをはしょるか」「どこをはしょらず丁寧にやるか」が人それぞれ違っていて、そこに個性がめっちゃ出ている。

 綺羅綺羅しく活躍する芸能人の皆さんの、(あー普通の人と同じだ)と感じられる素の顔が面白くもあり、自分との違いを見つけるのも、自分との共通項を見出すのも、どっちも親近感を覚えることが出来て、この番組に出た芸能人は大概ちょっと好きになってしまうという副作用もある。




 私も料理は好きな方で、昔は色々凝った料理も作ってお客さんにふるまったりしたものだけれど、んまー最近はとんとやりませんね。スズキのパイ包みとか、もう作らないわ。作ろうと思えば作れるけど、自分のためにパイ生地を粉から作るとか、そんな気力はもうないっす。

 この番組見ると驚嘆するのが、ロバート馬場の料理にかける情熱だ。あの人、凄くないですか? 単なる「料理好き」の域を超えてるよね。「好き」というより、完全に「探求する」の方向へ振り切ってるよね。

 何が感心するって、アレを自分のためだけにやってるところだ。出来ます? 魚を昆布でしめて、それを袋に入れて真空にして、低温調理機でじっくり火を入れて……とかなんとか、詳しい工程はよく分かんないけど、ともかく毎回とんでもない手間の果てにとんでもなくうまそうな料理が出来上がっている。

 で、それを「うめぇ~」と堪能しながら自分一人で食べてるんですよね。馬場先生は。いや実際のプライベートではどうだか知らないけど、でもですよ、例え他に食べる人がいたにしたって、あの「食材を美味しくするにはどんな手間もいとわない」姿勢は凄い。

 それぞれの調理器具の値段の多寡とは関係なく、すげー贅沢してるな……と感心します。

 ハーブも自分で育てていて、めっちゃオシャレだと思う。あの人生の楽しみ方。

 今回も見ごたえありましたね。初登場、アイリスオーヤマのクレープメーカーはお値段もお手頃で、私にも出来そうだけど、まあやらないね。笑

 あのまんま真似はしないけど、挽肉と野菜でイイ感じのフィリングというかソースというか、そんなようなものを作っておいて、ああやって美味しく食べるというのは出来そうだなあ、と思いながら見てました。




 もう少し身近な感じで親しみを覚えるのが、阿佐ヶ谷姉妹だ。

 お料理が上手で、手際もよく、出来上がった餃子とかも美味しそうなんだけど、あれなら(私にも出来そう)(やってみようかな)と思わせてくれる。

 影響されて、昨日近所のカルディ的なお店で塩ポン酢とかナントカ醤油のコーナーをじっくり眺めてしまったわ。買わんかったけど。

 売れっ子になって、同居を解消しても、同じところに住んで行き来しながら仲良く暮らしているらしいのもなんかイイですね。

 「おばさん」キャラなのに毒が全然なくて、画面に出てくるだけでほんわ~……と癒しのオーラが漂う二人組。普通に見せかけて全然普通じゃないと思う。

 出演者の欄に阿佐ヶ谷姉妹の名前があると、(あ、絶対録画しよ)と思います。





 あの番組のよさは、ずっとBGM的に流していてもうるさくないし、テレビ画面の前に座って真剣に見入っていても疲れない、というところだ。

 カメラを設置して撮りっぱなしっていうのがいいんだろうな。あれでいい、ああいうのがいいと感じるということは、普段見ている番組の作り方に、結構疲れているということだ。

 特にバラエティなんかは、撮り方ひとつ、編集の仕方ひとつで受ける印象が180℃違うものになるから、笑いながら見ていても、どこかで警戒している。騙しがないか、嘘・大げさ・まぎらわしい表現がないか、なんとなくチェックしながら見ている。

 だから、芸能人が置いたカメラの前で家事をしている「だけ」の画が、編集はしてあるにせよ、そしてカメラの前だから多少かっこつけてるとしても、そこまでのヤラセはないだろう、と安心しているんだと思う。





 今までだったら、あのVTRをスタジオで大勢のひな壇芸人で見てワイワイ言うのを、お笑いの誰かがMCやって賑やかしたりツッコんだり……という番組の作り方だったんだろうけど、バカリズムカズレーザーKAT-TUN中丸くんという3人だと、バラエティ的な賑やかさはさしてないのだった。

 お茶の間の我々とツッコミ方がほぼ同じで、あのユルイ感じがいいんですよね。でも十分面白い。

 リモートになっても印象はまったく変わらなかったから、もうスタジオに集合して大勢で撮る必要はないことをはからずも証明することにもなった。

 素じゃないんだろうけど、ほぼ「素」っぽく見える。

 中丸くんへの容赦ない、でも雑なイジリと、受ける中丸くんも全然ジャニーズっぽくなくて、ていうかずーっとシューイチ出てる割にいつまで経ってもバラエティずれしない「普通の人」っぽさがこの番組でも遺憾なく発揮されていて、MC3人の絶妙なバランスも、人気の秘訣かと思います。




 今回は、これまで紹介したバズレシピのランキング発表になっていたけど、面白かったです。真似したら120%デブまっしぐらなものばっかなので、私はやりませんけども。やらないけど面白いなーと思いながら楽しめました。

 意外すぎるレシピで出来上がったものが思いがけず超絶美味だったときの、

「うわっ何コレ!」

と大騒ぎしながら食べる3人の反応が可愛くて、(美味しくてよかったねえ)とこっちまでほのぼのするので、今後もこの企画、続けていただきたい。

 新婚のバカリさん、悪魔のスイーツであまり太られませんように。




 そもそも、バカリズムカズレーザー・中丸くんと、個別にそれぞれ好きだったんですよね。だから、番組が始まった当初からずっと録画して見ているんだけど、この3人の組み合わせの相性がここまでいいとは思わなかった。

 番組の作り方全体が、今のところ時代にも合ってるし、視聴者の好みもドンピシャで捉えていて、インスタフォロワー数が100万人突破というのも頷ける。

 この方向性を変えないまま続けていってほしい番組のひとつです。




 さて連休で張り切って早起きしたから、これから運動して、なんか美味しい朝ごはん作って食べよう。

 今日はいいお天気になりそうですね。

 皆さまもよい連休を。