おっさんずラブが好き!

ドラマ「おっさんずラブ」の細かすぎるレビューブログ。OLの深い沼にハマって当分正気に戻れません。ほぼおっさんずラブの話題しかないかもしれない。ネタはバレまくりなのでご注意を。

inthesky最終回に寄せて。

 休みです。

 今の職場、土曜日は出勤だけど、日祝はカレンダー通り休めるのがありがたい。

 普段は仕事がアレすぎて家のことがあまり出来ないので、溜まった掃除を休日にやればいいんだろうけど、平日は仕事に邁進、たまの休日は家事に追われるって、それなんのために働いてんの?てなる。

 ま、ぼちぼちいくことにして、ダラダラまったりしながら、気が向いたら洗濯もの畳んだりしてます。

 さっきコーヒー淹れた。いい香り。

 

 昨夜テレビつけたら、intheskyの最終回やってて、なんとなーく見てました。

 土曜夜なので鍛高譚などロックで飲みながら。アルコールが入ると、「そうだ、料理をしよう!」てなるんですよね、私。なぜだか。

 今朝起きたら、

・大根と大根葉のおかか炒め

・大根とカニ缶の中華あん

・卵焼き(あまいやつ)

・鶏肉と葱の柚子胡椒風味

ブロッコリーと鶏のシチュー風

と、冷蔵庫がおかずでギッシリになってて驚いた。笑

 どうも、明日からのお弁当のおかずストックを作る方向にシフトチェンジしたらしい。

 酔っぱらうと出てくるこのお料理好きな人格、昔から私は「カズコさん」と呼んでいるんですが、カズコさんは本当にマメだわ。

 明日はおかず詰めるだけだ。カズコさん、ありがとう…!

 

 おっと、話がそれた。

 本題。

 お空編、ラストまで見た方々、お疲れ様でした。

 支持派もそうでない方も、そう労いの言葉をかけてあげたくなるラストでした。

 

 

 以下、私の雑な感想。ネガティブな内容含みますので閲覧注意。

 

 

 料理しながらだったので、途切れ途切れではあったけど、ラストは見ました。

 へえー、そう来たか、というのと、(え…確かに前作では武蔵も幸せになって欲しいと思ったけど、このエンド、s2ファンは萌えるの…?)という疑問が。

 ツイッター見てみると、やっぱりもやもやした人が多かったっぽいですね。ビックリしたのは皆さん同じで、

「前の回をもう一度見てみると、伏線と思えなくもない展開が…」

とか、

「驚いたけど、色々考えるとこれが一番いいラストなのかも!」

とか、自分を納得させる材料を探しているコメントが多々あり。

 しかし、s2を受け入れて応援していた人も、

「え、待って、この流れでこのエンドはなしでしょ…」

と引いているツイが見られて、気の毒になった。

 hrtがmssに惹かれる描写が全然なかった、とツッコんでいる意見が多く見られたけど、それはもう、どの人もそうでしたやん、このドラマ。

 シノさんがhrtを好きになる理由も、hrtが成瀬を好きになる理由も、サッパリ分からんかった。

 顔?

 

 

 今作を作るときに、「前作とは違うものを作ろう!」と挑戦を選んだ、とは思うんですよね。おっさんずチームが。

 このラストを見ると、もしかすると「恋愛」の枠を超えた「愛」のドラマを作ることに挑んだつもりだったのかな?と取れなくもない。

 ただ、そういうドラマを見たいか?と問われれば、「さて…」てなる。

 

 

 人は、自分の好きなものを選んでいるつもりで、実は選ばされているのだ、と言うじゃないですか。だからCMが効果を発揮するし、ステマなんて戦法が成り立つのだ。

 見たいドラマと問われると、恋愛、ミステリ、サスペンス、ホラー、医療もの、学園もの、等々、既存の枠組みで考えがちだ。

 で、恋愛ドラマで言えば、「この人とくっついて欲しい」という、ヲタ用語で言うところの「推しカプ」があって、その2人がどうなるのか、成就までのハラハラドキドキを楽しむ、というのが醍醐味だと思う。

「ええっそう来たか!」

と、予想を覆される展開はスパイスとして面白いけど、それはあくまで、ラストに「成就」があること前提であって。

 「おっさんずラブ」がヒットしたのも、ラストで春田と牧が結ばれたから、その前の武蔵と同棲&プロポーズが効いたのだ。

 人はやっぱり、願った結末が叶うのを見て「ああーよかったー…」と満足を得るのだと思う。

 

 

 最後まで誰とくっつくか予想出来ない展開で、恋愛レース的に盛り上げ(たつもり)、途中から蚊帳の外だった大穴を持ってきて…って、地方競馬じゃないんだから。

 この万馬券、喜んだ人いたのかなあ?

 

 これが「新しいドラマの形」と言うなら、新しすぎて、私はまだついていけません。

 

 

 まあでもね、御託はどうでもいいんですよ。

 枠組みがなんだろうと、 面白ければ人は見る ドラマの醍醐味って、つまるところこれだから。

 s2がs1ほど支持されなかったのは、ただ単に「つまんなかったから」だと思います。

 

 

 劇場版のレビューを書くため、ドラマ版をみっちりじっくりねっとり見直し、シナリオブックも何度となく読み返して、「おっさんずラブ」をまるごと大好きだったときには気づかなかったことに気づいた。

 徳尾さんの脚本、よく言えば「余白」、悪く言えば「穴ぼこ」がたくさんあるんだ。

 それが、天空不動産編では、よい作用をもたらした。

 intheskyでは、穴ぼこが本当に穴ぼこのままだった。

 それが、同じチームが作ったこの二本のドラマの明暗を分けたのだと思う。

 それについてはまた、まとまったら詳しく書こうと思います。

 

 

 お空編の最終回を迎えて、私の素直な感想は、

 

最後まで視聴された民の皆さん、お疲れ様でした!

②これを作ってくれたおかげで、天空不動産編の奇跡が改めてよく分かった

 そして、

途中で降りてよかったぁぁあ!!!

(4話以降見てない)

 

 というものでした。

 

 

 さて、綿々と書いてきた「劇場版おっさんずラブ」の感想も、あと2本(まだあるんかい…!)で完了予定です。

 ツッコミどころの残りと、「天空不動産の奇跡」かな。

 

 

 本当は、「おっさんずラブの奇跡」というタイトルでラストを締めくくろうと決めていた。

 でも、おっさんずチームがs2なんて作ってくれたから、そのタイトルを使えなくなってしまった。

 公式さんに関して、もう怒りも恨みもない(特に関心がない)けど、そのことについてだけはちょっと迷惑だったな、と思っている。笑