OL三昧の優雅な休日
さてこの連休、私が「充実していた」と評する理由のNo.1は、「おっさんずラブ」三昧だったことです。
1話の頭から見始めて、4話のバックハグでハートを鷲掴みにされ、5話のキラキラデートを慈母の微笑みで見守り、6話のラストで両方の気持ちにシンクロして本気で涙し、7話のフラッシュモブを(まあでもこれはないわー)とドン引きしながら鑑賞して、美しいラストでまた涙、そして笑顔。
からのー、劇場版を2回観まして、頭の中も胸の中も「おっさんずラブ」で満杯という、実に贅沢な休日でございました。
満足。
で、もちろん合間に他のテレビ番組もつらつらと見るんですが、にしてもまあ、ここ最近の座長は露出が激しいですね。テレビをつけたら大抵出ている。どの局の番組にもいる。
「アンサング・シンデレラ」で血を吐いて倒れたかと思ったら、日を置かず「キワどい2人」初回で拉致監禁されてて、なんじゃこのハードスケジュールは、と魂消ながら見てたんだけど、番組の合間に映るCMでは環奈ちゃんと「摩擦レス~♪」とか歌ってるし、番宣もしてるし、忙しいにも程があるんじゃなかろうか。
と言ってるうちに、次のドラマのCMも始まったよ。ていうかCM増えてない? でゴチの収録もしてるわけやろ?
…………
つか、座長、寝てます?
分身してるの??
やっぱり4人いるのか???
あ、こないだの金スマも見ました。皆さん、ご覧になりましたか?
印象に残ったのが、「元気で可愛らしい役柄が多いが、根っから明るいわけではないので自分自身との間にギャップがある」というところ。
だろうな、と納得する部分ではあった。共演者とのエピソードで、はるたんみが強いな、と思わせてくれる面もあるけれども、もちろんあれは田中圭が役者として計算して生み出したキャラクターだ。ご本人の地頭のよさを考えても、はるたんとはかなりギャップがあるだろうことは当然推測の範囲ではある。
なんだけど、この部分、何か心に残って、繰り返し反芻しては考えていた。
田中圭はもちろん、今最も「うまい」と実力が評価されている役者の一人だ。気弱なスケベ男、優柔不断な不倫男、インテリヤクザ、中二病が治っていない青年テロリスト、どんな役が来てもこなしてしまう。どの役も「らしく」見える。
けれども、役者ってやっぱり、背の高さとか顔とか表情とか、変えようのない「外見」も要素として大きいじゃないですか。
「一番似合う役」というのが、あるんじゃないかと思ったんですよね。金スマ見てて。
外見だけじゃなく、声の高さと質、話し方のクセもそうだ。持って生まれた肉体的な特徴が大きく関わってくる職業だと思う。
菜々緒はタイトなスカートとピンヒールで悪女を演じて欲しいし、阿部サダヲには素っ頓狂で憎めないキャラが合う。
で、何がその人に一番似合うかは、意外と自分で分かっていなかったりするものだ。パーソナルカラーみたいに。自分では絶対に選ばない色やデザインが、実はその人を最大限に引き立てるものだったりもする。
そんなことを考え合わせると、はるたんという陽のキャラクターは、田中圭という役者の持つ資質によって、あそこまでキラキラと輝く存在になったのだなあ、と思う。
そしてまた、春田創一という役柄によって、世間が田中圭の魅力に気づくことになったのだ。
このところ、ずーっとテレビをつければ座長が出ている田中圭祭で、色んな表情の田中圭を見ることが出来たわけだけど、その後に「おっさんずラブ」を見ると、やっぱりはるたんの田中圭は一際魅力的だなあ、と思わされたのでした。
まあそんなこんなで、中身のみちっと詰まった連休を過ごすことが出来たという話。
しばらくはこの蓄えで元気に働けそうです。