入タイしました。
こんばんは。今宵も閲覧いただきありがとうございます。
管理人、コロナの後遺症からようやく復調したところでございます。
本当に、昨日あたり急に
(あれ、元通りかも…?)
と感じた。
そう言えば肩にかけたいつもの仕事鞄、こんなに軽かったっけ?
信号が変わりそうになって慌てて走ってもしんどくない。
こういう、「普通の動作」が出来るってありがたいですね。
しみじみ。
さて、タイのBLドラマ「2gether」を見始めたのは、以前の記事でも書きました。間もなくコロナになったのでアレだったんですが、隔離期間中、熱が下がっているときなんか、他にすることもないので、動画見てました。
今は布団に寝転がってスマホでドラマ見れちゃうんだもの。便利な時代だねー。スマホ万歳。
いやーもーホントサラワットとタインのカップルが可愛くてさ、ドラマ終了後1年経って作られた続編「still 2gether」も見ちゃって、大満足。
続編が、メインの2人を始め、総キャスト入れ替えなしで、物語ももちろん本編の続きで、しかも2人の愛が深まっていってイチャイチャ幸せな場面も見られて、
(そうだよ。普通『続編』って言ったらこうだよね!? これこそファンが望む『続編』ってもんだよね!?)
と、927OL事変のときを思い出して、また頭に来たりもしたんだけど、それはまあ置いといて。
これはそろそろアレか、タイ語の勉強とかし始めるのか自分……と割と覚悟してたんだけど、見終わってしまえば
「はー、満足~♡」
とお腹一杯感で、「沼」にハマるというところまではいかず、意外とさらっと通り過ぎてしまった。
そんでですね、ついこないだ、別のタイBLドラマ見つけて、第1話を見てみたわけですね。
んーまあアレだ、タイBLは質が高く見ごたえあるというのは前々から聞いていたので、そのうちまたどれか別なやつチャレンジしてみようと思ってはいたのだな。
「ターン×タイプ」というタイトルが、2getherに出てきたタインの兄さんタイプを連想させて、(まあじゃあこれにするかな)と、ごく軽い気持ちで見始めた。
第1話を見終わる頃には見事にハマってました。
なるほどねー、女子の人気が高いのも分かるわ。
「ターン×タイプ」は、ターンの方がゲイ。最初から公言している。イケメンで穏やかで理性的。そして優しい。優しさで出来たバファリンのような男。
ルームメイトであるタイプはホモフォビアと言っていいレベルでゲイが嫌い。ある日、ターンがゲイであることを知って、嫌悪感も露わに「部屋を出て行け!」と喧嘩が勃発する。
嫌い同士で始まる、ある意味王道と言えば王道ですわね。
この2人の関係性が目まぐるしく変わる。ハラハラドキドキ、飽きさせない展開で、(次はどうなる…!?)と手に汗握る。そしてその「次」が、常に予想を裏切ってはくるんだけど、裏切り過ぎない。
(ああっそう来たかー)というのと、(いやでもこれ昔BL作品でめっちゃ読んだことある…)というのが両立している。
なので、物語運びへの驚きと共に、安心感も得られるわけだ。で、
「おもしろーい!!」
てなる。
タイのドラマ制作者はニーズをよく把握してるね。日本のBL作品全部読んだんじゃ?というくらい、腐女子にはお馴染みの要素がこれでもかと散りばめられている。
腐女子というか、「女子」でいいと思う。
女子が必要とする萌え要素は今、すべてタイBLに詰まっていると言っても過言ではない。(いやもしかするとほんのちょっぴり過言かもしれないが)
あとね、2getherは爽やか青春路線で、エロはほぼゼロだったけど、「ターン×タイプ」は割とがっつりエロい。
いや、エロと言っても下品ではなく、もちろん寸止めなんだけれども、セクシーな場面がちゃんとセクシー。肌色画面率が高い。
私はこれくらいエロ要素がある方が好き。
でも、何と言っても特筆すべきは、脚本の確かさなんじゃなかろうか。
だって、ホモフォビアの青年とゲイの青年の組み合わせだよ。これをどうやってくっつけるのか……と思ったら、第2話の終わりでもう既に(へえー、こんな前半でここまで持ってきたかー…)と感心させられた。
でも、お話の運び方に無理がない。登場人物それぞれの心情も理解出来て、(なるほどなあ)と納得しつつ、BLをBLとして楽しめる。
ちゃんとしたラブストーリーを楽しみたい人には、こっちの方がお勧めかも。
「おっさんずラブ」もチェリまほもそうだったけど、2getherでも男同士の恋愛は周りの誰からも咎められず、蔑みもされない、優しい世界だった。
「ターン×タイプ」はその点、タイプのゲイ嫌いは差別として糾弾されてはいるんだけど、タイプに同調する人もいるし、LGBTQへの偏見は存在する、リアルに近い感覚の世界が描かれているところも、共感を持って鑑賞出来る要素のひとつかもしれない。
タイプとLGBTQのキャラが対立する場面もあるんだけど、どちらかを悪者と決めつけるのではなく、「お互いの価値観を尊重し否定しないことが重要」と、改めて視聴者に感じさせる展開になっていた。
というわけで、タイ沼に無事ハマりつつあります。
このドラマ、1話が正味1時間あるから、ボリューム的にも見ごたえ十分。
そしてラブシーンが美しい。さらに加えて長い。1話につき大体3~4回はイチャこいとるから、ドキドキをしっかり楽しめる。
1話見終わると、
「ふー…、満足…♡」
てなるんだけど、それでお腹いっぱいになるんじゃなく、
「次いこう次」
と続話をポチってしまうのが罪深い。
「普段の生活になんだか潤いが足りないわ…」
と嘆く大人女子の皆さん、「萌え」が欲しければ、タイBLドラマはめちゃめちゃおススメです。